5月26日
日経平均 3万0916.31円(115.18円高)
TOPIX 2145.84(0.31ポイント安)
長期金利(新発10年国債) 0.415%(-0.010)
1ドル= 139.53 - 139.54(0.14円安)
5月22日 3万1086円 11億5980万株 3兆0045億円
5月23日 3万0957円 14億1819万株 3兆7601億円
5月24日 3万0682円 12億4322万株 3兆1885億円
5月25日 3万0801円 12億6473万株 3兆4686億円
5月26日 3万0916円 12億1944万株 3兆4058億円
■株探ニュース 2023.5.27
-------------------------------------------------------------------------------------
今週の【早わかり株式市況】7週続伸、半導体株買われ相場を牽引
■今週の相場ポイント
1.日経平均は7週連続上昇、一時3万1000円台
2.火曜はボラタイル展開、高値警戒感が浮上
3.米債務問題に加え、中国コロナ再拡大も
4.エヌビディア急騰、半導体株物色広がる
5.半年ぶり1ドル=140円台、相場の追い風に
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比107円(0.4%)高の3万916円と7週連続で上昇した。
今週も日経平均は上値を試す動きをみせた。
前週の3万円大台回復の勢いそのままに、今週は一時3万1000円台まで上昇。
ただ、週半ばに軟化する場面があったほか、金曜には週末を控えた手じまい売りで伸び悩むなど、前週とは違い強気一辺倒ではなかった。
週明け22日(月)の東京株式市場は朝安後に切り返した。
前週末の米国株市場で債務上限問題の先行き不透明感が再び意識された流れを引き継ぎ、東京市場も朝方はリスク回避のムードに。
ただ、下値では海外投資家と思われる買いが入り、日経平均はプラスに転じ8日続伸。
終値で3万1000円台に乗せた。
23日(火)はややボラティリティの高い展開となった。
前場まではリスクオンの流れを維持していたが、後場に入ると利食い急ぎの売りが顕在化。
前日まで急ピッチの上昇を続けていたこともあり、にわかに高値警戒感が浮上した。
24日(水)も売り優勢の地合いが継続。
米債務上限問題を嫌気した欧米株安に加え、中国での新型コロナウイルス感染再拡大が投資家心理を悪化させた。
一転、25日(木)は日経平均が3日ぶりに反発した。
前日までの下落基調を引きずる格好で朝方こそ安かったものの、その後は押し目買いでプラス圏に浮上。
米半導体大手エヌビディアが決算発表を受けて時間外で急騰したことから、半導体関連株に物色が広がった。
また、為替市場の円安進行を受け、半導体関連を含め輸出セクター全般に追い風が吹いた。
26日(金)も上昇。
エヌビディアの決算を背景とした半導体株物色が継続した。
為替市場では一時1ドル=140円台と昨年11月以来、約半年ぶりの円安水準となった。
ただ、週末要因もあり日経平均は引けにかけては伸び悩んだ。
■来週のポイント
来週は、半導体株物色の機運がどこまで続くのかがポイントとなりそうだ。
今週も全体としては下落銘柄が多く、半導体株が失速すれば日経平均は3万円前後までの調整はあってもおかしくはない。
ただ、全般トレンドは強気であり下値では買いが厚いとみられる。
そのほか6月1日には米国の債務上限問題が佳境を迎える。
可能性は低いものの、ここで波乱があれば影響が大きいため注意したい。
重要イベントとしては、国内では30日朝に発表される4月の完全失業率と有効求人倍率、31日朝に発表される4月鉱工業生産が注目される。
海外では、30日に発表される米国5月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数、31日発表の中国5月製造業PMI、6月1日に発表される米国5月のADP雇用統計とISM製造業景況指数、2日発表の米国5月雇用統計に注視が必要だろう。
■日々の動き(5月22日~5月26日)
5月22日(月) 8連騰、先物主導の買いで3万1000円台を回復
日経平均 31086.82( +278.47) 売買高11億5980万株 売買代金3兆0045億円
5月23日(火) 9日ぶり反落、高値警戒感で利益確定売りが優勢
日経平均 30957.77( -129.05) 売買高14億1819万株 売買代金3兆7601億円
5月24日(水) 続落、欧米株安を受け利益確定売りが優勢
日経平均 30682.68( -275.09) 売買高12億4322万株 売買代金3兆1884億円
5月25日(木) 3日ぶり反発、朝安も半導体株を中心に買い優勢
日経平均 30801.13( +118.45) 売買高12億6473万株 売買代金3兆4686億円
5月26日(金) 続伸、半導体関連株を中心に買い優勢
日経平均 30916.31( +115.18) 売買高12億1944万株 売買代金3兆4058億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、25業種が値下がり
(2)値下がり率トップはゴルドウインなど繊維製品
(3)セブン&アイなど小売、リクルートなどサービス、KDDIなど情報通信といった内需株が安い
(4)輸出株は半導体関連が買われたことでアドテストなど電機が高いが、
ダイキンなど機械、テルモなど精密機器は小幅安
(5)金融株は三菱UFJなど銀行が安く、オリックスなどその他金融、SBIなど証券も軟調
(6)日本製鉄など鉄鋼、住友鉱など非鉄、花王など化学といった素材株も売られた
(7)値上がり率トップは関西電など電力・ガス
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 半導体 関連株一斉蜂起で注目度急上昇
2(8) 半導体製造装置
3(4) TOPIXコア30
4(2) 生成AI 需要爆発「生成AI」、半導体セクターで活躍期待の銘柄をロックオン
5(3) インバウンド 全国百貨店の訪日客売り上げ前年比3倍に
※カッコは前週の順位
株探ニュース(minkabu PRESS)