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保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

今年最初の定例清掃会を実施!

2008-01-13 23:55:55 | プロジェクト・保津川
保津川の清流を守るため活動している
「NPO法人プロジェクト保津川」(坂本信雄・代表)
は今日、2008年の最初の定例清掃会を
午前8時から実施しました。

粉雪が舞う寒い朝にもかかわらず、保津川下り
乗船場対岸に設けられた清掃会受付には、
亀岡市内外から約50名もの参加者が来られ
ゴミ袋と火バサミを持ち、保津川河川敷や堤防沿いの
用水路などの3箇所の清掃を行ないました。

今年も佐川急便亀岡営業所の皆さんが社をあげて
参加して下さり、車などからのポイ捨てゴミが
多く投棄されている堤防沿いの用水路を中心に
清掃して下さいました。
この場所は交通量が多く、走行車から空き缶や
ペットボトルのポイ捨てが絶ず、ゴミの多い場所
なのですが、用水路という落差がある地形が、ゴミ
へのアクセスを困難にさせ、いつも回収にてこずる所。
元気で勇ましい方揃いの佐川急便さんが中心になって
清掃に当って下さり、本当に助かっています。
地域の環境保全に積極的に取り組んで下さる企業
の協力は、我々にとって本当に心強い限りです。

また、今回は嬉しいことがありました。
私が主宰する空手道場の生徒である森口達也君(小5年)と
弟の友貴君(小1年)がお父さんと一緒に清掃に参加して
くれました。
チームドラゴンキッズのメンバーとして大会選手としても
活躍してくれている森口達也くん。
「朝起きるのちょっと辛かったけど、清掃して河原が
綺麗になると気持ちよく感じた!」との彼の言葉に
武の面だけでなく、環境など社会への関心も深め、
心身ともに志の高い若者に育ってほしいという
私の思いが伝わっているのが感じられ嬉しく思います。

そして、今回の清掃会の目玉!「おぜんざいの振る舞い」は
時代劇などのロケ地にも使われる武家屋敷の料理店で
有名な地元「へき亭」さんの女将さん手づくり。

冬の寒さの中、清掃で疲れたからだに、まろやかな甘さの
おぜんざいが染み渡り、幸せ感がいっぱいの美味しさです。
「こんな美味しいおぜんざい初めて!」
と何度もお替りにいく子供達の姿も多く見られ
清掃の爽快感の中、甘くて美味しいおぜんざいに
舌鼓をうちながら、満面の笑みを浮かべていました。

私達、プロジェクト保津川は本当に多くの人達の
力に支えられ、ふるさとの川・保津川の為に活動
できるのだという事を実感できる定例清掃会。
地域の力を結集し、かけがえのないふるさとを光輝かす!
それは、同じ思いを持つ多くの人達の力により
なしえることが出来ることです。

地球環境の危機が叫ばれる今、
‘地球規模で考え、地域で行動する’という
環境問題解決の為の実践規範である
グローカルな精神のもの、これからも
保津川の環境保全活動が、地球環境活動へと
繋がることとの思いで、皆さん頑張りましょう!






今年もやります!プロ保津の定例清掃会!

2008-01-11 10:38:01 | プロジェクト・保津川
私はっちんも参加しているプロジェクト保津川の
定例清掃会が、あさって13日(日)に行なわれます。

清掃時間はAM8時~9時まで。

昨年から毎月第2日曜日を清掃の日として定め、
行なわれている保津川の定例清掃会ですが、
今回は今年最初の開催ということもあり、清掃終了後
にあたたかい‘おぜんざい’の振る舞いがあります。

清掃のあとの清々しい気分の中、甘くて美味しいおぜんざいに
舌鼓を打ちながら、保津川の環境や自然について語り合うの
もいいですね。

参加費は無料。(但し、事務局にてボランティア保険に加入あり)
服 装は長袖、長ズボンの動きやすい服装で、長靴などが
あれば、履かれた方がいいと思います。
持ち物は軍手、帽子などは各自ご持参ください。
ゴミ袋、火バサミなどの清掃に必要な道具は
事務局にて用意いたします。

また、今回はおぜんざいの振る舞いの際の食器(お椀とお箸)
につきましては、使い捨て抑制のエコの観点から
各自をご持参下さる様、お願い致します。

☆ご不明な点につきましては、事務局までお問合せください。
プロジェクト保津川事務局(担当:中野)
〒621-0005
京都府亀岡市保津町西馬場32
 Tel: 0771-22-1616
 Fax: 0771-25-2382
 E-mail: info@hozugawa.org



歴史学の権威・上田正昭先生にインタビュー!

