くらのうえ市丸歯科ブログ

お口の健康を守りたい

日本口腔インプラント学会 第41回九州支部学術大会に参加しました

2024年01月25日 | Weblog

こんにちは。
くらのうえ市丸歯科 歯科衛生士の小川です。
2024年(令和6年) 1月20-21日に大分県別府市で開催された、日本口腔インプラント学会 第41回九州支部学術大会に副院長 山口と衛生士 小川、濱田で参加しました。

インプラント治療の歴史は長くなり、学会での口演も長期での経過を見た内容が増えてきたように思います。また、矯正治療を含めた審美的な治療を求める方も増えているように思います。
印象的であったのは、74歳の方が歯周病の治療をした後、インプラント治療、矯正治療と時間をかけて治療を受けていた事です。
ずっと綺麗な歯を手に入れる事が夢だったとのことでした。
次は手に入れた綺麗な歯を維持していくために、衛生士の役割は大きいと感じます。
インプラント治療は、周りの歯に影響を受けにくく良い治療でありますが、インプラント周囲疾患という問題も抱えています。

衛生士教育口演では、インプラント周囲炎の新分類という表題で熊本で開業されている、村上慶先生のご講演でした。
今までは、歯周炎に対する診断名は、慢性歯周炎 侵襲性歯周炎  重度/中等度/軽度 広汎型/限局型など、歯科特有でしたが、医科や医療従事者、患者さんにも分かりやすい、ステージ/グレード分類となりました。

癌治療などで、ステージⅠなど聞いた事があると思います。
そのように、歯周炎やインプラント周囲炎もステージⅠ~Ⅳと分類されることとなりました。
また進行度をグレードA~Cと分類し、年齢とリスクファクターとして喫煙や糖尿病を加えることでより全身との関わりをみるようになりました。
この分類については、当院の院長、副院長が2018年のヨーロッパ研修時に情報を得て、院内に落とし込み学会発表や論文掲載を行ってきました。
そのため、内容に関しては詳しくなっており、ご講演された村上先生より図を提示され、「見たことある方は挙手を」に対して、ちらほら会場では手があがっておりました。
更に、「これを理解している方は挙手を」に対しても、私は張り切って手を挙げたのですが、恐らく私一人でした。笑
更に、当院の 院長が、2023年秋のインプラント学会シンポジウムで講演させていただいたスライドの一部を使用してくださっていました!
内容もとても分かりやすく、あっという間の教育講演でした。

会場では、多くの仲間にも会う事ができました。
元スタッフであったり、現在共に活動している衛生士です。
長く、院外活動をしていることで他の歯科で頑張っていらっしゃる衛生士と交流できることは、私自身のモチベーションアップとなります。

今回得た情報を、診療を頑張ってくれたスタッフにフィードバックし診療に活かしていきたいと思います。

当院では、最新の機器と清潔な環境での診療を行っています。
診断にも時間をかけて丁寧な治療を行っています。
虫歯や歯周病はもちろん、またそれ以外のお口の中の悩み事など、是非ご相談ください。
みなさまのご来院をお待ちしております。

 

 

 

(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター

(佐賀県 鳥栖市)

TEL:0942-81-5410

歯科衛生士 小川希和子