散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

2023年7月のカクテル

2023-07-31 23:51:51 | 飲み歩き・日本国内
今月は静岡遠征もあったりしての29杯。静岡のバーは念願の「V」には行けたが、楽しみにしていた「g」は休業中であった。残念。

ウイスキー 11
モスコミュール 2
ミントジュレップ 2
ウイスキーソーダ 1
ロブロイ 1
サイドカー 1
シャンゼリゼ 1
ピーチダイキリ 1
クラシック 1
カイピリーニャ 1
ゴッドファーザー 1
コスモポリタン 1
シャルトリューズ 1
ビール 1
ブルームーン 1
ベリーニ 1
雪国 1
合計 29
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なぜこんな時に静岡(17)

2023-07-30 18:33:43 | 旅日記
そろそろ時間である。空港行きのバスは当然静岡駅前も通るのだが、外で待つことになるので、始発の新清水駅まで歩く。

空港行きのバスに乗車。こちらから乗った方が圧倒的に空いているのだ。



空港に到着。そういえば、こんなロードコーンは初めて見たかも。



いまどきの空港はお土産コーナーが充実しているので、買い物は空港にしようと思っていたのだが、静岡空港はそれほど充実していなかった。静岡市内でみた缶詰の富士宮やきそばを買いたかったな。しょうがないので、空港内にも展示されているロダン「考える人」を撮影。



牧野宗則「いのちの花」。陶板壁画だそうだ。



杭迫柏樹「富士山」。もともとの詩を作ったのは柴野栗山という人らしい。



とかやっているうちに、手荷物検査の所が行列になっており、乗り込みがギリギリになってしまった。帰りの席は窓がないところで愕然。とりあえず眠くはなかったので夏限定のアイスコーヒーを飲んだら、思ったより美味かった。



この後は、無事に千歳空港到着。小樽まで行くエアポートで琴似へ。明日のことを考えて、酒も飲まずに帰宅(朝・昼と飲んでるけど)。

さて、何とか購入したお土産はこんな感じ。バスターミナル近くのスーパーで購入した中華三昧はどこでも再発売しているんだっけ? 右側の焼そばは何とも見たことのないレトロ風味が気に入って買ったが、実は小樽で作っているもの(知ってて購入)。



オリエンタルは名古屋発祥の会社。「たぬきむすびの素」は静岡で愛され続ける定番の味らしい。



富士山茶畑ラーメンは静岡抹茶こそ使っているものの、やはり愛知県の会社で製造している。釜揚しらすは静岡産だった。



そして静岡の酒3種。右端の喜平は初日に行った居酒屋でも同じ銘柄を飲み、美味かった酒だ。



昨日の夜からラーメンが食べたくて、この日の夕食は早速富士山茶畑ラーメン(スープが緑色)になった。



これにて、とにかく暑い静岡旅行は終わり。ああ、明日から仕事だよ(そりゃそうか)。
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なぜこんな時に静岡(16)

2023-07-30 11:45:35 | 飲み歩き・日本国内
さて、最終日。静岡には2016年に静岡近代美術館というのができたらしいが、公設の美術館ではなく私設美術館のようである。「シャガール展」というのが微妙だったのと(あまり好きではない)、オープンが10時半で時間的余裕があまりないので断念し、駅前のデパート松坂屋へ。

地下でお土産を見てから、最上階に上がると雑貨フェアをやっていた。



そこから1階降りると、街中ビル内水族館があるみたい。行かなかったけれども、最近札幌にもできた都市型水族館というのは人気があるのかも。



この後は、静岡駅方面で早めの昼食場所を探す。ふむふむ1000円か。マグロの質がどうなんだろう。



「まるごと静岡セット」はかなり充実した感じ。



大衆酒場もオープン直前だ。ここの「ほろ酔いセット」は南鮪赤身刺し(天然南まぐろ)って書いてあるから、期待できるかも。





違う店では入荷無しだった生しらすが入荷している店を見つけた。店によって違うもんかね。



チェーン店っぽい寿司屋さんがあったのだが、「プレミアム」にもほどが過ぎるだろう。



飲食店は概ね11時に開店しそうなので、その時間に飛び込みたいのだが、人気の店は徐々に行列ができ始めている。そこまでして食べたいものもなあ…。私は11時になった瞬間に行列のできていなかったこの店に飛び込んでみることにした。



