散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

暑くはなくなってきた琴似

2024-06-29 20:52:00 | 飲み歩き・琴似界隈
締めは琴似のバー「D」へ。そろそろ小樽で締めるためのバーを探すべきか、それとも地元に戻ってきて飲むのが正解か。

1杯目は焼肉の後であり、今日の暑さもありジンリッキーでスタート。



2杯目はヘブンズドア・テネシーバーボン(ボブディラン・プロデュース)。テネシー産なので、厳密にはバーボンじゃないかもしれないが、まあ、その辺は柔軟に受け入れよう(どうせ日本人だし)。



そして最後の3杯目はパイレートラムXOリザーブ+フォーションティーリキュール+フランジェリコの大人カクテル。



これは大層美味いけど、アルコールがたっぷり以上に入っているな。すっかり酔っぱらっての帰宅となった。

道ばたの温度計はこんな表示になっていたが、これは日中の余熱が残っているだけで、おそらく22℃くらいであっただろう。

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暑い小樽(6)

2024-06-29 19:16:28 | 旅日記
次に行く店の関係上、バス停ではなく、小樽駅へ。


→そろそろ飲み屋街も活気が出てきたか。

昼頃の列車運休の影響が気になっていたのだが、バスターミナルの混雑は解消し、JRの運行もほぼ平常に戻っていた。念のため、混雑しないと思われる普通列車に乗る。これは快速より小樽駅を10分早く出て、琴似に6分遅れて着くので、混雑が嫌ならこれを選ぶべきなのである。

ほら。



あまりにも人がいないので、車窓から海を撮影(紗がかかっているのは列車のガラス窓が曇っているせい。いろいろ仕方がない事情があるのだ)。





琴似に到着。締めでもう一軒行こう。

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暑い小樽(5)

2024-06-29 18:13:11 | 食べ歩き
市立小樽美術館・文学館を出て、繁華街方向へ。



途中にあるビアホールは開業70周年ということで、本日生ビール全品半額。後でここに行った人の話を聞いたが、かなりの混雑で注文もちょっとままならない感じだったとか。



そして繁華街というか寂れ街というか花銀(花園銀座商店街)へ。この辺り、閉店してしまった店は多い。私が良く行っていた喫茶店の建物は売りに出されているようだ。





今日は絶対あそこに行こうと思っていた店は予約ですでに満席の掲示が店頭に出ていた(今年1回しか行けてない)。ならば、前回行った店の裏を返しておくかということで、焼肉「TI」へ。

まずはビールを頼んで、通しはいつもこれだと思われる沢庵細切り。



自分で焼く焼肉か串焼きが選択できるのだが、ここは自分で焼いて行こう。先につけダレが出てくるのだが、濃いめのタレを鶏がらのスープで割ったものなのである。これがあっさりしていて良いのだ。



注文は前回と同じくホルモン混合、今日は新たにサガリを頼む。ホルモンはすべて生。サガリはゴリゴリに冷凍されている感じだったが、店のお母さんが綺麗に処理して(歩留まりはかなり悪いのではないか)、上等なところだけが出てきた。野菜は玉ねぎ、長ネギ、ピーマン。



では、早速焼いて行こう。右下の所だけ炎が上がっているが、ガスコンロの調子が悪いのだそうだ(前回も)。気を付けて下さいとのことだったが、私は途中で割り箸を焼いて、先が焼け落ちてしまうという驚きの事態に。



2杯目は冷や。小とっくりはさすがに量が少ないかと思ったが、これ、見た目よりかなりの量が入っているのよね。



食べ終えて、ちょっとお店の方に話を聞くことになったが、この店は2回移転して今が3か所目だが、なんと55年くらい営業しているらしい(現店主が若いころからやっているのか、2代目なのか?)。つけダレは昔からこの方式で、独自のものらしい。小樽の焼肉屋さんでは食べ終えた後のタレにスープを入れて飲むという風習もあるが、最初からスープ仕立てのタレは珍しいのではないか。

私の後に来て、先に帰っていった地元の常連氏(この人がビアホールの混雑ぶりを教えてくれた)は「今日暑いから、一杯おごるわ」と店主に言って帰って行った。こういう時、それほど酒が好きでなければ気持ちだけ頂いておくと思われるのだが、店主氏はいそいそとビールを飲んでいた。きっとお酒好きなのだろう。