2007-12-19 23:57:26 | プロジェクト・保津川
今年、亀岡で設立された「NPOプロジェクト保津川」
の広報紙の取材で、日本を代表す歴史学者である
上田正昭京都大学名誉教授のお宅へ伺い、インタビュー
をさせていただきました。

上田正昭先生といえば日本歴史学の権威で、神話学や民俗学など
広い視野から多角的に日本及び東アジアの古代史を研究・発表を
されている斯界の重鎮中の重鎮であられるお方。
日本で最も高貴な方の指南役でもあり、超有名な学者さんです。

私など一介の船頭がお会いし、ご教授いただける様な方
ではないのですが、先生がこの度、我々プロジェクト保津川
の顧問を引き受けて下さったご縁で、このたび広報担当の原田氏
と取材担当の私でご自宅に伺い、「保津川」について約2時間
ほどのインタビューをさせて頂いたという次第。

先生には「歴史学の視点からみた保津川の魅力と未来像」
として、古代京都で勢力を誇った渡来系豪族・秦氏から
角倉了以・素庵親子に至るまでの保津川~桂川のかかわり
及び果たした役割や、山と川と海との繋がりから読み取る
自然環境など、多くの示唆に富んだお話を聞かせていただき
とても勉強になるインタビューでした。

「保津川下りの船は京都と亀岡丹波を結ぶ水運という
小さな事業のことではなく、日本海物資を京都・大坂へ
運ぶというスケールの大きな事業構想だった!」という
先生の自説を述べられ、続けて
「君達もこれからの保津川に関わり、この川を‘光らす’
なら、是非この了以のスケールの大きさをモデルにして
事に当ってください。」と仰られた言葉が、
船頭の私にとって特に心に深く響きました。


インタビューの詳しい内容は、来年3月に発行予定の
「広報紙創刊号」を楽しみに待っていてください。


今後もプロジェクト保津川では、各界のいろんな方
に登場していただき、川への思い、環境への取り組み
などをお話いただく予定でいますので、このブログ
を見られた方で、ちょこっとでも興味のある方は
会員やサポートメンバーに登録して頂ければ
とても嬉しく思います。

プロジェクト保津川への申し込み、問合せはこちらからどうぞ!



プロジェクト保津川が定例清掃会を実施!

2007-12-09 21:12:14 | プロジェクト・保津川
保津川の清流を守るため活動している
「NPO法人プロジェクト保津川」(坂本信雄・代表)
が今日、保津川下り乗船場対岸で第一回定例清掃会
を実施しました。
午前8時から行なわれた清掃会には、亀岡市内外から
約40名が参加、亀岡市から支給されたゴミ袋を持ち
保津川河川敷や堤防沿いの用水路などの持ち場に
分かれ積極的で賑やかな清掃活動となりました。

プロジェクト保津川では、毎月第2日曜日の朝に、定期的な
清掃会を実施することとなり、12月がその第一回目。
初冬の早朝という時間でもあり、どれくらいの人が参加して
下さるか少し心配しておりましたが、開始10分前には
殆どの参加者が集合して下さり、まずは一安心。
また、佐川急便亀岡営業所の皆さんが会社ぐるみで
参加して下さいました。
聞けば今日は休日のとのこと。にも関わらず、皆さん
率先して現場に向かわれ、多くのゴミを回収して下さいました。
地元企業が協力して下さることは本当に心強い限りです。

おやおや~もうすぐクリスマスだからでしょうか?
サンタクロースさんに扮した‘エコ・サンタ’?も登場!
こんな楽しいお掃除もプロジェクト保津川ならではの演出???

