宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

安房・平和のための美術展、開催中です!

2014-08-25 | 展覧会

今年で10回目となる「安房・平和のための美術展」が南房総市富浦の枇杷倶楽部ギャラリーで開催中です。



毎年8月末に開催を続けて来たこの展覧会、今年の参加作家は過去最多の81名。
展示作品がギャラリーに入りきらず、実行委員の作品など数点は、小作品・グッズコーナーのある第2会場へ展示する盛況ぶりです。


力作も多く、例年以上の見応えのある展示になっています。

 


平和展の参加作家は年齢層もジャンルも多種多様で様々な作品が展示されていますが、年に一度平和への願いをそれぞれが出来る手法で表現しています。作品に添えられた、メッセージカードも是非読んでください。

 


またこの展覧会は収益を、平和のためにその時必要と思われる団体へ寄付していることが特徴です。
願いだけでなく、アートが社会の中でちゃんと機能して行く方法を実行委員会では、絶えず検討しています。

 


まあ、でも理屈は抜きに作家たちのバリエーション溢れる世界観を、楽しんでいただけたらと思います。

 


ちなみに僕の作品は、第2会場の部屋に展示しています。
昨年開催した「高山漫遊展」の時に描いた作品です。

 


この週末23、24日には10回展を記念したワークショップを開催していました。
題して「みんなで戦争ホーキ!」ワークショップ。
東京三鷹市で始まった「戦争ホーキ作り」。ミニチュアの箒を作って、憲法9条が印刷されたタグを付ければ出来上がり。
今回のワークショップは、その南房総版。

 


参加作家もお客様もかなり楽しんで作っていました。
平和活動も色々あると思いますが、クラフトを通して心の平和を実感してもらうワークは、美術家として僕の出来る一番の平和活動だと思っています。

アートやクラフト、手を動かして物を作る作業は、そのまま平和への入り口になると僕は信じています。手作りする事は、自分の心に向き合う事につながります。作る作業が佳境に入った時に訪れる心の静けさを感じる事、思い出す事、平和への鍵の在処はそこにあると感じています。

 


2日目、鋸南の大御所木版画家・今井俊さん登場。

 


テーマは「世界一汚いホーキ」。

 


ワークショップは2日間で終了しましたが、作家たちの作った「戦争ホーキ」は会場で1個¥300円で販売しています。
力作も多数あるので、かなりお得です。俊さんの「世界一汚いホーキ」も売ってます!
売り上げは全て寄付にまわします。

展覧会は8月31日(日)までです。
お近くの方は、是非足をお運びください。

 

 


コヅカ・アートフェスティバル2014:終了しました!

2014-08-06 | コヅカ・アートフェスティバル2014

コヅカ・アートフェスティバル2014、無事終了しました。
今年も山の中まで沢山の方にご来場いただき、ありがとうございました。

今回は大きな野外ライブを取りやめた事、会期を1週間前倒しした事など、運営上の新たな試みがいくつかあり、実行委員会としてはフェスの動いて行く方向を見定める年でもあったのですが、9日間全日晴天という奇跡的な大自然の後押しもあって、お客様からもアーティストからも「楽しい!」「来年も!」との声を沢山いただき、自然の中でお客様がアーティストと直に触れ合える「子供も大人も楽しめる野外展覧会」という在り方に、確信を得ました。

コヅカに集うアーティストたちは本当に多種多様で、運営側として全く統率がとれませんが(とる気もない)、各自が森の中で精一杯楽しんでいるヴァイブスが会場全体を覆い、それをお客様が感じ取り、五感をフル活用して会場を回られている様子を見ていると、このフェスティバルの目指している所を、お客様側にも理解していただけて楽しんでもらえている事に、大きな喜びを感じています。

また今年の成功は5年間を通してコヅカの森に関わり続け、山肌を自ら切り開き、表現の場を創り上げて来たアーティストたちの労力の蓄積の賜物であり、これからも続いて行くアートによる里山整備の実証として、目に見える成果が出ている段階に来た、と言えると思います。

他にもご協賛をいただいた方々、ボランティアで参加して下さった皆様、地元近隣の方の様々なご協力のお陰で、コヅカ・アートフェスティバルは成り立っています。皆様に深い感謝を捧げ今年の夏の一幕を閉じさせていただきます。

 

写真は8/2に予約限定ライブでライブペインティングした絵です。

搬出日の最後に、実行委員のこまちださんと森の家の扉を閉めた時、「あ~あ、なんにも無くなっちゃった~!」「終わっちゃった~!」「淋し~!」と二人で駄々をこねましたが、その辺はいい歳の大人なので、気を取り直してお互いに次なる目標に向かって旅立ったのでした。


コヅカ・アートフェスティバル2014:あと2日間!会場の様子諸々

2014-08-02 | コヅカ・アートフェスティバル2014

コヅカアートフェスティバル2014、いよいよ最後の2日間になりました。

本日夜19:00からのモーフの旅&奈良大介with宮下昌也ライブ、まだ空きがありますので、皆さん是非ご参加ください。


このブログではアートフェスの様子を毎日upしようと思っていたのですが、今年は紹介したいコンテンツがありすぎて、内容を迷っていたら2日間も更新でず、とりあえず、写真でサッと会場の風景の断片をご覧下さい。


ゲスト作家・小上馬和宏さんのタイダイワークショップ。昨日は家の息子たちも受講しました。(写真はこまちださんより)
最終日まで森の家で随時開催しています。

 


森の中の不思議なお店。コーヒーくろねこ舎。丁寧に入れてくれたコーヒーはとっても美味しかった!

 


自宅でもオープンアトリエを行っている工房アルコスのムリロさんも、週末はこちらのブースでバーナーワークのワークショップを開催します。

 


コジマユウジの怪獣の森。
この怪獣の絵がどこにあるか探してみて!

 


森の最深部、青海文庫は5年間のアートフェスの開墾の歴史をパネル展示。

 


江戸時代からのコヅカの森の歴史と、コヅカ・アートフェスティバルの社会的意義を解りやすく解説してくれています。


初参加とは思えぬ自然と調和した、規模の大きな素敵な展示をしてくれたあわコットンクラブ。
森の家からかまどの火までの道に、沢山のドリームキャッチャーを飾っています。
しかも数が日に日に増えてます。
ドリームキャッチャーを作るワークショップも毎日開催。

今年は野外展示が本当に充実していますので、是非、舗装道路を外れ山道をたどって見てください。
自然と人の手が織りなす小さなドラマが会場のそこかしこに見つかると思います。

 


山道にはセミの幼虫が出て来たこんな穴もあったり......。

 


最後2日間の森の家キッチンの担当はawanova。

バルコニーでは詩人の大島健夫の朗読もあります。

ギャラリーではシゲさんがデビルステックdeジャグリングワークショップでお待ちしていま~す!

 

 

 


宮下昌也と巡る悠久の旅