エンジンが、、、何をやっても、、、どうしても、、、
かかりません。。。
でした、、、
が、、、
ひとつ、、、変な部分を発見いたしました。
この写真はエンジンが出来上がって、フレームに載せて、、始動をこれからするぞ! っていう時の1枚で、、、
入庫した時と同じ様に、、、
ポイントベースは取り付けています。
エンジンを降ろす時にも、、ケガキ針で位置決めの線を入れておいて、その通りにポイントベースは付いていますので、老メカの組み付けには間違えはないのですが、、、
でも、、、ちょっと変なんです。
なんで?ケガキ針で線を入れなければならなかったのか?
普通は、、、ポイントベースとクランクケースに合いマークがあるのが当然で、、、
試しに180度回転させて、、、取り付けると、、、
ここに合いマークが、、、あって、、、極普通な取り付けになっています。
わざわざケガキ針で反対側に線なんて入れるのが、、、必要ないのですが。。。
お客様が持ってきてくれたサービスマニュアルの写真を見ても、、、
180度回転させた写真と同じです。
でも、、、エンジンはかかっていたので、、、間違えは無いはずですが、、、
試しにキックをしてみましょう。。。
キッカーはメカイトウ、、、0.1トンのjunよりは体力的には、、、普通の成人ですが、、、
キック2発目でかかり、、、
マフラーをオールペンしていますので、、、
すぐに耐熱塗料が焼けて、ケムリが、、、
なんだったんだろう???
エンジンを載せてから何日も無駄にしていたのは。。。
あっけなくかかってしまいました。
ここで疑問に残っているのは、、、ポイントベースが180度反対に組みつけられていて、エンジンがかかっていた、、、のが、解りません。
でもかかっていたので、、、違う部分も組み間違えがあったのか???です。
老メカ、今回このえっくすていごひゃくのエンジンを分解、そして組み付けをしていますが、、、
クランクケースは完全分解はしていませんが、カバーを開けて、、、クラッチの点検と、カムチェーン、カムチェーンスライダーの交換をしました。
そして、、、組み付け時は、、、
クランクシャフトのポイントカムシャフト駆動ギヤとポイントカムシャフトギアを合いマークを合わせて組み付けました。
その後は、、、シリンダーとシリンダーヘッドを取り付けて、、、カムシャフトを圧縮上死点の位置で組み付けました。
で、ポイントベースは入庫時と同じ様に取り付けてかからず、180℃回転させて取り付け後にかかりました。
180℃回転させた事で正規の位置に戻り、かかった! という事だと思います。
ですので、老メカの組み方には間違えは無かった、、、のかな。
たぶん、、、想像ですが、、、
このエンジンは以前に分解修理がされていて、その時の組み付け時に、、、
① カムシャフトを排気~吸入工程の上死点(オーバーラップ位置)で組み付けた。
② カムシャフトは圧縮上死点で組み付けたが、クランクシャフトを360度回転させてしまった。
の、どちらかのミスを犯して組み付けてしまい、その修正の為にポイントベースを180度回転させてエンジンがかかるようにしたのかな?
ポイントベースを180度回転させる、、、という発想が、、、前作業者のすばらしい?発想で、、、老メカなど平凡な知識の作業者なら、、、
右ケースを外して、もう一度ポイントカムのギアを、、、合いマークに合わせて組み直すのが、、、極普通のリカバリー作業なのかな。。。
いや~、、、嵌った、、、
エンジン始動です。
これで、、、この先の作業に進めます。
4ストロークエンジン、、、
■4-STROKE ENGINE
4ストロークエンジンは、図に示すように、(1)ピストンが下がり吸気バルブより混合気を吸い込み(吸気行程)、(2)次にピストンが上昇し混合気を圧縮しながら上死点に向かいます(圧縮行程)。 この4つの行程(ストローク)の繰り返しでパワーを作り出すため4ストロークエンジンと呼ばれています。 |
http://www.honda.co.jp/factbook/motor/giorno_crea/199906/CREA_008.html
⇑の画像、説明はホンダのプレスインフォメーションからいただいた説明ですが、、、
今回の不具合でエンジンがかからなかったのは、、、画像の③の位置では点火せず、①の位置で点火していたので、、、かかるはずが無かった、、、という事で。。。
クランクのギアとポイントシャフトのギアの減速比が、、、1:2 になていますので、、、クランク2回転で1回の点火です。
この点火回数は、、、あまり無い点火回数で、、、
普通はクランク2回転で2回の点火をしているのが多いかな。
4ストロークエンジンですので2回の点火は必要なくて、えっくすていの様に1回の点火があれば良いのですが、、、
では、、、もう1回の点火は、、、
オーバーラップ位置の上死点で無駄に点火をさせています。
無駄に点火するので、、、プラグ、ポイントの損傷は2倍になってしまいますが、、、構造は簡単になりますね。
クランクシャフトに直接ポイントを取り付けたり、、、現代のCDIやトランジスター点火のセンサーもフライホイールで検出しますので、、、ギアで1:2に減速しなくても良くなりますので。
ここですね、、、今回嵌ってしまったポイントは。。。
えっくすていごひゃくの特有の注意点ですね。
http://www.honda.co.jp/HMJ/campaign/coupon/
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