さすがはよい子のアイドルですね~次世代の子供達に
‘きれいな川、まち’のプレゼントですね。

先ずは定例清掃会のリーダーであるプロジェクト保津川の
森田孝義理事から、挨拶を兼ねた本日の清掃活動行程の
説明がなされ清掃活動は開始。

保津大橋を掃除しながら渡り対岸へ。
堤防沿いの用水路を中心に清掃しました。
この場所は以外に交通量が多く、走行車から空き缶や
ペットボトルのポイ捨てが絶えないところで、今回の
清掃会でも重点箇所に挙げられていました。

用水路の中に降りるとカンやペットボトルが本当にたくさん
捨てられており、手持ちのゴミ袋はすぐに一杯状態へ!
回収に回る軽トラックにも載せ切れないくらいです。

僅か1時間でこんな状態です!
本当に保津川の周囲は汚れているのですね~

約1時間の清掃活動終了後は、河原で炊いた温かい
手作りのお茶が参加者へ振舞われ労をねぎらい、
今日の清掃活動の感想をそれぞれが気さくに語り合います。

けして堅苦しくなく、ユーモアいっぱいのお掃除活動で
朝から爽快感!
そんなプロジェクト保津川のカラーが思いっきり出た
第一回定例清掃会でした!

次回は来年の1月13日(日)の予定で清掃終了後は
会員様との懇親会(おしゃべり会)を開催します。
お気軽にご参加くださいね。
もちろん、はっちんも出席します~

また、2月10日(日)の清掃会後は京都学園大・バイオ学部の
大西信弘先生(プロジェクト保津川・副代表)による
‘ちょっと、おいしい環境教室’も開催されます。

いよいよ来年度、プロジェクト保津川は本格的に
活動を開始する予感ですね~!

是非、この機会に、日本を代表する川・京都の保津川を
輝かす活動に「参加してやろう!」という方がおられましたら
ご連絡くださいね。
大勢の皆様のご参加を心よりお待ちしております。


‘ふるさと清掃運動会in保津川’が今日、開催!

2007-10-20 23:57:18 | プロジェクト・保津川
昨日からの雨がうその様な快晴に恵まれた今日、
「ふるさと清掃運動会in保津川」が早朝7時より
開催され、約120名もの参加者が保津川河川敷や河原の
清掃活動に汗を流しました。

対岸にあたる保津大橋上流の河川敷には、我々が船頭
として船を操船して参加者の皆さんと渡りました。

昨日の雨で川が増水し、対岸の河原にもペットボトルや
空き缶、ポジ袋などが多く流れ着いており、拾い甲斐の
ある河原清掃でした。

また、視界の届き難い、草木が茂る箇所には家電やタイヤ類
などの不法投棄物もあり、河川敷きのゴミ問題の
深刻さを見せ付けられる清掃活動でもありました。

3箇所に分かれ実施された清掃運動会は約2時間弱の
活動でしたが、事務局発表によると約3tものゴミが
回収されたそうです。

しかし、早朝にもかかわらず今回の清掃運動会に
120名もの市民の方が参加して下さったことが
何よりも心強く感じられ、これまでの各種団体や
自治体だけではない、本当の意味の一般市民が
ふるさとの街に関心を持ち、積極的なかかわりも
持っていただける一つの‘軸’がこの亀岡に
生まれそうな予感し、意を強くした次第です。

プロジェクト保津川では、これからも定例清掃会を
実施し、ふるさとの川‘保津川’に大人も子供も
親しみと愛情のもてる水辺空間の創造に励みます。

大きな目標も先ずは自らの足元から!地道な活動から!
グローカルの精神でこれからの地域環境保全に
取り組んでいきたいと思いますので、皆さんの
ご協力とご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、早朝からお集まりいただいた皆様、
本当にありがとうございました

連休明け、恒例のBBQゴミ散乱!

2007-10-09 00:36:07 | プロジェクト・保津川
行楽シーズン最初の3連休、保津川の河原には
大勢のグループがBBQに来られ、賑わいをみせます。

そして連休明けに残るのが、もはや恒例?保津川名物の
BBQをした人たちが置いて帰る‘ゴミ’の山です!

一夜明けると、乗船場真正面の河原に散乱しておりました!
観光客のお客さんが船に乗り込まれる、その目の前、
散らかし放題のそのゴミにはカラスまでたかるという、
なんとも荒んだ風景~これが保津川の連休明けの景色です。

小雨の降る中でしたが、保津川の環境を守るNPO法人
プロジェクト保津川のメンバーと保津川遊船エコ・グリーン
委員会の共同作業で緊急のゴミ清掃を実施。

捨てられているBBQゴミの中には、ビールの空き缶や
トレイに混じり‘紙おむつ’まで捨ててありました。
小さなのお子さんがおられるグループの方のでしょう。
子を持つ‘親’にしてこのモラルのなさ!悲しくなります。
こんな親に育てられた子供はどの様な人間に育つのでしょうか?

