ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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呆れた事件簿 ニュース×2

2007-09-02 13:12:36 | Weblog
800円着服し諭旨免職 兵庫県伊丹市のバス運転手 2007年08月29日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/0829/OSK200708290046.html
 兵庫県伊丹市は29日、市バスの男性運転手(37)が1~5月に乗客から受け取った運賃計800円を着服したため諭旨免職処分にしたと発表した。市は「少額ではあるが公金横領にあたるので厳しく対処した」としている。
 市によると、運転手は7月27日に乗客2人から運賃計400円を手で受け取った際、運転席に置いたままにし、終点で別の乗客に注意されて料金箱に入れた。運転手は注意されたことを8月2日になって上司に相談。その後の調査で過去に800円を着服したことを認めた。「待機時に自販機でコーヒーを買った」と話しているという。


 この800円横領事件。勿論800円という些細な金額とはいえ、横領は立派な犯罪ですし、諭旨免職という処分の重さも、お金を直に取り扱うお仕事をしている方ならば、妥当な措置だと思いますが、どうやら別件で乗客から受け取ったお金を運転席に置いたままにして別のお客に注意されるなど、会社側の従業員に対しての指導監督の不行届の面も厳しく問われそうですね。
 バスの運転手とて、休憩時には食事等でお金を使うこともあるでしょうし、だからこそ対外的にはお金の管理はきっちりしたいところ。昔ならば、こういったお仕事に就く方は、一々教えなくても当然その自覚を持ち合わせていたと思いますが、現代では、このようなことまで、新人社員教育で教えなければならない時代になったのかもしれません。


「暑くて」配達サボる 愛媛の郵便局職員を懲戒免職 2007年8月31日 産経
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070830/jkn070830018.htm
 日本郵政公社四国支社は30日、郵便物を配達せずに隠していたとして、宇和郵便局野村配達センター(愛媛県西予市)の男性職員(19)を懲戒免職にしたと発表した。
 職員は「暑くて配達が面倒だった。後日まとめて配ってもばれないだろうと思った」と話しているという。同公社愛媛監査室は郵便法違反(郵便物隠匿)の疑いで書類送検する。
 調べでは、職員は17日午後、西予市野村町内に配る郵便24通を配達せず、関係のないアパートの使われていない郵便受けに隠した。20日にアパートの住人が気付き発覚した。
 松山地方気象台によると、17日の西予市の最高気温は34.2度だった。
 宇和郵便局の水野長一局長は「お客さまに迷惑をかけ、深くおわびする。職員指導を徹底する」と話した。


 一方、こちらは、「暑いから配達が面倒」という実につまらない理由で、懲戒免職された事件。『誰だよ こんないい加減な奴を雇ったのは』と突っ込みの一つも入れたくなります。
 この職員の処分は当然ですが、いくら人手不足とはいえ、このようないい加減な人間を雇った側の責任も問われそうですね。

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