この後もテレビ「報道特集」の大阪万博の問題点特集を見ながら「万博はこんなことになっているんですね」「もう万博が流行る時代じゃないですよね」などと話をしつつ勘定をしてもらった。ちなみに私は大阪万博を死んでも見るかと思っていたが、あまりの惨めさ、みすぼらしさにちょっと行ってみたい気持ちになってきているのである。大阪も良い街だったけど、寄生虫にやられて死ぬ寸前だな。



すぐ近くのおでん屋さん(「孤独のグルメ」に登場した)は本日休業。テレビに出た後大変な混雑になり、その後、店の人も体調が良くないという情報を見たが、果たしてどうなっているのだろうか。

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暑い小樽(4)

2024-06-29 16:45:01 | 美術・アート
■市立小樽文学館「さあみんな、紙芝居の時間だよ! -昭和の教育紙芝居展-」。
教育紙芝居と銘打っているだけあって、「くもの糸」「はだかの王様」「走れメロス」「アンクルトムの小屋」「鉄腕アトム」「恩しゅうの彼方に」などの紙芝居が展示されていた。ただ「くもの糸」なんて、お釈迦様の悪意としか思えないよな。あれカンダタが余計なことを言わずに上がって来たら、その他の罪人たちも全員天国に来ちゃうんだけど、その覚悟はあったの?



■市立小樽美術館「7人のアヴァンギャルド SEVEN DADA's」。1970年代のダダイズムって、何か微妙だよな。これは自分の前の世代の芸術に対する嫌悪感(これ、各時代で必ず生じるものだと思う)に由来するかも。とはいえ、興味深い作品は多い。

阿部典英「Tie-up」:人間の腹から尻にかけてをアルミニウムでかたどり、そこに回される手を浮かび上がらせた作品。7点組なので存在感がある。
新井善則「Soft Landing to Season」:縦線で構成された作品2点と横線で構成された作品2点を組み合わせて展示したもの。かすれやにじみがあるため、幾何学的な感じは薄い。
岡倉佐由美「フィルムコレクション」「豆本Box」「マイフェイヴァリット1・2・3」:ガラクタを寄せ集めたようでいて、作家の美意識が宿るタイプの作品。

佐渡富士夫「無題」:硬質なものの表面やラムネ菓子のように見えるもの、また木の素材を生かした作品群。
千葉豪「(タイトル不詳)」:黒地に木材を縦横に配して、かすかに青い色を忍ばせた版画が良かった。
楢原武正「大地開墾」:展示室の入口にバーンと闇と太陽が配置されている。もう少し場所が広ければ…。

3階では一原有徳の作品が展示されている。
「W2-3」:リングプルのような形の中に、さまざまなシンボルが色付きで配置されている。一原の好物コレクションという感じか。
「静」:3枚の鏡のような金属板には横に焼き跡がついている。その前に黄・赤・緑の棒が立てかけられており、十字架を思わせる。一原が明確なイメージを描くのは珍しいのではないか(本人は「何かをイメージしたものじゃない」というかもしれないが)。



暑かったので、ペットボトル入りのお茶を買い、文学館カフェでグビグビ飲む。持ってきた本を読んでしまったので、古書から1冊購入(値段はドネーション形式で気持ちだけ入れる)。

本を読みながら、しばし休憩だ。
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暑い小樽(3)

2024-06-29 14:51:17 | 美術・アート
■小樽芸術村旧三井銀行小樽支店「新版画 大正に花開いた情熱」。
川瀬巴水「旅みやげ第三集秋田土崎」:のんびりした夕景だが、古くから北前船が来る海運の要所だったらしい。そう言われると奥の方に倉庫群らしきものが見える。



川瀬巴水「平泉金色堂」:巴水はこの作品の完成を見ることなく亡くなり、百日法要で親戚・関係者に配られた絶筆だとか(展示作は平成に入ってから摺られた後摺)。



石川寅治「裸女十種 踊り」:新版画と言えば川瀬巴水と吉田博が筆頭だろうが、他にも紹介されている人が何人かいた。「裸女十種」は非常に人気があったが(分かります分かります)、刊行の翌年、発禁になったとか。それほどエロいわけでもないけど、「踊り」ってストリップのことなのだろうなあ。



旧三井銀行小樽支店に来るたびにプロジェクションマッピングの新作は出来ないのかとか、建物には何十回も来ているので見る気がしないから、観覧料が高いよなと思うのだが、どうにかならぬのか。

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暑い小樽(2)

