保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

アユモドキ生息地から届いたメール。

2007-09-13 23:22:21 | プロジェクト・保津川
今日、プロジェクト保津川の仲間である原田先生
から、絶滅が危惧されている希少野生動植物種である
‘アユモドキ’が生息している岡山市を流れる旭川水系・
祇園用水の写真を送ってもらいました。

出張で岡山県に行かれている先生のメールには
「用水路の水が透き通っていてとても綺麗!
魚も湧いている様に多く泳いでいて、ゴミは全く
落ちていません。感動しました!」という
コメントが添えられていました。

アユモドキを守る環境を、地域全体で取り組んでいる
のでしょうか?本当にゴミ一つない綺麗な川です!

このアユモドキという魚はドジョウの一種といわれ、その姿が
鮎に似ていることから‘アユモドキ’という名がついたとか。
今ではこの岡山県の旭川、吉井川・高梁川の三河川と
琵琶湖・淀川水系のみに生息している希少淡水魚と
いわれていますが、最近は琵琶湖と淀川下流部では殆どその姿が
見られず、私達の保津川の乗船場横の支流とその上流の一部に
残存しているだけというから、まさに絶滅の危機に晒されて
いる魚なのです。

こんな希少な淡水魚がまだ生息できる内は
まだ保津川の水質も守られている証拠でもあります。

岡山県と京都府では種の保存法(国内希少野生動植物種)
や文化財保護法(天然記念物)に基づき、地元NPO団体など
と協力してアユモドキ保全の取り組みを積極的にすすめて
いるところですが、これ以上、河川ゴミ等で水質の
低下を招くと、生息も危ぶまれるのではないか心配です。

私達の仕事場の横で生息している絶滅危惧種アユモドキが
いつまでも安心して棲める環境を守る為、この保津川を
岡山の祇園用水の様に、ゴミ一つない綺麗な川に
蘇えらせる必要がある強く思った次第です。

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