私は万年筆が好きであります。マニアとは呼べませんが これだけ持っています。
左から4本は【ふでDEまんねん万年筆】 右から3本は【ペリカン】です
↑↑
この2本は【モンブラン】です
↑この長い5本は【ロトリング】の【アートペン(極細~極太)】です
現役時代はインク色を変えた万年筆を 仕事や勉強や雑事のメモ書きに使っておりましたが、会社を辞めてからは、木端絵やハガキを書くための【ロトリング極細アートペン】と【セーラー万年筆】さんの【ふでDEまんねん万年筆】を除き まったく使っておりませんで、もし子供や孫たちが「欲しい」と言ってくるならば、いつでも待たせてやろうと思っております。
この中では【ふでDEまんねん万年筆】がいちばん気に入っています。私は毛筆が苦手です。【良寛】さんのような 気取ったところの全然ない優しく飄飄(ひょうひょう)とした 愛すべき字が書きたいものだと思っているのですが、ダメでありまして、かと言って ペン字が上手いなんてことはないのですが、10数年前、文具屋さんで新発売された 写真左から3,4本目の【ふでDEまんねん】を手にしたときから、「これは良いなぁ」といっぺんに気に入りまして、さらに通販業者から万年筆タイプの通販専用商品が発売されると知るや即購入、写真左から 2本目が それでありまして、以来これを大切に使ってきているのですが、この9月中旬、ふと、明るい色のインクを入れるための【ふでDEまんねん万年筆】が もう一本欲しくなってまいりまして、【セーラー】さんのオンラインショップで、写真左端のモノを購入したのであります。
ところがその商品がオイラの期待するものと大いに違っていたのであります。書き味は「よく滑るなぁ」という感じでありましたが、その字面とくるや、エッジの効いていないダラッとした字しか書けず、ペンを立てらせて書いても細くならず、全体的に相当太いに拘わらず、寝かせて書いても あまり太くならないといった具合でしたので、がっかり感が強く襲ってまいりまして、ショップに問い合わせてみることとしたのであります。「ひょっとして商品を間違えておられるんでねぇの」と。
ショップのご担当の方は 困惑した感じながら、何回か電話を掛けてきて下さるとか、誠実に向き合って下さいました。そのなかで、10月29,30日 神戸の三ノ宮の【ジュンク堂書店】さんの3階にある【 NAGASAWA PenStyle DEN 】というお店で、セーラー万年筆“ペン先職人”「現代の名工」長原宣義(ながはらのぶよし)さんのペンクリニックがあるので 診てもらうという手もありますよという お話を受けたのであります。
この↑写真は【セーラー万年筆】さんホームページからの転載です。
三ノ宮に着き まず伺いました。待っておられる方は数名、この分ならすぐ診ていただけそうと思いきや、受付番号は 29、最低 3時間は待つ必要ありとのことでしたので、【石井一男展】をやっている美術館に向かったのでありました。
今回が今年最後の関西地区でのペンクリニックということで、岐阜県や滋賀県からも患者?さんが来ておられるほど ずいぶん盛況でありまして、ただ人間のお医者さんと違って、たぶん診察時間は最低でも 6,7分、長い人なら数10分掛け、メーカー問わず 修理・調整されているのでありまして、でこれがタダときておりますから、セーラーさんは 本当にスゴイことをなさっておられると申せます。
お昼もだいぶ過ぎたころ オイラの番がやってきました。長原先生はペン先を外し研磨機に掛けたりと調整して下さり、「こんなもんで如何でしょうか、これでしばらく使ってみて下さい」と言われて渡されたのであります。で 書いてみました。少し良くなったなぁ という感じで、オイラは まだまだ不満がありました。しかしながら【現代の名工】である【長原宣義】大先生から直々に そのように言われますと、まずそれに従うしかないのが現実でありますれば、不本意ながら我慢することとした次第であります。
【 NAGASAWA PenStyle DEN 】というお店は、上級な繁華街 神戸三ノ宮商店街にふさわしい、しゃれた誠に素晴らしい専門店でありました。インクにしましても 50色ほどの品揃えのある【 Kobe INK物語 】という独自ブランドの商品を販売されておりまして、オイラは↓このインク 2壺 購入したのでありますが、今回は斯様に ホントの都会の店というものの素晴らしさを充分認識させられた旅でもあったのです。
< ポストスクリプト( H25.1.22 記 ) >
【毛筆万年筆】は 現時点、↑この 4本 所持しております。【銀座国文館】さんの通販で、上記【長原宣義】さんのご長男【長原幸夫】さん作【毛筆万年筆】、セーラーさん言うところの【ふでDEまんねん】に、アイボリーとワインが追加されましたので 取り寄せ、夫々(それぞれ) ↓これらのインクを入れ 使い分けを楽しんでおりますが、この毛筆万年筆は本当に素晴らしい筆記具でして、有り体(ありてい)に申せば、クールジャパン商品となり得る まさに世界に誇れる名品ではなかろうか と思っているのであります。