2024-06-29 14:01:00 | 美術・アート
駅前通りを港に向かって下る。閉鎖されてしまった運河プラザは良い場所にあるだけに何とかならないものか。



左に曲がって、まずはここからだ。

■うんがぷらすギャラリー「能面を打つ 外沢照章個展」。能舞台がある小樽で、現代の能面職人の個展である。
「蛙」:目の瞳孔のふちが金色になっているが、能面では死人の場合、どこかに金色が使われるのだそうだ。



「猿」:これは何かの象徴ではなくて、本当に猿の面らしい。



いわゆる誰もが思い浮かべる能面軍団。



会場中央に吊られている能面もあり、触れることはできないが、裏から視界を確認することができるのだ。わざと小ぶりに作ってあるらしく、とても見やすいとは言えないものなのである。



目が金色なので、皆さんこの世のものではない訳である。



職人さんがいらっしゃったので、能面を掘り出す前の木材を見せてもらったり(厚みは9~12cmくらいらしい)、彫りかけの面を触らせてもらうなど(重さが分かるのだが、面によって随分違う)、なかなか興味深い展覧会であった。少し歩いて次へ。

■小樽市総合博物館運河館「咲き誇れ、空と海のあいだに 小樽海岸の希少植物たち」。小樽市の海岸線70km(そんなにあるの)のうち、60%は自然海岸なのだそうだ。そこに生息している植物のうち、22種が絶滅を危惧されているとのこと。

ヒカリゴケやバシクルモン(忍路草の別名を持つ)は何となく絶滅感が漂っているが、桔梗(秋の七草のひとつ)も絶滅危惧II類なのだそうだ。



AIに自然保護を任せたら、人類抹殺を判断するに違いなかろう。



運河館を出ると、気持ちの良い快晴だ(だが暑い)。


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暑い小樽(1)

2024-06-29 12:35:51 | 飲み歩き・北海道内
今日は出かける計画を立てていたのだが、どうにもこうにも出勤せざるを得なくなり、普段の出勤時間に家を出る。外はすでに暑くなる予感である。



通勤が約40分、勤務時間が1時間で仕事は終了。何もなければ朝一で江別セラミックアートセンターに行く予定だったのだが、それは断念してJR札幌駅から小樽へと向かう。空いているだろうと普通列車を選択したが、ほぼ満席。立っている人もちらほらいる。

私は無事に座ることができ、本を読みつつ小樽に向かう。そういえば朝里を出たところで列車が急停止し「線路に人が見えたので緊急停止しました。この停止により怪我をした人はいませんか」というようなアナウンスがあった。近くの人がショートカットしようとしたのか理由は分からないが、気を付けて欲しいものである。

多少の遅れで小樽駅に到着したが、まだ昼食時間には早めだからすんなり座れるのではなかろうかと思って、久しぶりに蕎麦の「Y」に行く。ところが、現在の開店は11時半のはずなのだが、11時半ちょっと前に行ったのに一旦満席になっているみたい。予約客なのだろうか。



そこそこ暑い中、20分ほど待って席に座る。手前のテーブル席と奥の蔵をつなぐ場所だが、壁側なので落ち着ける席であった。

 

事前にメニューを読んでいた私は、席に案内されると同時に速攻注文。まずは菊正宗樽酒純米(といっても瓶だ)。これは個性的な味がして、なかなか美味い。そしてちょっと出てくる蕎麦味噌が嬉しい。

 

酒の肴は夏だから冷奴だね。別盛ででてくる綺麗な薬味も良い感じである。



そうそう、豆腐の上にどかっと薬味を乗せられると、なんか違うと思うんだよな。



そしてさっぱりつまみ第2弾は鶏わさ。自分でわさびをすりおろすのはちょっとした手間なのだが、その手間がより気分を盛り立てるのだ。





まだ並んでいる客もいるので、そんなにくつろいではいられない。締めのせいろ(地物粉)を注文。もっとも年配客が多いせいか、私と同じくらいの時間に入った人たちは酒も飲まないのにまだ蕎麦を食べているけどな。



せいろには新しくわさびも付いてきたけれども、さっきおろしたわさびもまだ沢山あるのでどんどん使っていこう。すりおろしわさびなので、辛いというよりも、爽やかな香りと甘さがあるのだ。

この後、蕎麦湯も飲んだため、腹いっぱいで昼食終了。

ちょっと駅前方面に戻り、100円ショップで扇子を買い、本屋さんにいくも収穫なし。バスターミナルに大勢の人がいたのでスマホで調べてみると、JRが何本か運休になっている。私が帰るころまでには回復すると良いのだが…。気になりつつも、美術館などに行くことにするか。
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