1番目の客なので、落ち着くカウンター席の端に座り、これを注文。



飲物はメニューにあるやつが「ほとんど大丈夫です」ということで、マルエフ中瓶(650円)にした。



ビールを飲んでいるとすぐ出てきたのが、あらかじめ用意しているのであろう清水鮪(ぶつ盛り)。これは後に取っておいて日本酒に合わせよう。



そしてこれも当然用意ができている静岡おでん。大根と竹輪が出てきた。魚粉の香りが良く、大根から食べるとその汁気が実に美味い。色ほどしょっぱいわけではなくて、大根の味を引き立てる味付けなのだ(竹輪はまあ普通だな)。



そして静岡で浜松餃子。静岡とは距離も遠く、県庁所在地である静岡市より人口が多い浜松市。仲が悪いと聞くが、この店に行列ができていなかったのも、浜松系列だからとかそういう理由なのかな(今調べたら、勘繰り過ぎで静岡市の会社だった)。最初からタレが辛いのがなんだが、この餃子美味いね。4個というのもちょうどいい。



餃子でビールが捗ったので、静岡は岡部の酒、初亀プレミアムを追加注文。



そしてお好きな1品から黒はんぺん焼き。黒はんぺんは結構甘みがあり、そこをネギと生姜でさっぱり食べる。そしてさっき取っておいたマグロぶつも、マグロ刺身を出したときに端っこが残るのだろう。日本酒にピッタリで悪くないよ。



ということで酒も食べ物も十分だ。適当に入った割には良い店で、お勧めできる昼酒セットだった。静岡の飲食店街は札幌に比べてはるかに昼酒セットが充実していてうらやましい。「静岡市はいいねえ。」


→あんた、今は合併して静岡市だけど、元清水市の出身だよね。
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なぜこんな時に静岡(15)

2023-07-30 07:39:48 | 食べ歩き
6時起床。



今日もちょっと外で朝食をとるかということで、あらかじめ調べておいたファストフード店の「G」へ。地下通路を通っていくと、少しだけ涼しいような気がしないこともない。



静岡駅前の地下は地下街というよりは基本的には地下通路なのである。ところどころビルの入口があり、飲食店街とつながっていたりするが、札幌のポールタウン、オーロラタウンのような商店街通りではない。





地上に上がると、「G」は7時開店で煌々と灯りがついており、なんとも頼もしい限りである。





客なんているのかなと思いながら中に入ると、この時間でも数名の人がいるんだね。近くに住んでいて、朝食の用意が面倒な人は、モーニングセットが楽なのかもしれない。カフェに比べると落ち着いて座れるし、ドリンクバーが付いているからね。



私は悩んだ結果、ベーコン、ソーセージの類はつけないことにして、スクランブルエッグセットにした。トーストはソフトフランスに交換である。そして、人間としてあるまじきふるまい(大げさか)、グラスビールを頼んでしまった。





おお、配膳は猫型ロボットが全て担当するのだね。最初にグラスビールがやってきたので、まずは一気飲み(本当は2回に分けて飲んだ)だ。



その後、オレンジジュースを取りに行ってきたら、スクランブルエッグセットが運ばれてきた(ロボットに)。





まあ、これはそんなに期待していたわけではないので、普通だな。但し、サラダの質はもう一つで、これは大きくイタリアンの「SZ」に大きく及ばないと言っておこう。でも、粉チーズ無料は嬉しいかも。



最後にコーヒーを飲んでゆっくりするかと思ったが、セットについている今日のスープが「韓国風スープ」だったので味を見てみた。辛いやつではなくて、牛骨スープ風のものだな。



最後に、一応、コーヒーには砂糖を入れて飲む。まあ、そんなにゆっくりできないタチなので、滞在時間は30~40分くらいかな。家の近くにこういうところがあれば、休みの日の朝食にたまに来るというのも悪くないかもしれない。



