細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●『テラビシアにかける橋』の純粋な冒険ファンタジー。

2007年12月15日 | Weblog
●12月13日(木)15-30 京橋<映画美学校/第一試写室>
M-153 『テラビシアにかける橋』Terabithia (2007)walden media 米
監督/ガボア・クスポ 主演/ジョシュ・ハッチャーソン ★★★☆☆☆
久しぶりに爽やかな童心に戻れる良心作品。
問題の多い少年期の夢と悩みと冒険心。
そのデリケートな動揺を、素直な低い視線で描いたスタッフの知性に拍手。
昔の『子鹿物語』のように、貧しい現実を転嫁させる少年少女のハートの動きを、抑制のきいたファンタジーで見せる。
そのテクニックが、ディズニーのような商業性を強調しない見せ方に好感が持てた。
これならば、すべての子供達にぜひ見て欲しい。

●2008年1月下旬、渋谷東急などでロードショウ