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保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

歴史学の権威・上田正昭先生にインタビュー!

2007-12-19 23:57:26 | プロジェクト・保津川
今年、亀岡で設立された「NPOプロジェクト保津川」
の広報紙の取材で、日本を代表す歴史学者である
上田正昭京都大学名誉教授のお宅へ伺い、インタビュー
をさせていただきました。

上田正昭先生といえば日本歴史学の権威で、神話学や民俗学など
広い視野から多角的に日本及び東アジアの古代史を研究・発表を
されている斯界の重鎮中の重鎮であられるお方。
日本で最も高貴な方の指南役でもあり、超有名な学者さんです。

私など一介の船頭がお会いし、ご教授いただける様な方
ではないのですが、先生がこの度、我々プロジェクト保津川
の顧問を引き受けて下さったご縁で、このたび広報担当の原田氏
と取材担当の私でご自宅に伺い、「保津川」について約2時間
ほどのインタビューをさせて頂いたという次第。

先生には「歴史学の視点からみた保津川の魅力と未来像」
として、古代京都で勢力を誇った渡来系豪族・秦氏から
角倉了以・素庵親子に至るまでの保津川~桂川のかかわり
及び果たした役割や、山と川と海との繋がりから読み取る
自然環境など、多くの示唆に富んだお話を聞かせていただき
とても勉強になるインタビューでした。

「保津川下りの船は京都と亀岡丹波を結ぶ水運という
小さな事業のことではなく、日本海物資を京都・大坂へ
運ぶというスケールの大きな事業構想だった!」という
先生の自説を述べられ、続けて
「君達もこれからの保津川に関わり、この川を‘光らす’
なら、是非この了以のスケールの大きさをモデルにして
事に当ってください。」と仰られた言葉が、
船頭の私にとって特に心に深く響きました。


インタビューの詳しい内容は、来年3月に発行予定の
「広報紙創刊号」を楽しみに待っていてください。


今後もプロジェクト保津川では、各界のいろんな方
に登場していただき、川への思い、環境への取り組み
などをお話いただく予定でいますので、このブログ
を見られた方で、ちょこっとでも興味のある方は
会員やサポートメンバーに登録して頂ければ
とても嬉しく思います。

プロジェクト保津川への申し込み、問合せはこちらからどうぞ!



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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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屈折する神話解釈 (十神山)
2015-03-16 20:51:45
 神話世界は出雲(島根県)にもっと権威のある方がいらっしゃると思うが。
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