英語を使い過ぎ(その 25)

2015-12-23 16:35:11 | 語学学習
 先日テレビでニュースを見ていたら、文房具店からの中継になって、マスキン・テープの紹介をしていました。その時です、店員さんが「色や柄が豊富になってとてもきれいなものばかりですし、簡単に貼れるので、皆さん、いろいろなものをデコってみませんか?」と言ったのは......。で、アナウンサーがすぐに「デコるっていうのは、デコレイションするってことですよ」と補足説明をあわててしました。それでも、英語を知らない人にとっては、何のことだか......。

 確かに「デコレイション」は英単語で、意味は「装飾とか飾り付け」ということですから、意味的には使い方は合っているんですが、なんでわざわざ英語を使わなきゃいけないのか?ってことですよ!「装飾する、飾る」という日本語があるわけですからね。しかも、「デコレイション」でひとつの単語なんですから、それを勝手に縮めて「デコ」っていうのはどうかと思いますね。だから、英語をよく知らない人にとっては「デコ」が正しい英語だと誤解してしまい、英語を母国語とする人と話をする機会ができた時に「デコ」と言っても通じない......という弊害的な現象が起きてしまうでしょう。

 このように、日本で使われている「カタカナ語」は、いわゆる「和製英語」が多く、残念ながら正しいものが数少ないので、英語を使う機会がある人は、気をつけて下さいね。

 ついでながら、「デコレイション」は「decoration」と書きます。さらについでながら、「decorate」が動詞形で「装飾する、飾る」の意味です。なので、これらを勝手に縮めて「deco」と言うことはできないですね。正しい英語としてはね。まあ、やっぱり英語は正しく覚えましょう!!ということですね。

 それでは、今日はこの辺で。