原因を探っているのですが、、、
このようなエンジンの不調を調べるのって、、、やっぱり順番通りに進めていかないと見逃してしまう時があります。
排気ガスの状態を見ておいたり、、、プラグのご機嫌を見たり、、、エンジンの圧縮圧力を計っておいたり、、、
そして、、、順番的には、、、やっとキャブレターですね。。。
いきなりおおごとの部分、キャブレターやエンジン本体を分解して、、、なんて修理をしていたら、、、ほんの些細な部分の故障だった! なんて事もありますので、、、これではお客様に怒られてしまいますね。。。
そんな順番通りに、、、
キャブレターを外してみました。
メインボアの汚れが、、、プラグの焼け具合と同じで、、、2番だけがキレイですね。
外したらいきなり分解するのではなく、、、観察が大事です。
で、必ずやらなければいけない点検があります。
メインボア内に見える スライドピストン を指で上に持ち上げます。
そして、指を離して、、、ピストンの戻り具合を確かめます。
スライドピストンは、、、エンジンのシリンダーで発生する吸入負圧でコントロールされています。
吸入負圧を使って、、、その使う部分は、スライドピストン上部のダイヤフラム室で、、、負圧が高くなるとピストンを引っ張り上げ、、、負圧が低くなるとスプリングで戻されます。
ダイヤフラムが正常な場合、指で持ち上げる時には若干の抵抗を伴いながら上がり、指を離して戻る時も くしゅ~ というようなダンパーが効いているように戻ります。
この具合を確かめるのですが、、、
あれ? 1,3,4番のスライドピストンが、、、スコッ! と戻って来ちゃいます。
ダンパーが効いているように くしゅ~ という感じがありません。
2番のみ くしゅ~ と、正常な動きです。
ダイヤフラムに異常がある可能性が、、、出てきました。
本日、水曜日は定休日になります。
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