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福島県知事選は内堀雅雄氏 圧勝

2014-10-27 08:18:02 | Weblog
「継承」の内堀氏が新知事 復興知事選、他候補に大差 2014年10月27日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/1026/news14.html
 震災、原発事故後初となる第20回知事選は26日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で前副知事の内堀雅雄氏(50)が49万384票を獲得、他の無所属新人5人に大差をつけて初当選を飾った。
 原発事故の収束が見通せずに復興の遅れが指摘される中、県民は県政の継承を選択した。一方で、選挙戦を通じ復興に向けた政策の論戦は深まらず、投票率は過去最低の前回を上回ったが、45.85%にとどまった。
 任期は11月12日から4年で、被災3県で震災後に知事が代わるのは初。今も約12万4000人が避難する本県再生に向け、内堀氏の真価が問われる。
★福島県知事 選挙結果
当 490384 内堀雅雄 無新
  129455 熊坂義裕 無新
  29763 井戸川克隆 無新
  25516 金子芳尚 無新
  24669 伊関明子 無新
  17669 五十嵐義隆 無新


 福島県知事選は、2006年11月から2期8年現職を務めた佐藤雄平氏が、「福島の課題にめどをつけた。復興の取り組みは、新しいリーダーの下で実施するべきだ」として不出馬を表明したことから、前副知事で50歳の内堀雅雄氏、前双葉町長で68歳の井戸川克隆氏、前岩手県宮古市長で62歳の熊坂義裕氏、牧師で36歳の五十嵐義隆氏、コンビニ店経営で59歳の伊関明子氏、建設会社社長で58歳の金子芳尚氏の6新人による争いとなりましたが、
 「原子力災害からの復興再生を政策の一番手に掲げている。子育て環境の改善や産業振興、農林業の再生に力を注ぐ」と述べた内堀雅雄氏が実に68.3%相当の49万0384票を獲得して他候補を圧倒してぶっちぎりで初当選。
 東京電力福島第一原発事故による放射線量の対策について「正確な情報を届けて、県民の不安を解消する」と約束。また、「県外の原発についても明確に反対したい」と再稼働に反対する考えを強調。「県民に寄り添う知事として押し上げていただきたい」と呼びかけて 12万9455票を獲得した次点の熊坂義裕氏に3.79倍近い大差をつけました。
 国が大熊、双葉両町に建設を計画する汚染土などの中間貯蔵施設について、「県は町民の皆さんに断りもなく受け入れた。我々の町を売り渡したのに等しく、本末転倒だ。町民と議論していくべきだ」と主張した井戸川克隆氏は29763票。
「除染や廃炉を進める」と話した上で、風評被害払拭に役立つとして、福島空港の改名を提案した金子芳尚氏は25516票。
「本当の民主主義が今回の知事選から始まる・棄権せずに一番、考えが近い候補に投票するように」求めた伊関明子氏は24669票
「若者が立ち上がらないと未来はない」と自身の若さをアピールした五十嵐義隆氏は17669票と全く歯が立ちませんでした。

 う~ん。一時期程の福島の有力自治体で現職が相次いで敗れる混乱は沈静化したものの、事実上の後継者が次点候補者に3.79倍もの大差をつけたのもいささか意外だったのですが、前双葉町長の井戸川克隆氏が他の3候補と票数があまり変わらない程のその他扱いになってしまうほど原発関連被害に関心が薄れているのも気になる所。
 現実問題として今すぐどうにかできる内容のものでもないために、事実上の後継者に県政を託した方が多かったのだと思いますが、6人も立候補する混戦で3分の2を超える支持を得る選挙というのもある意味珍しい光景。
 県政を背負う内堀氏は責任重大です。


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