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女性射殺巡査長に退職金支給せず、両親は「放棄」の書面 

2007-09-02 13:04:28 | Weblog
女性射殺巡査長に退職金支給せず、両親は「放棄」の書面 2007年9月2日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070901i312.htm
朝日 http://www.asahi.com/national/update/0901/TKY200709010217.html
 警視庁立川署の友野秀和巡査長(40)が飲食店従業員の佐藤陽子さん(32)を射殺した後に自殺したとみられる事件で、同庁は1日、友野巡査長の死亡退職金約1200万円を支給しないことを決めた。
 同日、友野巡査長の両親が、退職金を受け取る権利を放棄するとの書面を同庁に提出した。
 同庁によると、友野巡査長の両親は先月21日に事件が発覚した当初から、退職金の受け取りを辞退し、「(いったん受け取った後)佐藤さんの遺族に渡したい」との意向を示していた。
 しかし、死亡退職扱いの友野巡査長には、都条例の規定で通常より5割増しの退職金が支給されることから、同庁広報課と立川署には批判や苦情が相次ぎ、石原慎太郎都知事も31日の定例記者会見で、「非常に違和感を感じるし、警察への信頼が壊される」と批判していた。


 もし友野巡査長が拳銃自殺していなければ、当然逮捕されて懲戒免職処分になり退職金は1円も支給されないでしょうし、遺族への損害賠償は友野氏の両親が個別に行うべき性質のもの。しかも、公務災害で死亡したわけでもないのに、割増退職金が支給されるなんてとんでもない! おそらくはそういったクレームが多かったのだと思いますし、実際、今月21日から30日までの間に計761件の電話やメールが来ていた(http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070902k0000m040052000c.html)ようで、結局警察は友野巡査長の両親が退職金の受け取りを放棄する書面を提出したこともあり、退職金を支給しないことに決めたようです。


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