保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川下り400年の夜明け!開幕イベント・最終章

2006-03-17 00:54:39 | 角倉プロジェクト・世界遺産事業
雨で出演を断念された東輝中学校・吹奏楽部の
穴埋めは、司会の坂上さんやはかせさんの機転を
利かしたアイデアのお蔭で会場をしらけさせずにすみました。

そして従来のプログラム通りの進行で昼の部を再開です!

トップバッターは「ゴスペル」です!

今回歌っていただくのは地元亀岡の女性で作るゴスペルサークル
「JOIN・JOY(ジョイン・ジョイ」さん。

亀岡でゴスペルをうたうことが好きで集まった女性達が、
名前の通り「みんなで楽しく歌う」ことを合言葉に精力的な活動を
されているグループです。
今回のイベントでは、サークルを指導されているプロアーチスト
「キブンヘブン」のボーカル弘元麻子(ひろもとあさこ)先生が
他に指導されている2つのグループの亀岡の「AGUAS!」
京都市内「ブレス」のメンバーも参加、「OH! HAPPY DAY」
や「AMAZING GRACE」など5曲を総勢40名による
パワフルな歌声で保津川河畔に響かせてくださいました。

会場の観客の皆さんも、一緒に歌われるなど、
ボルテージが上がってきている手応えを感じます。

さすがに神に捧げる歌「ゴスペルソング」です!
天使の歌声に、天の神様も雨を降らす手を休めて
聴き惚れておられたのか、すっかり止んでしまいました。

続いて「南京玉すだれ」の登場です。

「玉すだれ」さんを指導するのは昭和天皇の前でも演じられた
斯界の第一人者・天竺たかし先生の指導を受けられているグループ。
雨が降ると玉すだれの竹細工が動かなくなるから、出演が
危ぶまれましたが、引き続き天気がもっていたので決行に!
楽しい音楽で華やかに模った竹細工のマジックはまさに芸術品です。
会場からも大きな拍手がおこっていました。

そして真打!東映京都スタジオの役者さんによる「時代劇」です!

トラック後ろではすでに衣装もバッチリ決めてスタンバイです!
保津川下りが始まった400年前。時代は江戸時代。
当時はこのようなちょんまげをしたお侍さんが日本を治めていたのです。
その時代から保津川の舟は今と変わらないスタイルで流れていた。
そのイメージをビジュアル的に感じて貰おうと「時代劇」を用意しました。

このショーは東映太秦映画村で人気のショーです。
出演されたのは、左から幾多のレギャラー番組を持つ山根誠司さんと
ご存知ナイチンこと内藤和也さん、沖田総司を演じたら太秦では
右に出るものはいないと評判の美形役者・岩須透さん、いつも
名司会で会場を盛り上げるO習院大出身の異色俳優松本英之さんの4名。

さすがに見事な剣さばきです。速さはもちろんのこと‘見せる’
という要素をしっかり押さえた殺陣はさすが日本映画の名門
東映京都の役者さんです。今、ハリウッドも注目する
日本時代劇を守ってきた東映伝統の殺陣さばきは彼らにも
受け継がれていると確信し、一ファンとしても嬉しい限りです。


最後は会場のお客さんをステージに上げてのチャンバラ教室です。
小さな子供さんから女性の方まで4名がプロのチャンバラを体験されました。
皆さん、俳優顔負けの芸達者な方ばかりで、会場は大いに盛り上がりました。
まさにこの時がMAXの盛り上がりだったのではないでしょうか。

最高潮に盛り上がったところでこの日最後のトリを飾るのは
よさこいダンスユニット「亀へん」さんです!

今年で結成2年目のよさこい連「亀へん」は、社会人と学生からなる
老?若男女、個性派勢揃いチームです。しかし、「心は一つ」!
パワー溢れる「演舞と笑顔」そして「元気」はどこにも負けない
と自負するピカイチのよさこいダンスチームです。

なんと彼は忙しい日常の合間を縫って、週2回は必ず練習している
そうで「下手でも亀(かめ)へん、笑舞(しょうぶ)したらんかい!」
をモットーに展開する演舞曲「大噴火」はアルコールが
入ってなくったってテンション120%!
汗もガンガン飛ばしながら観る人に笑顔と元気と感動を
届けている人気グループなのです。

最後の曲では我が保津川下りの船頭も一緒に参加して大演舞へ!
新世紀保津川下りのスタートを若い力で「大噴火!」

高いテンションを維持したまま「400年記念・春の開幕」は
無事終了する事ができました。

一時は雨で開催も危ぶまれた400年記念ではありましたが、
多くの人の力を結集していただいたお蔭で最後まで諦めずに
進めていくことができました。

実は私はっちんは委員長の身でありながら、イベント3日前から
インフルエンザに掛かり、40度近い熱で倒れてしまいました。
一番大事な時に委員長不在で周りの関係者には多大なる迷惑を
掛けたこと、自らの不徳の致すところと猛省する次第です。

改めてご協力いただいた皆様に感謝いたいます。

イベントは今回をもって終了いたしますが、保津川下りの
新たな時代の幕は今、ここから上がったと思っております。

今後とも温かいご指導ご協力をよろしくお願い申し上げます。