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終始業式、食材費高騰で給食出ません…茨城県石岡市立小中

2008-06-15 11:08:21 | Weblog
終始業式、食材費高騰で給食出ません…茨城県石岡市立小中 2008年6月14日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080613-OYT1T00885.htm
 茨城県石岡市は、市内27の全公立小中学校で、1学期の終業式と2学期の始業式の日に予定していた給食を中止することを決めた。
 食材費の高騰が原因で、市教委は「給食費の値上げをせずに安定的に提供するため、苦渋の決断をした」と説明している。
 13日の市議会教育福祉委員会に市教委が報告した。それによると、給食の食材は主に年間契約によって購入しており、今年4月の契約に際し、食材費は前年より約3%も値上がりした。特に、パンやうどんなど小麦を使った製品は6%以上上昇し、献立の工夫などを検討したが、最終的に2回分取りやめざるを得ないと判断したという。


 最近は食材費の高騰により、給食費を値上げしたり、あるいは給食代を据え置きにしたままかつ質も落とさないために、授業がなく午前中で子供達を返すことができる終業式や始業式に給食を出さない学校が増えているようですが、学校にとってはそれで解決する問題でも、とりわけ共働き世帯にとっては子供達の食事の用意をどうするかなど、いろいろと気を回さなければなならないことが増えて大変でしょうね…。
 親御さんから見れば、安くて栄養のバランスのとれた給食という制度は非常に有難い制度ですが、まさか穀物価格の高騰が影響で、給食を提供できる日数を減らさなければならなくなるなんて、つい2.3年前には想像もつかなかったでしょうし、数十年前にやはり給食のお世話になった1人としては、例えば子供の年齢の割には多目に包装してある1人あたりの食パンの枚数を減らす(私が中学に通っていた頃は食パンが4枚も入っていましたが、女子生徒で4枚も食べる生徒など私の知る限りいなかったと思います。例えば、1人あたりの枚数を1枚ずつ減らした上で、必要な人だけ追加で貰うというのはどうでしょう)などして、食材の高騰による影響をカバーできないものなのかな…などとどうしても考えてしまうのですが、食料価格が上がるこそあれ、下がることはまずないでしょうし、今後も『給食費の値上げ』を選ぶのか、それとも『学校が午前中で終わる日の給食や牛乳を出さない』といった、特極の選択を迫られる学校が増えそうですね。


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