ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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9月の完全失業率は2.3% 有効求人倍率は1.64倍

2018-11-03 09:10:02 | Weblog
 米国の雇用統計の話題にも触れたので日本の先月30日に発表された9月の完全失業率と有効求人倍率の話題にも触れたいと思います。
 まず完全失業率は、前月比0.1ポイント改善の2.3%。男が0.1ポイント改善の2.4%で女は2.3%の横ばい。
 男は15~24歳層が0.4ポイント改善の4.0%となるなど64歳までの全ての年齢層で改善。女は15~24歳層と45~54歳層で0.4ポイント改善して3.2%と2.0%になっていますが、25~34歳層で0.3ポイント悪化の3.4%、35~44歳層で0.2ポイント悪化の2.1%で全体としては横ばい。

 一方の有効求人倍率は、前月比0.01ポイント上昇して1.64倍に。正社員有効求人倍率も前月比0.01ポイント上昇して1.14倍になっています。


完全失業率はこちら https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/201809.pdf
有効求人倍率はこちら https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212893_00008.html

2日の米国市場 ダウ0.43%安、ナスダック1.04%安、S&P500種0.63%安 雇用統計は堅調

2018-11-03 09:01:34 | Weblog
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 2日の米国株式市場ですが、注目の米雇用統計の内容が堅調(失業率は3.7%。非農業部門の雇用者増数は市場予想の19万人増を上回る25万人増)な結果となったこと、トランプ大統領の中国との貿易合意の草案作成を要請報道が出る中、米中の貿易交渉の進展を巡り期待と懸念が交錯して、相場も乱高下する展開(ダウは高値と安値の差が500ドル)となり結局主要3市場とも反落。
 NYダウは、開始早々に25578ドル98セントも、日本時間深夜3時頃に25078ドル72セントまで下落した後、すぐに25200ドル台に戻した後は緩やかに回復して、終値ベースでは前日比109ドル91セント安い25270ドル83セントで終了(0.43%安)。
 ナスダックは、前日比77.06ポイント安い7356.99ポイントで終了(1.04%安)。
 S&P500種は、前日比17.31ポイント安い2723.06ポイントで終了(0.63%安)しました。
 ん。雇用統計の内容からは12月の利上げの確率が高まることを評価してひとまず上昇も、ダウ一つとっても3日間で900ドルあまり上昇していたところに、米中貿易摩擦問題もホワイトハウス高官やクドロー米国家経済会議(NEC)委員長が早期の米中の貿易合意に否定的な見方を示したことから投資家は一旦利益を確定。
 東京市場の午後の急騰の方がむしろ過剰反応で、トランプ大統領の発言の実現可能性に、投資家も判断を迷い、結果ハイテク株主導でやや下げて終了したといったところでしょうか。

 シェブロンが3.2%高、エクソンモービルが1.59%高、ゴールドマンサックスが1.2%高でマクドナルドとベライゾンが1%程の上昇。
 一方、アップルが6.63%安、インテルが2.3%安、ファイザーが1.69%安、ボーイングが1%半弱の下落など。
 シェブロンのこのタイミングの上昇にはえっ? と思いましたが、原油相場の上昇を追い風に、第3四半期利益が市場予想を上回ったことが評価された模様。
 他、ネットフリックスが2.61%安、グーグルを傘下にもつアルファベッドが1.33%安。

 NY原油は、前日比0.55ドル安い1バレル63.14ドルで終了。
 NY金は、前日比5.3ドル安い1トロイオンス1233.3ドルで終了しています。