宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

コヅカ・アートフェスティバル:オープニングまであと2日

2010-07-30 | コヅカ・アートフェスティバル2010
朝からの雨も夕方上がりオープニングまであと2日、会場作りも仕上げに入ってきました。


雨の中、インスタレーション作品「水の記憶」を制作するnatuko。アートガーデン・コヅカに何日も滞在し、今回の参加作家の中で最も山の生態系との距離を縮めた一人です。


PA配線の仕上げに駆けつけた”ダグとワラ”の稲熊さん。


こちらも何日も通って山と深く関わり、大きなランドスケープを作り続けている石田恵一。
写真中央の巨大なドリームキャッチャーに注目!


そして森の家の中、クラフトルームでワークショップの準備に余念のない早川浩平。


まだまだ完成しない室内展示の様子。明日が山場です。

会場を歩き回って強く感じたことがあります。ぜひ、車を降りて山の下から徒歩で会場入りして下さい。
歩く速度でしか伝わらないものが、このアートフェスの本当の魅力だと思います。

コヅカ・アートフェスティバル:雨の日の野外展示風景

2010-07-29 | コヅカ・アートフェスティバル2010
恵みの雨です。浄化の雨です。そして、休息の雨です。
長い日照りでカラカラだった大地が、息を吹き替えしています。

オープニングまであと3日、誰もいない会場内を散歩して、野外展示作品と雨の森との調和を楽しみました。



会場入り口にある、中村岳の彫刻作品「遡及空間」



そこから少し登った道沿いにある、真魚長明の作っている環状列石(ドルメン)。



山の中でひっそりと作られている、石田恵一の小屋(シェルター)。



雨に濡れる、ティピ&ゲル。


ご来場は街道沿いの駐車場にお車を止めて、ぜひ歩いてゆっくり作品をお楽しみ下さい!


コヅカ・アートフェスティバル:ゲルも建った!

2010-07-29 | コヅカ・アートフェスティバル2010
ティピの次はゲルが来ました。参加作家natukoちゃんが持って来てくれました。


これは屋根のてっぺんのパーツ。太陽みたい。


ティピに比べると、かなり近代的で複雑な作りになっています。


いくつものパーツを慎重に組み合わせないときれいな形になりません。


屋根の梁を一本一本差し込んで行きます。


パーツは全て木で出来ていて、いかにも手作りの素朴な物。数を数えて正確に組んで行きます。


助っ人で駆けつけてくれた神元さん。アートガーデン・コヅカが始まった頃から里山整備ボランティアに来てくれています。wwoofで世界中飛び回っています。この間イタリアから帰って来たばっかりなのに、もうすぐアメリカ行っちゃいます。


骨組み完成!工芸品です。


シートをかぶせて出来上がり!かなり可愛い!


中に入るとこんな感じ。落ち着きます。


初めの太陽のパーツはこんな感じ。真ん中で火を焚いて、ここから煙が逃げて行く仕組み。ティピもそうだけどモンゴロイド達は、丸い家を作って真ん中で火を炊いて暮らして来たのですね。竪穴式住居です。


完成してホット一息、満面の笑顔のnatukoちゃん。


野外ステージ周りに、ティピとゲル。すっごくいい感じの会場になってきました!
ライブ楽しみだな~。

コヅカ・アートフェスティバル:搬入続々。

2010-07-28 | コヅカ・アートフェスティバル2010
初日まで後5日。アートガーデン・コヅカでは、各作家の搬入が続々と始まっています。


敷地の入り口、高さ3mの彫刻作品を組み立てているのは現代美術家・中村岳さん。


彼は現在、横浜bank artでも活躍中。


この作品はアートフェス会場の入り口のモニュメント的な位置にあります。



こちらは室内展示会場を作る、シゲさんこと今井茂淑と竹本ミツさん。


大小併せて沢山作品を持って来た、流木工房Hi-D。


圧巻な竹本ミツさんのグラフィックアート。森の家の中はびっくりする程の空間になっています。
さすが、アーティスト集団!やっぱりアート最高!ワクワクします!


コヅカ・アートフェスティバル:ムリーロさんの階段

2010-07-27 | コヅカ・アートフェスティバル2010
アートフェス会場では、各作家が会場作りから関わっていますが、その中で評判の階段があります。
ヌンチャクパフォーマンスグループ「ESTRELA」のメンバーのムリーロさんが作ってくれた階段です。


土手を深く掘って、気を使って手すりまで付いていて、オマケに手すりには蔦が巻き付けてある。山の素材を駆使して素敵に出来ています。ムリーロさんはガラス作家でもあって、1年前に近所にこしてきたそうです。今、工房をセルフビルトで建築中とのことで、遊びに行ってみました。


お家に付いたら、まずフェレットの“chunchun"お出迎え。


chunchunと遊ぶムリーロ氏。


こちらが、建築中の工房。土台からコツコツ一人で作っているそうです。壁は竹を網代に編んでいて、これから土壁を作るそうです。


扉や窓には彫刻が施してあります。彼の出身地ブラジルのハチドリが飛んでいます。


彼のガラス作品。これは台座にLEDが仕込んであって光が変化するタイプの物です。ハチドリは彼のメッセージアニマルのようです。
今回のアートフェスには、作品がまだ充分無くガラス作家としてのエントリーは無かったのですが、次回はぜひ!
安房に、またもやユニークな作家が一人暮らし始めました。


宮下昌也と巡る悠久の旅