本殿への石段は普通の階段より高くお千代さんは添手を要求してきました。
二人手を握り合って歩いたのは何年ぶりでしょうか?重たくなった奥さんです。
まずは本殿にお賽銭を入れてお参りです、決してお願いはしません、感謝の祈りのみ。
”恐れ多くもこの御紋が目に入らぬか!”の御紋が入った水受けです。
その後、徳川家康が埋葬されたという神廟へ登りました。
ここ久能山はあまりにも運気が強い素晴らしい場所だった為、子々孫々を慮り、
数年後には日光東照宮へ自分の遺骸を祀り直すよう、遺言をを残したらしいです。
徳川家康神廟をぐるりとひとまわりした後、今年の桜を見ながら博物館へと向かいました。
段差のきつい階段を下りる二人はまさに高齢者そのものです。
やまちゃんが前、その後には左手と左手を繋ぎ、右手を我が背中に添えたお千代さんが続きます。
博物館では外国から贈られた400年前の時計や徳川家所有の数々の重要文化財などを鑑賞。
久能山の眼下に見える海岸へ下りてイチゴ狩りに行こうか?とお千代さんに問いかけると、
”ここの階段に苦労しているのにまた上り下りに私を殺す気!”って吠えた。
なるほどここの階段の数十段で足ががくがくでは無理もないね。
昼前に久能山駅から日本平駅まで五分のロープウェイでの帰還でした。
夕方、NHKでお天気キャスターが、久能の階段を駆け下りて
足をひねって捻挫してましたね。
私もこの階段、上り下りする気力はないですね。
でも、近所の学校の陸上部など、この海岸で走ってるんですね。
年々脚力に自信がなくなっています、haruさんのようにハイキングもなかなか挑戦できません、夫婦で訓練のし直しです。