細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●2016年の独断と偏見の個人的な邦画ベスト。

2017年01月08日 | Weblog

2016年度、わが鑑賞邦画のベストテン

 

*昨年に試写や劇場で見たスクリーン上映映画は、トータルでは166本でした。

ま、週3本のペースは毎度のアベレージで、試写室仲間では400本を越えている御仁が数人いました。

ですから、その中で見た邦画というのは、たしか70作品程度なので、お恥ずかしい実状でした。

それでも、所属している<日本映画ペンクラブ>のベストテンには懲りずに投票しましたので、ご無礼ご免で、ご紹介します。

 

❶『家族はつらいよ』(山田洋次)喜劇でありつつも、かなり悲劇的なスケッチは、ニール・サイモンのようで、かなり笑えました。

❷『海よりもまだ深く』(是枝裕和)実際には悲劇的な家族のスケッチを、一歩引いて暖かく楽観して見せる演出は、苦いお茶のように味があり・・。

❸『女が眠る時』(ウェイン・ワン)売れない作家が下田の温泉で見た風景と、ちょっと錯覚して見えるような、へんな事件の、そのおかしな人生模様。

❹『64・前編』(瀬々敬久)事件と平行して展開する地方警察の広報の混乱と、報道とのいがみ合いが、集団ドラマとして痛快だが、・・後編は、どうも。

❺『ミュージアム』(大友啓史)ラストまで<カエル男>の犯行と威嚇に引き回される捜査の混乱が、緊迫しつつもユーモアもあり、大いに愉しめた。

 

*『君の名は。』(新海 誠)素晴らしいアニメ映像処理と、イマジネーションの展開には魅せられたが・・・実写ドラマとは別格の偉業。

 

❻以下は、『だれかの木琴』

『人生の約束』

『怒り』

『長い言い訳』

『ヒメアノール』

『アズミ・ハルコは行方不明』

『クリーピー』

『日本で一番悪い奴ら』

『シン・ゴジラ』・・・・・などが記憶に残りました。