石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

マニラより その1

2011-07-06 22:54:25 | 活動レポート
昨日から、フィリピンのマニラに出張に来ています。



今回、主たる目的は、4年に一度開催されるUNI-Apro第3回アジア太平洋地域大会への参加。昨日、マニラ到着後、会場に行って、まずは会議を傍聴。そして、夜のレセプションでは主賓として、約600人の参加者にスピーチをさせてもらました。

いやいや、実は、夕食会で挨拶してくれとは聞いていたのですが、ちょっとした挨拶だと思って特に用意はなし。ところが、現地に入ってから「今晩は主賓だから。しっかりとスピーチよろしく」と主催者のありがたいお言葉。慌てて、スピーチ原稿を用意。何とか、開始前ギリギリで用意が出来ました。

で、久し振りに英語でスピーチをやったのですが、会場には日本人参加者の方も多かったので、ナント、一人逐次通訳! 英語で喋ったあと、日本語も自分でやっちゃいました(会場からは大受けの笑いが!)。こんなの、なかなかないでしょうね~。

スピーチは、まず、東日本大震災に際してアジア太平洋地域の多くの仲間たちから支援の声が寄せられたことについてお礼。そして、復旧・復興のためには雇用の立て直し、創出が不可欠であること、そのためにも国を挙げて支援策を講じていかなくてはならないことなどを説明し、今後の取り組みに向けて、労働組合出身者として、またILO経験者として、先頭に立って頑張っていくので皆さんも応援して欲しい!とお話ししました。

そして、今日は朝から、かつて一緒に仕事をした地元の労働組合や、国際労働機関(ILO)のマニラオフィスを訪問。この2年間の社会・労働状況の変化や、必要とされる労働政策について意見交換しています。特に、昨年、労働者を含む一般の国民から熱狂的な支持を受けて当選したアキノ大統領が、国内での雇用創出や、貧困対策、労働者保護、社会保障といった分野でどのような成果を上げているのかがとっても興味のあるところ。しかしこれまで聞いた話では、なかなか苦戦しているという状況のようです。




古巣のILOでは、スタッフが総出で出迎えてくれて、ちょっとした歓迎パーティーを催してくれました。嬉しいですね~。私が居た頃は、東南アジア・太平洋地域省事務所だったのですが、今はフィリピン向けのエリア事務所に変更(格下げ?)。私のようなインターナショナルスタッフの数は減っていましたが、その分、フィリピン向けの国内プロジェクトが9つに増えていて、オフィスには活気が満ちあふれていました。児童労働プロジェクトなど、今後のILOフィリピン事務所のプロジェクト、成果が楽しみです。

明日以降も、労働組合やNGO、政府組織に訪問します。またの報告をお楽しみに!