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川崎市長選は現職が辛勝、鎌倉市長選は松尾氏が初当選

2009-11-01 09:33:45 | Weblog
川崎市長選で現職・阿部氏が3選、激しい接戦を振り切る 2009年10月25日 神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/0910250029/
 任期満了に伴う川崎市長選は25日投開票され、無所属で現職の阿部孝夫氏(66)が、いずれも無所属で元県議の福田紀彦氏(37)=民主党推薦=、元市議会議長の原修一氏(60)=自民党川崎市連支持=、政治団体役員の岡本一氏(64)=共産党推薦=の3新人を破り、3選を果たした。
 今回の市長選では、民主党が政令市長選で相乗りを原則禁止したことから、自民、民主、公明、社民の4党が現職に相乗りした前回とは一変した。さらに阿部氏が民主の単独推薦を希望したことで、自民党が反発を強めて候補を擁立するなど複雑な構図となった。
 連合神奈川の推薦を受けた阿部氏は、行財政改革や音楽のまちづくりなど2期8年の実績を強調。現職の知名度を生かして無党派層にも浸透、福田氏との激しい接戦を振り切った。
 政党の表立った支援はなく、市政刷新を求める声も強かったが、元自治官僚で堅実な市政運営が評価された結果となった。
 福田氏は若さとともに、阿部氏が進める地下鉄の整備計画を批判し「優先順位を子育てや福祉に」とアピール。さらに衆院選圧勝で勢いに乗る民主党の全面支援を受け、「国政に続き川崎も政権交代を」と支持拡大を図ったが、一歩及ばなかった。
 前回に続く出馬となった岡本氏は、子育て支援や福祉、中小企業支援などを主張したが、共産党支持層以外の支持は広がらなかった。
 自民党の候補擁立作業が難航し、原氏の出馬表明は今月初め。同党市議らの支援を受け、市長退職金廃止などを訴えたが、出遅れを取り戻すことはできなかった。
 投票率は36・09%(男36・00%、女36・19%)で、前回を0・23ポイント下回った。当日有権者数は110万8441人(男57万1053人、女53万7388人)。

神奈川県川崎市 市長選挙結果
当 145688 阿部孝夫 66 男 無現 川崎市長
  117456 福田紀彦 37 男 無(民主推薦) 新 前神奈川県議会議員、無職
  66462 原修一 60 男 無新 会社役員、前自民党市議、自民党市連会長
  60698 岡本一 64 男 無所属(共産推薦)新 政治団体役員


 神奈川県川崎市は、人口140万人程の政令指定都市で、市長選は8年前の前々回選挙選で当時の現職の高橋清氏を破って初当選し、4年前の前回選挙でも共産推薦の岡本一氏に9万2000票以上の大差をつけて再選された現職の阿部孝夫氏に対して、今回も挑戦した共産推薦の岡本一氏、前自民党市議で自民党市連会長の原修一氏、民主公認で前神奈川県議会議員で37歳と若い福田紀彦氏の3新人が挑んだのですが、
 連合神奈川の推薦を受けた阿部氏が、行財政改革や音楽のまちづくりなど2期8年の実績を強調すると共に現職の知名度を生かして145688票を獲得し、
 阿部氏が進める地下鉄の整備計画を批判し「優先順位を子育てや福祉に」とアピールすると共に「国政に続き川崎も政権交代を」と民主党の全面支援を受け117456票を獲得した37歳と若い福田紀彦氏、
 市長退職金廃止などを訴え66462票を獲得した自民が支持する原修一氏、
 子育て支援や福祉・中小企業の支援などを訴えた共産推薦で60698票を獲得した岡本一氏 を破り再選を決めました。

 前回までの与野党相乗りと状況は一変して、今回は民主と連合が別の候補を応援し、自民も民主の姿勢に反発し別の候補を擁立したため、今回は複雑な構図となりましたが、市民は僅差となったとはいえ現政権を選択。
 最近は30代の若手市長が続々誕生していただけにひょっとすると…と私もこの市長選には注目したのですが、福田氏は後一歩及びませんでした。
 再選をきめた阿部氏は次の4年間でどのような実績を残してくれるのでしょうか…。


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(25日の選挙)鎌倉市長選、松尾氏が初当選 2009年10月25日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/0910250031/
 任期満了に伴う鎌倉市長選は25日投開票され、無所属新人で元県議の松尾崇氏(36)が、無所属新人で元県議の渡辺光子氏(59)=民主、神奈川ネットワーク運動・鎌倉推薦、社民支持=を破り、初当選した。県内では横須賀市に次ぎ2番目に若い首長で、鎌倉市では過去最年少の市長となる。
 現職の不出馬で、行政の継続か刷新かの議論は消滅。少子高齢化や行財政改革など、今後の市政運営の在り方が争点となった。
 松尾氏は行財政改革や子育て支援などの政策を前面にPR。ボランティア主体の選挙戦を展開する一方、県内外の「友人議員」らの支援も得て浸透を図り、無党派層のほか、自民支持層にも支持を伸ばした。
 渡辺氏は「市民が主役のまち」を掲げ、市役所改革の必要性などを強調。政党支援によるてこ入れも図ったが、及ばなかった。
 投票率は44・60%で、前回を2・89ポイント下回った。当日有権者数は14万7371人(男6万9445人、女7万7926人)。

神奈川県鎌倉市 市長選挙結果
当 40096 松尾崇 36 男 無新 前神奈川県議会議員、無職
  24244 渡辺光子 59 女 無新 元神奈川県議会議員、無職


 一方、神奈川県鎌倉市と言えば、三浦半島の西 藤沢市と逗子市の間に位置する人口17.4万人程の市ですが、市長選は現職の石渡徳一氏が出馬を見送ったため、前回も出馬した元神奈川県議会議員の渡辺光子氏と、元神奈川県議会議員で36歳と若い松尾崇氏の2新人の争いとなりましたが、 
 行財政改革や子育て支援を訴えたまだ36歳と若い松尾崇氏が40096票を獲得し、
 市役所改革の必要性などを強調し、民主や神奈川ネットワークが支持に回り24244票を獲得した渡辺光子氏を破り初当選を決めました。
 松尾氏は、その若さもあり無党派層や自民支持層から幅広い支持を受けたようですが、新市長となる松尾崇氏はどのような市制運営を行ってくれるのでしょうか…。


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