石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

原発作業員証にようやく顔写真が入る!?

2011-07-25 23:25:38 | 活動レポート
一つ前進です。

 ・「原発作業員証にようやく顔写真 東電、なりすまし防止」(asahi.com 2011.07.25)

 東京電力は25日、福島第一原子力発電所内の放射線管理区域に入る時に使う作業員証に顔写真を入れることを明らかにした。現在のものだと他人のなりすましを防げないためだ。本人確認ができれば、作業員の被曝(ひばく)線量を厳格に管理できる。不審者の侵入を防ぐことでテロ対策にもつながるという。


これ、先日Jビレッジを訪問した際に、現地で初鹿議員とともに疑問を呈し、改善を要望した事項でした。だって、作業員全員に作業員証を配布し、コンピューターによる線量管理が出来るようになった、と言いながら、その作業員証には名前などの項目が記載してあるだけで、写真がなかったのですから。今時、顔写真のないIDなんて身分証明書として通用しませんよね~? 先日の関係省庁との会合でも、「危機管理の観点から非常にまずい。なりすましがやり放題だ!」と、早期の改善を要請していたところでした。

ただ、新たな写真入りの作業員証は「東電が示した工程表のステップ2の期限(10月~来年1月)までに実現する」というのがかなり気になるところ。作業員証に写真を入れるのって、そんなに大変なこと? すぐにやって欲しいので、改めて要求していきます。

もちろん、顔写真が入ればOKという訳にもいきません。実際、「指紋認証の導入も検討して欲しい」旨、前回の会合で要望してあります。今後、引き続き検討項目に入れてチェックしていきたいと思います。

国会見学:コムウェアシーサイド分会(事務所だより)

2011-07-25 22:52:55 | 雑記


本日、コムウェアシーサイド分会の皆様が国会見学にきてくださいました。
親子での参加もあり、とてもにぎやかな国会見学となりました。

↓説明する衛視さんも力がはいっています↓


参加したお子様はメモとデジカメを持参。
衛視さんの話をメモしたり、参観ロビー内の展示品やその説明書き、
国会議事堂正面などで自ら撮影している姿が印象的でした。

何でも、「夏休みの自由研究」にするのだとか…。

7月中に大きな宿題が一つ片付けば親も安心です。
大人になっても記憶に残る国会見学になればと思います。


国会議事堂正面では、集合写真のほか、議員と写真をとれるチャンスです!



福島視察、終了しました!

2011-07-24 23:45:27 | 活動レポート
岡田幹事長、輿石参議院議員会長らとの福島視察、行って参りました。

家を朝の5時40分に出発。東京駅に集合して、6時20分の新幹線やまびこ号でいざ、福島へ。8時15分に到着。駅前から貸し切りバスに乗り込んで、そこから夕方5時半まで、移動時間以外は休みなく、県内8カ所の訪問先をしっかり回ってお話を伺ってきました。

以下、いくつか視察した現場と内容をご紹介します。

まずは、伊達市が市内各所の放射線量低減のために取り組んでいる「除染プロジェクト」の除染現場。伊達市では、元原子力委員長代理でNPO法人放射線安全フォーラム副理事長の田中俊一さんを除染アドバイザーに委嘱して、市民ボランティアなどの協力を受けながら除染活動を続けています。

今日は、伊達市の中で「特定避難勧奨地点」に指定されたある地区の家屋を除染しているところを見学させていただきました。総勢30人から40人のチームが、3軒のお宅の除染を行っておられました。予定では3日間ぐらいかかるということですので、大体、30人~40人で一日一軒の除染が出来るというペースでしょうか。家の除染と行っても、庭もあれば雨どいもあれば、玄関先の舗装路もあれば家の裏の溝もあります。それぞれの場所に適切な方法で除染を行うわけですね。

例えばこれは、コンクリート面などを除染する道具です。



吸い込んだ汚染物は、フィルターを通してこの容器の中に吸い込まれ、それが廃棄物として廃棄されます。



除去された表土や草葉など、廃棄物はきちんと密封され、隔離されます。現状では、この汚染廃棄物の廃棄方法が決まっていないので、そこが今後の課題になります。



住民の皆さんからは、同じ地区や同じ敷地内でも、特定避難勧奨地点に指定された家とされない家が混在していることで、地域社会や家族が分断されてしまっているという問題について訴えがありました。だから避難勧奨を地点で指定するのではなく、地域(地区)で指定して欲しいと。指定された家とされない家でも、放射線量はほんのわずかな差しかないというケースが多いということで、それではなかなか納得が得られないのも事実でしょう。ホットスポット対策として一定の基準を設けなければならないのは致し方ないところですが、地域社会や家族が分断されることのないような柔軟な対応も必要だと感じました。


次に、福島県下水道公社の浄化センターでは、汚泥の処理の状況と仮置場を視察しました。

4月頃から放射性物質を含んだ下水汚泥が出てきて、その対策を行っているのですが、まだ最終処分場が決まっていないため、処理場内に仮置場を作って保管している現状です。ただ、毎日何十トンもの汚泥が発生するので、処理場内での保管も限界にきているとのこと。最終処分の方法や場所の確保、そのコストについての要望をお聞きしました。



また、脱水汚泥からは硫化水素が発生します。臭いがきつく、大量に吸い込むとノドがやられてしまうため、作業員の安全衛生面にも留意が必要です。




福島県立医科大学では、県民健康管理調査計画と現在の状況についてお聞きし、また緊急被ばく医療体制についても説明いただきました。非常にキレイに整備された被ばく医療の診療室でしたし、その中には内部被曝線量をチェックするためのホールボディカウンターも設置されていました。




