今日の午後、超党派の議員で構成する「国際連帯税の創設をめざす議員連盟」の今年度第2回目の勉強会を開催しました。
勉強会の講師は、諸富徹・京都大学教授。先般、「私たちはなぜ税金を納めるのか(新潮選書)」という書籍を発表されて、その中でグローバルタックス(国際連帯税)の必要性を訴えられています。現在、政府税制調査会の特別委員も務められていて、国際連帯税の導入に向けた理論武装のためにも、今、お話しを聞くのに最もふさわしい専門家の1人です。
今日の講演でも、今なぜ国際連帯税が必要か、というお話しから、すでに国際的に導入されている国際連帯税の話、そして、今、EU加盟11ヶ国が先行的に導入を進めようとしている金融取引税(FTT)の具体的な中身の話など、今後の日本での導入を検討する上で大変示唆に富むお話しをいただきました。
先日もこのブログでお伝えしていた通り、8月末には菅官房長官に対して来年度税制改正に向けた要望書を提出し、議連として国際連帯税の導入を訴えています。今月、臨時国会が始まったら、安倍総理への申し入れも行いたいと思っていますが、いずれにしろ、最低限、来年度の税制改正大綱に国際連帯税の項目が復活することを目指して、引き続き、がんばっていきたいと思います。