百休庵便り

市井の民にて畏れ多くも百休と称せし者ここにありて稀に浮びくる些細浮薄なる思ひ浅学非才不届千万支離滅裂顧みず吐露するもの也

百休気まぐれ 8泊旅(15)【益子】【首都高】

2010-08-10 09:41:09 | 日記
 益子にも行きました。とは言いましても、
「共販センター」なるところに行ったっきりでありますが・・・

実に大量の焼き物が展示・販売されておりました。
前日 笠間にて、想定以上の買い物をした影響があったのでありましょうか、
愚生の胸は 高鳴ることもなく、目は 極めて 冷徹でありまして、
品物の割りには 値段の高さだけが 突出して感じられまして、

益子焼とは、首都圏という超巨大マーケットが近くにあればこその
釜場ではないだろうか、もしこれが西日本のどこかにあるとしたら、
もうとっくに消滅しているのではないだろうかとさえ思えたのであります。

そう思えるほどに、釜場としてのエネルギーが感じられず、いまだに、
浜田庄司さんに縋っているような雰囲気が感じられたのでありますが、
あながち 笠間の見てくれの好さのせいだけとも思えないのであります。

と、こんなことを思いながら、藤沢を目指し 高速を下って(正確には上って)
行きまして、いざ 初めての「首都高」に、気分を最高レベルに引き上げ、
乗り入れたのであります。

田舎者の愚生にとりましては、車の混雑度が尋常でない「首都高」は、
できれば乗り入れたくない道でありますが、一つ いいことがありました。
新東京タワーが、遠くから近くからと、たっぷり見えたことであります。

それにしましても【東京スカイツリー】とは、なかなか好い名前を付けた
ものであります。下町に立っているというのも 好感が持てますし、
美しいというより 圧迫感を持って迫るだけの 高層ビルとは違いまして、

高層タワーには、その本来の特質から もたらされる開放感 および
それに連鎖反応した 心地よい夢を抱かせてもらえる のであります。
たぶんそれは 細長い先っちょが、137億光年と 果てしなく続く
宇宙に繋がっていると思うからでありましょう。


< 8月23日 書き込みの PS >
昨日の産経新聞の「おやこ新聞」面は、「東京スカイツリー」でしたので、
その一部記事内容を 以下 補足させていただきます。
・高さは世界一予定の 634m(現世界一は「広州テレビ観光塔」610m)
・折角ならばと ムサシの国と語呂合わの高さ
・上層部は○でも塔脚部分は辺幅 68mの△、高さ333m東京タワー96mより
 大幅に狭い
・来年12月 完成予定
以上であります。 
 

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