そして、福島県の農業総合センターでは、食品モニタリング検査の現場を視察しました。こちらでは、農畜産物や水産物の放射線量測定を行っていますが、検査機器の数がまだ不足しているとのこと。ここで、これまで話に聞いていた「ゲルマニウム測定器」の実物を見ることができました。こちらのは米国製で、約2,000万円ぐらいするのだそうです。供給が追いついていなくて、すぐには手に入らないのだとか。



検査のための事前準備と、実際の検査時間とで、大体、一品目あたり2時間ぐらいかかるとのことでした。6月から4台が稼働しているのですが、これから夏に向けて夏野菜の収穫が始まりますから、これではやはりいっぱいいっぱいですね。あと何台かの増設が必要でしょう。風評被害対策のためには、何と言っても科学的に安全を立証し、消費者の皆さんに安心していただくのが一番です。そのための検査体制の拡充は、福島ブランドの商品を守るためにも絶対に必要です。


そして視察の最後には、岡田幹事長のぶら下がり取材が。私としてもこういう現場は初めての体験だったので、いい勉強をさせていただきました。



岡田幹事長は、とりわけ除染の面的拡充の必要性を訴えておいででしたね。やはり、伊達市で住民の皆さんから直接、生のご意見を伺ったことが印象に残ったのでしょう。また、避難しておられる方々の切実な雇用問題にも思いを寄せておられました。今後は、仮設住宅の完成と引越に合わせ、新しい地でいかに雇用が確保出来るかが重要な課題になります。この点、民主党としてもしっかりと取り組んでいかなくてはなりません。

以上、今日の福島視察の簡単な報告です。本当に貴重な機会をいただきました。プライバシーの問題もあるので、ここでは報告できない話もあるのですが、それぞれが切実な訴えで、住民の皆さんの命と生活を守るために、民主党として真摯に解決に向けて努力をしなければならない課題をたくさん掘り下げることが出来たと思います。求められているのは結果。皆さんにきちんと結果を報告できるようにがんばらないといけません。

最後に余談ですが、ある場所で避難住民の皆さんと意見交換を行った時、最後に皆さんに声をかけながら握手して回ったのですが、ご年配の方々から「あんた、若い議員さんだな~、遠目に見たら高校生かと思ったよ~。若い力でしっかり頑張ってな~」と声をかけていただきました。今日は防災服姿で若く見えたのかも知れませんが、それにしても高校生とは・・・いやいや、もう46歳です(苦笑)。

福島視察に行きます

2011-07-23 23:15:46 | 活動レポート
明日の日曜日(7月24日)、岡田幹事長の随行で、福島視察に行ってきます。

参加メンバーは、岡田幹事長の他、輿石東・参議院議員(民主党参議院議員会長)、一川保夫・参議院議委員(民主党政調会長代理)、稲見哲男・衆議院議員(民主党福島県対策室長)、柴橋正直・衆議院議員(幹事長補佐)、金子恵美・参議院議員(福島県連)、石原洋三郎・衆議院議員(福島県連)、そして私(幹事長補佐)の8名です。

主な訪問先は、伊達市、伊達郡、福島市、安達郡、郡山市など。市町村や、学校関係者および保護者、避難住民の皆さん方との意見交換や、除染の現場、汚泥仮置き場などの視察が含まれています。

原発事故に関わる放射能被害で大変厳しい状況に置かれている福島の皆さんの声を聞かせていただく貴重な機会です。しっかりと聞かせていただいて、今後の活動に生かしていきたいと思っています。

明朝は、5時半に家を出発予定。なので早めに寝ることにします。

情報労連全国大会

2011-07-21 23:16:25 | 活動レポート


先週のNTT労組全国大会、KDDI労組全国大会に続き、今日は情報労連の全国大会に参加してきました。

会場となったのは、東京・品川の御殿山ガーデン。広い会場に、全国から大勢の情報労連の仲間の皆さんが集まっておられました。あれっ、情報労連の全国大会って、こんなに大勢の参加者だったかな~とあらためて考えてしまうぐらいの大きな規模。これもひとえに、情報労連が組織として力強さを増してきているということの証なのでしょう。

今日は、午前中の開会式に、民主党から岡崎トミ子副代表、小宮山洋子厚生労働副大臣、鈴木寛文部科学副大臣、山井和則衆議院議員、そして私の5人が参加。山井議員は公務のため、いったん席をはずされたので、来賓挨拶は4人で。私は、同じ組織内の田嶋要衆議院議員や吉川沙織参議員議員の活躍を紹介した後、この一年間の活動を振り返って皆さんの支援に感謝。そして、東日本大震災が、人の命をつなぐ情報通信の大切さを再確認させてくれたこと、今後は、災害に強い情報通信をつくっていくため、政治の場でしっかりと議論をリードしていくことなど、さらなる活動展開に向けた決意を述べさせていただきました。

ところで、これからいよいよ大会シーズンに突入。来週以降、全国行脚が全開になります。

夏の大会シーズンは、年に一度、応援してくれている全国の仲間たちに元気な姿を見てもらい、そして国政報告と今後の決意を述べる重要な機会です。ただ、今年は通常国会が開会中ということもあるし、同じ日に多くの大会が重なっている週もあったりで、なかなか全部の大会に参加させていただくことが出来ないのが心苦しいところ。大会に直接参加できない組織の皆さん、大変申し訳ありませんがどうかお許しを!

参加できる組織・地域の皆さん、近々、お会いできるのを楽しみにしています!