亀岡市の不燃物ゴミ専用のゴミ袋を持参していたようです。
どうやら、亀岡市民の様ですね。買出し時に使用したお店の
レシートも出てきました。このお店からOO町方面の人たち
であることが予想できます。

結局、土嚢袋5袋分のゴミが回収されました。

川のほとりでのBBQ。自然と一体感になれる爽快さが
より料理を美味しく感じさせるBBQ。
その感覚を味わいたくて、どの人も河原へ来るのでしょう。
そして、その自然への恩返しがこれでですか!

もやは人のモラルに期待する方が無理なのでしょうか?
ここままでは、河原BBQや河原への進入禁止という
最悪の事態も真剣に検討しなければならなくなります。
そして訪罰則管理社会の足音がヒタヒタと近くなる。
飲酒運転はモラルに期待した解決を諦め、罰金100万円
という法外な金額を定めることで、違反者を取り締まる
ことになりました。河原のゴミも不法投棄という立派な犯罪。
取り締まりを強化して罰金という自身の懐を攻撃しるしかないか。

しかし、人間は痛い目に会わないと気が付かない
低俗な生き物なのでしょうか?

昨晩の雨で、川の水量が少し増え、その水に運ばれ
ペットボトルなどの川ゴミがまた流れて、川岸に
浮んでいます。なぜか?油の膜まで・・・

我々の活動に終焉は永遠にない・・・



「第一回ふるさと清掃運動会」にプロ保津が参加!

2007-10-03 00:24:15 | プロジェクト・保津川
先月、プロジェクト保津川の設立記念シンポジウムの
基調講演をしていただいた「NPO富士山クラブ」の
川島攻さんからお誘いがあった全国的な清掃活動企画
第一回ふるさと清掃運動会に我々プロジェクト保津川
も賛同することがこのほど決定致しました。
この決定を受け、昨日の京都新聞・丹波版に我がプロ保津の
副代表・原田禎夫先生が、市民や各団体に同運動会への
参加を呼びかける記事が紹介されました。

我々プロジェクト保津川としては10月20日(土曜日)の
朝から亀岡市の保津川流域で清掃活動を実施する予定で、
只今、参加者及び参加団体の募集を行なっております。

連絡はプロジェクト保津川HPまたはE-mail:info@hozugawa.org、
プロ保津事務局:中野までよろしくお願い致します。

ふるさと清掃運動会は地球温暖化など悪化を続ける地球環境
に対し、私達個人は何が出来るか?というテーマのもと、
身近なふるさとの環境を守ることが、地球環境保全という
大きな目標に繋がっていくという思いから行なわれます。
この企画は富士山クラブの応援団ともいえる
「富士山大好き!100人の会」が呼びかけて実施される
もので、呼びかけ人代表にソフトバンク監督の王貞治氏を
はじめ、アルピニストの野口健氏、歌手の加藤登紀子氏
などが実行委員を務められています。
同運動会は、今年が初めての取り組みで、京都では一早く
我々プロジェクト保津川が賛同表明し活動することになります。

すでに企業や環境NPOさんから、保津川清掃への
参加のお申し出がいくつかきております。

集合場所や掃除エリアなどの詳細がまとまり次第、
このブログでもお知らせする予定ですので、
はっちんブログをご覧のみなさまも是非、御参加
のほどよろしくお願い致します。

大勢のみなさまのご参加、心よりお待ちしております。

アユモドキ生息地から届いたメール。

2007-09-13 23:22:21 | プロジェクト・保津川
今日、プロジェクト保津川の仲間である原田先生
から、絶滅が危惧されている希少野生動植物種である
‘アユモドキ’が生息している岡山市を流れる旭川水系・
祇園用水の写真を送ってもらいました。

出張で岡山県に行かれている先生のメールには
「用水路の水が透き通っていてとても綺麗!
魚も湧いている様に多く泳いでいて、ゴミは全く
落ちていません。感動しました!」という
コメントが添えられていました。

アユモドキを守る環境を、地域全体で取り組んでいる
のでしょうか?本当にゴミ一つない綺麗な川です!

