散歩日記XX

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20220806ギャラリー巡り(北9条あたりから)

2022-08-06 15:35:18 | 美術・アート
新型コロナの感染が増加し続ける昨今。感染しても無症状に終わる確率が高いのかもしれないが、自分が悪化したり後遺症が残ればそれまでである。あまり気温が上がらなそうな今日、久々に歩いて街中に出かけることにした。私の行動範囲では食事の場所と交通機関が危ないように思えるのだ(本屋さんとギャラリーは混雑しない)。

まだ少し涼しい仲を出発。



西9条の中通り。あれれ、暑くなってきたな。



桑園のイオンに突き当たり、そこを超えた高架下の遊歩道は工事のために閉鎖されていた。いよいよ近づいてきたな、北海道新幹線。



結局、北5条通りまで南下してから再北上し、北海道大学へ。今日は北大→大丸→道銀→ニューオータニ→DO-BOX→道新→さいとう→三越→らいらっく→大通→富士フイルムの11か所。

旧北海道帝国大学農学部昆虫学標本室を見ながら、博物館へ。



■北海道大学総合博物館「感じる数学」。私は理学部数学科卒であるのだが、知り合いの先生から「今年、北大で数学展やるみたいですよ」と聞いて、「そんなのやって誰か見に来るのか?」と猛烈に不安になっていた。今日は開幕から1週間目だったが、夏休みのせいか思いのほか観覧者がいたようで、ほっと一安心である。

「穴がある宇宙と穴がない宇宙」:位相幾何学的には穴がある立体(トーラス)と穴がない立体(球)は相互に変形不可能な全く異なる形として扱われるのだ。



「二重振り子とカオス」:振り子の先に蝶番で振り子を付けて揺らすと、通常の振り子とは全く異なるカオスな振舞いをするのである。動画でその様子が流れていたが、揺れるだけではなく振り子全体がスピンするなど、随分激しい動きをしていた。



「ゴルトンボードを作ってみよう!」:パチンコ台のようなものの上から球を落とすとおおむね中心に集まるというもの。直観的には「そりゃそうだろ」とも思えるが、中心極限定理という定理で証明されるものらしい。



次の写真はサーキット型の中で動く点を反射させると、次第に点同士の差異が大きくなり、カオスな振舞いをするというものである。これが円形の中だと、一定の連続的な形を保ち続けるのである。



その他、サイクロイドや振り子などの実験器具もあり、助手・学生と思われる人たちに説明もしてもらった。おそらくは私の後輩ということになるのだろうが、私は数学科で学んだことを全く覚えていない。名乗るほどのものではありません。



ついでに図録というか解説書を購入。値札が1080円に見えて「こりゃ安いね」と思ったら、1980円だった。ま、母校のために買おう。



大丸の1階では夏休み向け企画か「地球のなぞなぞ」という企画展示をやっていた。質問内容はそこそこ高度で、大人だからといって即答できるような問題ではない。



■ニューオータニイン「羽山雅愉展」。
「緑のモノローグ・A」:人のいない街路を描いた作品が印象的な作家だが、今回は静物画が多かった。色の方向性は似ているか。



「赤いモノローグ・B」:こういう作品もあるのね。





■道新DO-BOX「北海道大学水産学部附属練習船うしお丸Ⅲ 建造工程のヒ・ミ・ツ大公開展 –海と日本PROJECT–」。新しい練習船ができるようだ。去年函館に行ったとき、うしお丸を見たのだが、おしょろ丸の方が大きかったので、その写真しかない。現金なものである。



■道新ぎゃらりー「竹津昇 水彩画展」。海外の風景もあり、興味深い。

■大通美術館「森田早紀初個展~あすのかたち~」。
「フクジュソウ」:下から淡い黄色が忍び寄る。
「リラ」:作品の上から紫色がのぞく。両作品とも余白の白との対比が効いている。

■大通美術館「野村芽生初個展「過展」」。大作が目を引く。もう少し近作が多いと良いが…。

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