一旦、ホテルに戻り帰り支度をしながら、これまでの記録を取る。ホテルの入り口に体温測定器があるので測ってみたら36.6℃だった。ちょっとものを食べて歩くだけで汗が出て、体がほてるような気がする。2泊3日ではぜんぜん物足りないのではないかと思っていたが、今日はもう無理はしないでおこう。

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なぜこんな時に静岡(14)

2023-07-29 22:00:02 | 食べ歩き
静岡駅に着いてから、念の為にバー「g」を見に行ったがやはり営業はしていなかった。これが大きな心残りだな。

途中でこのお方も撮影。



なんとなく締めにラーメンを食べたいような気がしながら、ホテル方面に戻るが、どうもイマイチ踏み切れない。静岡で九州ラーメンのチェーンでもないし、一度行ったことのある昔風のラーメン屋さんはどうだろうとおもったが、ちょうど暖簾をしまうかのように店の人が出てきたので諦めた。



コンビニでひやしらーめんを購入してホテルへ。このラーメン、スープ別、具も別になっているので、ちゃんとしているじゃないと思ったが、麺がすでにフニャフニャになっている。これならやっぱり店で食べるべきだったか。





ということで、グダグダになりながら就寝。
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なぜこんな時に静岡(13)

2023-07-29 19:29:26 | 飲み歩き・日本国内
何故ここまで苦労して沼津に来たのか。ついに今回のメインイベントである沼津の名バー「V」へ。この店を再訪するのが目的だったのである。あまりの人出についビビってしまい、予約の電話を入れておいたので安心しての訪問である。





階段を登り、バーに入ると先客1名で、やはりお祭りの日のオーセンティックバーは静かである理論は正解かもしれない。カウンター席の中程に座り、モスコミュールでスタート。ここはマスターが作ってくれる。



これを飲みながら「何かご旅行ですか?」と若マスターに聞かれるままに、札幌から来たことを説明する。今朝、沼津では祭りがあるので来るかどうか迷ったのだが、ここに来たかったので、思い切って来てみたという話をした。

そしてこの店の通しは気が利いている。今日はコンビーフのキッシュ、生ハム+キウィ、カボチャサラダの3点である。



2杯目はロブロイ。黙ってお任せすると、デュワーズ12年を使って、しっかりした味に仕立ててくれた。



3杯目は「今年はスタンダードカクテルをあらためて飲むということをやっていて…」とブランデーのカクテルを相談すると、「やはりそこはサイドカーでしょう」ということで、作ってもらった。



ふーむ、これはさっぱりしながらもブランデーの味わいが効いているね。

締めに「何か少し珍しい、それでいてあまり値段の高くないウイスキーを」ということで相談すると、「最近、富士ブランドのシングルモルトが出たのでそれはどうでしょうか」ということで、それは静岡に来たのだから、乗っかることにしよう。



これまで富士のグレーン、富士山麓というかなり度数の強いウイスキーが出ていたのだが、これは46度のシングルモルト。そんなにスモーキーさは無く(当然だが)、ジャパニーズウイスキーのふんわりした味わいがする。

今日はあまりの楽しさに4杯とちょっと飲みすぎた。勘定をしてもらって店を出ると、前回と同じく、マスター、若マスターが店の外まで見送りをしてくれるのだ。道の角まで歩いてから振り返ると、これまた同じようにまだ見送ってくれているのだよなあ。前回は申し訳なさに困った記憶があるが、今回はこれに乗っかって、私も思いっきり手を振って挨拶をした。いやー、来て良かった。なんとも気持ちよく、素敵なバーである。


→これはさすがに一旦角を曲がり、マスターたちが姿を消した後にバーの方向を撮影したものである。

この後は、花火大会が終わる前に早く帰ろう。裏道をまっすぐ沼津駅に向かい、静岡行きの普通列車に乗る。





しばらく座れなかったが、途中から席に座り、少しばかりウトウトしながら静岡へ。
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なぜこんな時に静岡(12)

