石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

『第二回 自己造血幹細胞採取に関する公開勉強会』無事に終了です!

2011-07-01 23:48:17 | 活動レポート
事前にお知らせしていた通り、本日、参議院議員会館内で『第二回 自己造血幹細胞採取に関する公開勉強会』を開催しました。




前回と同じく、愛媛大学大学院の谷川教授の司会進行。谷川先生は、東京電力の産業医として今日の朝まで、福島第二原発で診察に当たっておられました。その間、作業員の定期健康診断をされている近隣のお医者さんたちと連絡を取ったりしながら、作業員の皆さんの健康問題についてとても熱心な取り組みをされています。作業員の方々がどんな不安や悩みをお持ちなのか、谷川先生からいろいろとお話を伺うことが出来ました。

今日はちょっと時間がなくて詳細な報告が出来ないのですが、下記のアドレスでUSTREAMの動画を見られますので、お時間ある方はぜひご覧下さい:

 http://www.ustream.tv/recorded/15725151


少々、音声が悪いのはご容赦いただきたいと思います。そのうち、またシアターTVさんがちゃんとした動画をニコニコ動画にアップしてくれると思いますので、しばしの間、我慢して下さい。

さて、今日は主に、自己造血幹細胞採取に関する慎重な意見、心配の声を取り上げ、一つ一つ専門家の皆さんに意見を述べていただきながら考え方を整理していきました。医学的な議論については、おおむね、今日の勉強会で整理がついたかなと思います。

私が2回の勉強会を通じて学ばせていただいたことは:

・自己造血幹細胞採取による作業員への健康被害リスクは、ゼロではないが、心配するほどではない
・低線量の被ばくには意味がなく、あまりに大量の被ばくを受けた場合には助けられないが、造血幹細胞移植によって助けることの出来る被ばくの程度は間違いなくある
・つまり、作業員全員に実施する必要はないが、突発的な事故や地震等によって想定外の被ばくを受ける可能性がある作業員の場合には、安心のための保険になり得る
・自己造血幹細胞採取の後、平常の状態に戻るまでにどれぐらいの時間が必要なのかは異論があるが、少なくとも数日間~1週間おけば問題ないと考えられる
・最終的に、メリットとリスクを理解した上で、自分や家族の安心のために自ら自己造血幹細胞を取っておきたいと希望する作業員について、それを実施することについては慎重派を含めてほぼ異論がない

ということです。ここから先は、政治の場での議論と、そして決断ですね。

今後は、これらの見識を基に、民主党の中でしっかりと議論を進め、政治としての結論を早急に出していきたいと思います。今後とも応援を宜しくお願いします。

なお、明日は福島へ視察に行きます。そして、Jビレッジにも再び訪れる予定です。現場作業員の方々とも話しが出来る予定ですので、しっかり現場の声を聞いてきます。では、またツイッターで現地から報告します!