このアユモドキという魚はドジョウの一種といわれ、その姿が
鮎に似ていることから‘アユモドキ’という名がついたとか。
今ではこの岡山県の旭川、吉井川・高梁川の三河川と
琵琶湖・淀川水系のみに生息している希少淡水魚と
いわれていますが、最近は琵琶湖と淀川下流部では殆どその姿が
見られず、私達の保津川の乗船場横の支流とその上流の一部に
残存しているだけというから、まさに絶滅の危機に晒されて
いる魚なのです。

こんな希少な淡水魚がまだ生息できる内は
まだ保津川の水質も守られている証拠でもあります。

岡山県と京都府では種の保存法(国内希少野生動植物種)
や文化財保護法(天然記念物)に基づき、地元NPO団体など
と協力してアユモドキ保全の取り組みを積極的にすすめて
いるところですが、これ以上、河川ゴミ等で水質の
低下を招くと、生息も危ぶまれるのではないか心配です。

私達の仕事場の横で生息している絶滅危惧種アユモドキが
いつまでも安心して棲める環境を守る為、この保津川を
岡山の祇園用水の様に、ゴミ一つない綺麗な川に
蘇えらせる必要がある強く思った次第です。

プロジェクト保津川のシンポ、盛大に開催!

2007-09-09 20:38:34 | プロジェクト・保津川
昨日の夕方に放送されたNHKテレビのニュースを
ご覧になられた方はいらっしゃいますでしょうか?

昨日、亀岡市のガレリアかめおかで開催された、
環境活動団体「プロジェクト保津川」の設立記念
シンポジウムは、会場が満席になるという
盛況のうちに終了しました。

当日は午後12時半の開場前から、続々と参加者が
お越しなり、シンポ開始の1時には60名座れる
円卓の席は、空き席がないほどに。

シンポジウムは我々「プロジェクト保津川」の坂本代表の挨拶の後、
基調講演としてNPO法人富士山クラブの川島事務局長が
「富士山ごみマップの作成と清掃活動」についてお話し下さいました。
川と山の違いはありますが、不法投棄ゴミ撲滅で積極的な
活動をされ、大きな成果をあげてられる同クラブの
取り組みには、参考になるお話が多い!
特に途方もなく広範囲にわたる富士山の裾野や幹線を、
会員自ら徒歩で調査してゴミマップを作成したお話には
地味な活動の大事さを改めて教えられた気がしました。
ゴミ投棄を発見した人が写メールを送信することで
GPS機能が作動し、リアルタイムでゴミ状況が把握
出来るという最新システムが、徒歩調査という地味な
活動で支えられている事に、最先端科学と自然保護という
一見相反する事柄が両立する可能性を感じました。

また、子供達にゴミ問題の大切さ伝えるには、マナーなどの
道徳教育だけでは十分でなく「理科を教えなければならい」
という言葉が印象に残りました。

第2部では「保津川にわたしたちに出来ることは何だろう?」を
テーマに、各テーブルごとに分かれ、参加者と一緒に
グループディスカッションを行いました。
約30分という短い時間の制約の中にもかかわらず、
「保津川の魅力を引き出す」為、今後取り組むべき
具体的なアイデアが、参加者から数多く出されました。
各テーブルとも、保津川に対する熱い想いがひしひしと
伝わる白熱した議論が展開され、心強く感じました。

みなさんに出して頂いたアイデアを生かし、これから
会員が一丸となって具体的計画に移すことで、この
保津川を輝かせていきたいと想います。


最後に、毎年10月20日から28日にかけて、富士山クラブが
中心になって全国で開催される「ふるさと清掃運動会」への
参加を呼びかける王貞治・福岡ソフトバンクホークス監督の
メッセージが紹介されました。
プロジェクト保津川としても早急に理事会で相談の上、
参加する方向で取り組んでいきたいと思います。

この設立シンポジウムは、私達プロジェクト保津川の
目指す方向性と具体的な取り組みへの多くのヒントが
得られたイベントとして、意義あるものだった感じています。

ご多忙の中、同シンポジウムに御参加下さったみなさま、
本当にありがとうございました。
これからもプロ保津への温かい御支援、御指導のほど、
よろしくお願い申しあげます。


NHKテレビの記者から取材を受ける坂本代表です。