2023-07-29 17:52:28 | 飲み歩き・日本国内
街中で一杯やってから目的地へと思っていたのだが、とにかく大混雑でどうにもならない。



普通の飲食店も店の前でミニ屋台というか販売コーナーを作っており、そういうところに行く気はなかなかしない。普段ならこのアーケード名店街ももう少し落ち着いているだろうになあ。



落ち着いて飲めそうな店が全く見つからないので、ついに諦めてちょっと高級な雰囲気の寿司屋に行ってみることにした。値段はせいぜい1万円だろう。なんとかなるのではなかろうか。



しかし、しかしであった。1軒目の寿司屋さんは予約で満席、もう1軒飛び込んでみた店も予約で満席。こりゃどうにもならんぞ。



さらに妥協して、この店はちょっと見た感じでいいと思えないけどなというところに飛び込んでみた。中に入ってみると、これだけ街の中に人が出ているのに、私が一番目の客である。失敗したかな。

とりあえずあまりの暑さにビールを注文。通しが実につまらない枝豆だったので、もうガッカリ。とりあえず1時間時間がつぶせれば良いかということで、刺身盛り合わせを注文する。これが意外な出来栄えだった。



刺身で出てきたのは、ブリ、トロ、キンメ、鯵、甘エビ、タコ、ハタという品揃えである。トロは見ての通りの脂ののり具合だったが、ブリもそれに匹敵する品である。鯵ももっちりと美味かったが、驚いたのはハタの歯応えの良さである。これはなかなか食べられるものではないと思う(値段が多分1650円)。


→残念ながらカウンター席が暗くて、写真がボケた。



思わず日本酒を飲みたくなり石鎚を注文。しばらく刺身を食べてから、あまり時間がないので締めのスキ身巻きを注文。これも寿司飯とマグロのスキ身がよくマッチした佳品であった。





店の人に「刺身、美味かったです」と挨拶をして店を出た。悪くなかったじゃないか。

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なぜこんな時に静岡(11)

2023-07-29 16:20:28 | 美術・アート
草薙駅から清水まで移動して、さらにそこから沼津へ。今回の目的の大きなもう一つは沼津に行くことなのであった。

但し、今朝沼津のことを調べていたら、恐ろしいことを知ってしまった。今日は沼津のなんとか祭りで、相当な混雑が予想されるのだ。これは行くのをやめようかとも思ったが、昨日静岡のバー「g」が閉まっていたので、ここで沼津に行かなくてはどうしようもない。思い切って行くぞ!

ということで沼津に到着。駅前にでると沼津機関区の歴史を示す碑があった。





しかし、予想通りに駅前が大混雑なのである。なにやらアニメをモチーフにした青空カフェみたいなものをやっており、そこは大行列が出来ているのである。やっぱりなあと思いつつ、一旦割と駅から近くにある図書館へ。図書館前で堤直美「出会い」を発見。本をもった少女像は図書館にピッタリだし、なかなかかっこいい。



ここで休憩しつつ、時間を潰しつつ、図書館の企画展示を見る。



そこから駅に戻り、バスに乗って、沼津歴史資料館へ向かう。駅前はメインの通りが歩行者天国になっているため、普段とは経路が変わっているようだ。これはますます嫌な予感だな。

