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小泉チルドレン反乱、新派閥結成の動き 冷遇に不満

2007-09-12 10:08:43 | Weblog
小泉チルドレン反乱、新派閥結成の動き 冷遇に不満 2007年09月11日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0910/TKY200709100292.html
 小泉改革路線の転換を進める安倍自民党に対し、05年衆院選で大量当選した新人議員「小泉チルドレン」が反発を強めている。復党問題や人事面での冷遇に不満がたまっているためだ。小泉路線推進を旗印にした新派閥の立ち上げの準備も進行。安倍首相がテロ対策特別措置法の延長問題で進退をかけるなかで、若手は「ポスト安倍」を見据えて動き始めている。
 10日、国会内であった自民党代議士会。郵政民営化法案に反対して離党した平沼赳夫氏の無条件復党について、当選1回の中川泰宏氏が異議を唱えた。「国民はアホじゃないよ。必ず気がつき、動き始めるよ」
 川条志嘉、小野次郎両氏も同調し、「党の総括で、参院選大敗の一つの要因が復党プロセスにあったと明確にしている」(小野氏)と訴えた。
 平沼氏は、衆院選で落選した「郵政反対組」の復党も要望。これを執行部が受け入れれば、中川氏らと選挙区で競合するうえ、存在意義を失いかねない。さきの内閣改造で副大臣・政務官に一人も起用されなかったことも不満に火をつけた。
 当選1回組の一部グループは、次の衆院選の候補者調整で発言力を高めるため、新しい派閥の立ち上げを検討。総裁選になった段階で、まとまって独自に候補者を擁立する方針だ。30人を超える規模が集まる見通しで、公認調整で選挙区の公認が得られなくても、派閥として公認候補と争うことも辞さない構えだ。
 一方、別のグループの12人が10日、首相の所信表明演説が終わった後、国会内で集まった。呼びかけた山内康一氏は「最近の党は小泉構造改革を否定するような動きが増えている。これにどう立ち向かっていくか議論したい」と述べ、定期的に勉強会を開くことを決めた。


 衆議院の解散総選挙の早期実施の可能性が高まる中、一旦離党させた郵政反対組を復党させようとする動きが活発になり、自身らの存在意義が問われていることからか、小泉チルドレンと呼ばれる当選1回組が新派閥を作るのでは…という話が出てきているようですね。
 まあ、改正内閣の副大臣ポストに小泉チルドレンから1人も選ばれなかったことについては、実務能力が求められる副大臣のポストの位置づけを考えると無理ないのかな…とも思いますが、彼らからみれば、ポストだけならまだしも、離党組を受け入れるのは自らのメンツを潰されるようなものですし、不満を持つのも仕方ないのかもしれません。
 とはいえ、仮に本当に派閥を作るとして、一番重要な問題は派閥の長に誰を選ぶかということ。まさか小泉さんが今頃になって派閥の長として出馬してくることはまず考えられない(小泉さんだってせっかく綺麗に辞めたのに、今頃になって担ぎ出されてもありがた迷惑な話。婉曲に断る可能性が高いと思います)でしょうし、刺客候補として出馬した中で知名度が高い議員は小池前防衛相くらいのものですが、環境大臣として3年間の実績を積んだ小池氏があえて火中の栗を拾うかどうか…。
 郵政民営推進派としては、まさか離党して民主党や国民新党と手を組むわけにもいきませんし、結局は党を離れる決断がつかないまま総選挙に突入し、グループ自体が縮小あるいは自然消滅という最悪のシナリオも否定できないのではないかと思います。


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