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若林農相:補助金受給問題 関連団体代表者が辞任

2007-09-12 09:59:02 | Weblog
若林農相:補助金受給問題 関連団体代表者が辞任 2007年09月11日 毎日夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070911k0000e010073000c.html
 若林正俊農相の関連政治団体「東京正風会」の代表者が農水省の補助金受給団体の理事長を兼任し、農相の政治団体に献金したほか、パーティー券を購入をしていた問題で若林農相は11日の閣議後会見で、この代表者が10日付で辞任したことを明らかにした。パーティー券(計11万円)も購入の取りまとめ役だった魚価安定基金に返還した。
 若林農相によると、東京正風会代表だった佐竹五六・元水産庁長官の代表辞任による変更は10日、都選管に届け出た。また、パーティー券について当初は2万円としていたが11万円分だったと訂正した上で7日に基金あてに振り込みで返還した。若林農相は「誤解を招くからすっきりしたほうがいいということで返還した」と話した。

04年参院選直前、国の契約業者が若林農相の支部へ寄付 2007年9月12日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070912i201.htm
 若林農相が支部長を務める自民党長野県参院選挙区第1支部が、2004年の参院選の投票日直前に、国発注の公共工事を請け負っていた建設会社から25万円の寄付を受けていたことが11日、わかった。
 公職選挙法は、国と契約関係にある業者が、国政選挙の際に寄付をすることや、候補者が寄付を求めたり、受けたりすることを禁止しており、この寄付は同法に触れる恐れがある。
 同支部の政治資金収支報告書などによると、寄付をしていたのは長野市に本社を置く建設会社。農林水産省や国土交通省などの出先機関が発注した工事を参院選があった04年に請け負っていたが、投票2日前の7月9日に同支部へ25万円を寄付した。
 このほか同社は同年、1月から2か月に1回ずつ計6回、寄付をしていたが、寄付額は各8万円だった。同社は「寄付の時期からいって選挙のためかもしれないが、若林氏個人に対してではなく、自民党への寄付のつもりだった」と説明している。
 また、同支部は、参院選直後の04年7月14日に、別の長野県内の建設会社から、25万円の寄付を受けていた。この会社は同年12月に着工した国発注の工事を受注していた。同支部の会計責任者は、「寄付を申し出た業者が国の工事を受注しているかどうか、いちいちチェックしていない。選挙だけでなく政治活動全般への応援として寄付を受けた」と話している。


 一方、安倍政権の下、すっかりリリーフ大臣のイメージがついてしまった若林氏ですが、「東京正風会」の代表者が農水省の補助金受給団体の理事長を兼任し、農相の政治団体に献金したほか、パーティー券を購入をしていた問題については、早々にその責任者を交代させることで決着を図るようです。
 この補助金受給問題については、民主党の山岡国対委員長が、9日朝のフジテレビの番組で、「税金を関係団体に交付し、そこからカネと票を吸収する典型的なパターンだ。辞任に値する」と述べ、若林氏の辞任を求めていく考えを示したこともあったことからか、かなり迅速な対応となりましたが、現実問題として、この上若林氏まで辞任騒ぎになったら環境相の成り手がいなくなってしまいかねないという問題もあったんでしょうね…。

 ただ、今度は、若林農相が支部長を務める自民党長野県参院選挙区第1支部が、2004年の参院選の投票日直前に、国発注の公共工事を請け負っていた建設会社から25万円の寄付を受けていたことが新たに発覚。
 同支部の会計責任者は、「寄付を申し出た業者が国の工事を受注しているかどうか、いちいちチェックしていない。選挙だけでなく政治活動全般への応援として寄付を受けた」と反論していますが、今度はこの会計責任者が責任をとらされる形になるのでしょうか…。
 民間の建設業者からみれば、これだけ公共工事が急激に減少すれば、どんな手を使っても仕事を取りたいと考える会社が出てきてもおかしくもありませんし、長野県出身の国会議員に地元の建設業者の献金とあれば、余計な疑いを持たれてしまうのも致し方ないように思います。


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