歴史資料館は沼津御用邸記念公園の中にある。





歩いていてうっかり道を間違えると、すぐそこは海なのだった。しかし、この写真は金網のすき間から撮影したものであり、工事もやっているさなかなので、全く風情が無い。



海辺の松は海風のせいで曲がっているのだろうなあ。



■沼津市歴史民俗資料館「絵ハガキで見る100年まえの沼津」。あまり沼津をしらんからなあ。大手町というのは駅前近くの繁華街だろう。



バスでちょうど御成橋を通ってきた。帰りに写真を撮ろう。



常設展ではかなり精密な「菓子木型」が展示されていた。



それから、国指定重要有形民俗文化財「沼津内浦・静浦及び周辺地域の漁撈用具」も展示されている。



ハンマーみたいなのが「カケヤ」。マグロの急所を一撃して、身が焼けるのを防ぐ道具。



「手繰船」も展示されていた。



私以外の観覧者は1名。何度も見に来るのはちょっと辛いかもね。



この入口を進むと西付属邸(いわゆる御用邸)があるらしいが、時間がないので見るのを断念した。



おや、記念公園内にもバス停があるじゃないと思ったら、衝撃の「土日祝のみ1本だけの運行」だった。もういらなくない? このバス停。



という訳で、降りたバス停まで戻る。



バスに乗ると「ラブライブ」バスだった。良く知らないが。



歴史資料館からの帰りは街中に入らずに、御成橋の手前でバスを降りた。今日はこの周辺が花火の打ち上げ地域になるらしく、物々しい警備と板囲いが出来ていて、御成橋の姿も台無しである。

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なぜこんな時に静岡(10)

2023-07-29 13:10:54 | 飲み歩き・琴似界隈
展覧会を見終わって、昼前になったので館内にある「RT」へ。がっちり昼食を取ると夜に差し支えがありそうなので、デザートメニューからキャラメルケーキを注文。それにしても今時のカフェはスマホ注文ということで、なんだかなという感じだ(美術館に来るのは年配の人が多いので、口頭注文の客の割合もかなりあるようだった)。



展覧会アンケートを久々に真面目に書いて、絵ハガキを頂いた。



少し待ったが、キャラメルケーキは期待通りアイスクリームがついており(冷たいものが食べたかった)、ナッツの歯応えもあって美味いものであった。



ただ、勘定を払う時にかなりモタモタするというか、スマホ注文の意味合いが薄い気がしたなあ。



次の移動は暑い盛りの昼過ぎとあって、駅まで歩かずバスに乗る。



値段は100円で、静鉄の県立美術館前からJR草薙駅までの距離が結構あったので、バスに乗って大正解であった。



東海道線に乗って、沼津へと向かう。



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なぜこんな時に静岡(9)

2023-07-29 11:34:43 | 美術・アート
■静岡県立美術館「糸で描く物語」。
サブタイトルに「刺繍と、絵と、ファッションと。」とあるように、糸・布製の展示が多く、私はそこまで強い興味はないジャンルなのである。



展示第1章の「刺繍と民族衣装」のみ撮影可能であった。



展示物には結構、北海道立北方民族博物館のものがあり、なかなか興味深かった。

ノーミー・イコーミアク「布製壁掛け<北極の幼年時代>」:干し鮭、熊、イッカクなどの身の回りのものが刺繍とパッチワークされており、北方民族の生活を感じさせるものがある。他にも犬ぞり、氷に穴をあけての釣りなどが、とてもカラフルな色で描かれているパッチワークが沢山あったのが印象的だ。
樹田紅陽「Four Cubes」:刺繍の模様を変化させて、4つの立方体を表現したもの。さらに「Six Cubes」「Nine Cubes」という作品もあり、色彩と文様の変化が面白い。
蝸牛あや「女II」:黒地に刺繍でメタリックな石のようなもの浮き上がらせた作品。現代の刺繍作家で活躍している人がいるというのも分かった。

■静岡県立美術館「美術館のなかの書くこと」。次は文字が書き入れられた絵画などの収蔵品展である。
「天平勝宝四年東大寺写経所請経文」:752年の経文で、重要文化財である。



藤田嗣治「モンルージュ、パリ」:藤田独特のサインを取り上げた展示だが、さすがにこの写真ではちと見づらい。



佐伯祐三「ラ・クロッシュ」:絵画に書き文字とくれば、佐伯は欠かせないところである。



吉仲太造「赤い電話」:電話機になかなかリアルな文字が書かれている。



曽宮一念「芝浦埋立地」:これもきっちり書かれたサインによって取り上げられたらしいが、それよりもこの作家、後に失明してしまうのだ。それでも白黒の対照は把握できたため、書を始めたというすごい人なのである。



川村清雄「静物写生」:筆記用具と和紙に書いた文字、そして洋書を配置した作品。こういうのが精密で好きだ。



後は、静岡県立美術館といえば、ロダン館も見ておかなくてはいけない。



というところで、展示は一通り見終わった。
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