左から4本は【ふでDEまんねん万年筆】 右から3本は【ペリカン】です
↑↑
この2本は【モンブラン】です
↑この長い5本は【ロトリング】の【アートペン(極細~極太)】です
現役時代はインク色を変えた万年筆を 仕事や勉強や雑事のメモ書きに使っておりましたが、会社を辞めてからは、木端絵やハガキを書くための【ロトリング極細アートペン】と【セーラー万年筆】さんの【ふでDEまんねん万年筆】を除き まったく使っておりませんで、もし子供や孫たちが「欲しい」と言ってくるならば、いつでも待たせてやろうと思っております。
この中では【ふでDEまんねん万年筆】がいちばん気に入っています。私は毛筆が苦手です。【良寛】さんのような 気取ったところの全然ない優しく飄飄(ひょうひょう)とした 愛すべき字が書きたいものだと思っているのですが、ダメでありまして、かと言って ペン字が上手いなんてことはないのですが、10数年前、文具屋さんで新発売された 写真左から3,4本目の【ふでDEまんねん】を手にしたときから、「これは良いなぁ」といっぺんに気に入りまして、さらに通販業者から万年筆タイプの通販専用商品が発売されると知るや即購入、写真左から 2本目が それでありまして、以来これを大切に使ってきているのですが、この9月中旬、ふと、明るい色のインクを入れるための【ふでDEまんねん万年筆】が もう一本欲しくなってまいりまして、【セーラー】さんのオンラインショップで、写真左端のモノを購入したのであります。
ところがその商品がオイラの期待するものと大いに違っていたのであります。書き味は「よく滑るなぁ」という感じでありましたが、その字面とくるや、エッジの効いていないダラッとした字しか書けず、ペンを立てらせて書いても細くならず、全体的に相当太いに拘わらず、寝かせて書いても あまり太くならないといった具合でしたので、がっかり感が強く襲ってまいりまして、ショップに問い合わせてみることとしたのであります。「ひょっとして商品を間違えておられるんでねぇの」と。
ショップのご担当の方は 困惑した感じながら、何回か電話を掛けてきて下さるとか、誠実に向き合って下さいました。そのなかで、10月29,30日 神戸の三ノ宮の【ジュンク堂書店】さんの3階にある【 NAGASAWA PenStyle DEN 】というお店で、セーラー万年筆“ペン先職人”「現代の名工」長原宣義(ながはらのぶよし)さんのペンクリニックがあるので 診てもらうという手もありますよという お話を受けたのであります。
この↑写真は【セーラー万年筆】さんホームページからの転載です。
三ノ宮に着き まず伺いました。待っておられる方は数名、この分ならすぐ診ていただけそうと思いきや、受付番号は 29、最低 3時間は待つ必要ありとのことでしたので、【石井一男展】をやっている美術館に向かったのでありました。
今回が今年最後の関西地区でのペンクリニックということで、岐阜県や滋賀県からも患者?さんが来ておられるほど ずいぶん盛況でありまして、ただ人間のお医者さんと違って、たぶん診察時間は最低でも 6,7分、長い人なら数10分掛け、メーカー問わず 修理・調整されているのでありまして、でこれがタダときておりますから、セーラーさんは 本当にスゴイことをなさっておられると申せます。
お昼もだいぶ過ぎたころ オイラの番がやってきました。長原先生はペン先を外し研磨機に掛けたりと調整して下さり、「こんなもんで如何でしょうか、これでしばらく使ってみて下さい」と言われて渡されたのであります。で 書いてみました。少し良くなったなぁ という感じで、オイラは まだまだ不満がありました。しかしながら【現代の名工】である【長原宣義】大先生から直々に そのように言われますと、まずそれに従うしかないのが現実でありますれば、不本意ながら我慢することとした次第であります。
【 NAGASAWA PenStyle DEN 】というお店は、上級な繁華街 神戸三ノ宮商店街にふさわしい、しゃれた誠に素晴らしい専門店でありました。インクにしましても 50色ほどの品揃えのある【 Kobe INK物語 】という独自ブランドの商品を販売されておりまして、オイラは↓このインク 2壺 購入したのでありますが、今回は斯様に ホントの都会の店というものの素晴らしさを充分認識させられた旅でもあったのです。
< ポストスクリプト( H25.1.22 記 ) >
【毛筆万年筆】は 現時点、↑この 4本 所持しております。【銀座国文館】さんの通販で、上記【長原宣義】さんのご長男【長原幸夫】さん作【毛筆万年筆】、セーラーさん言うところの【ふでDEまんねん】に、アイボリーとワインが追加されましたので 取り寄せ、夫々(それぞれ) ↓これらのインクを入れ 使い分けを楽しんでおりますが、この毛筆万年筆は本当に素晴らしい筆記具でして、有り体(ありてい)に申せば、クールジャパン商品となり得る まさに世界に誇れる名品ではなかろうか と思っているのであります。
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