宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

梅の花が満開です

2014-02-28 | 自然
昨日からの暖かさで残っていた雪がやっと無くなりました。
今日は本当に春の香りがしていましたね。庭では梅の花が満開、うぐいすの鳴き声も聞こえました。


毎年こんな画像をupしている様な気もしますが、梅が満開になるこの時が最も春の訪れを実感するので、ついつい気分も上がってしまいます。


今日は蜜蜂も沢山来ていました。5年くらい前から飛来する蜜蜂の数が明らかに減っていて心配していますが、今年は復活しているかも。


蜂を追っかけて木登りする我が家の愛猫。スミマセン、最近すっかり猫馬鹿です.....。


今朝はアカガエル達の合唱で目を覚ましました。カエル達は明け方から昼過ぎまで、庭のあちこちにある水溜で美しい声を響かせていました。普段森の中に棲んでいるアカガエルが水の中にいるのは産卵の時だけだそうです。
写真手前で光って見えているのは2週間前、雪が降った日の間に1日だけあった気温の高い日に産みつけられたヒキガエルの卵。どんなに異常気象と言われても、季節の訪れには必ず順番があって生き物達は決してそれを外さない。この季節にはその当たり前の事に感銘を受け、この山へ来た頃の初心を思い出します。彼らと同じ様に生きて行きたい。

2度目の豪雪

2014-02-16 | 地域生活
この週末は一週間前に続き房総ではあり得ない豪雪でした。
着雪量は前回よりも多く倒木が道を塞いだりしましたが、2日がかりで道は開通。まだまだ庭には2回の雪で積上がった積雪が50cm以上残っていますが、山梨方面の被害状況を聞き及ぶと、やっぱり南房総だからこの程度ですんだんですね。海辺の方は雨だけだったそうだし、今日のお天気で雪が残っているのは鴨川では山間地だけになった様です。

雪の話もさすがに食傷気味ですが、一番降雪が激しかった14日夜9時頃の様子を写真でさらっとご報告します。


庭の様子です。全てが埋まっています。


膝までズッポシです。


家の周りは屋根から落ちてきた雪が積み上がって腰の高さまで雪の壁になってしまいました。


家に至る道側。この後夜半から雨になって、これ以上積雪は増えませんでした。



潮音の扉絵

2014-02-13 | 壁画・デザイン
ここ2日間は千倉の旧友・潮音宅に泊まり込んで絵を描いて来ました。


古い扉にはめ込んだ板に描いてほしい、とのご注文。
リクエストは月(それも新月に近い)と蓮、という僕のモチーフとしては王道系。1泊2日コースで夜中まで集中して描かせてもらいました。


ディティールはこんな感じ。

奥さんの純子さんのリラクゼーションルームの扉になります。でもまだ開業はしていない、あくまでプライベートな空間なので、この絵を見たい方は先ずは潮音とお友達になってね。

記録的降雪の中、かまどの火にお客様!

2014-02-09 | 地域生活
昨日2/8(土)は関東では記録的降雪となりました。皆さん、どう過ごされてましたか?


お昼過ぎには、我が家へ至る山道はこんな状態でした。


なんと、この雪の山道を歩いて登ってかまどの火にパンを買いに来てくれたお客様がありました!
お話を伺うと、コヅカ・アートフェスにも来てくれていて、天然村まちの縁側かもがわにも宿泊した事があるという鴨川通のご家族。


滅多にない雪のコヅカの森に遊びに来てくれて嬉しくなっちゃたので、庭でも記念撮影。


その後雪はさらに降り続け.....


9日朝の庭の風景。20年以上この山に住んでいますが、こんなに積もったのは初めての事。計ってみると積雪30cm。


車も埋まってしまいました。南房総でこれはあり得ない光景。


犬は喜び庭駆け回っていますが、人は一日中雪かきです。


下まで1kmの山道を家族総出で延々雪かきをします。それでも例年の雪なら一日あれば開通出来るのに、今回は半分も届きませんでした。明日も続きをします。下界に下りれるのは何時になるやら....。

義父の斧

2014-02-01 | 地域生活
広子さんが実家の物置を整理した時に義父の工具箱を引き取って来ました。
義父は船大工で漁船や漁具を作っていたそうですが、広子さんが20歳頃に亡くなっており、工具箱はそれ以来誰も開いてなかったようでした。手作りの工具箱の中にはノコギリ、差し金、カンナなどと一緒に2本の斧が入っていました。


ノコギリは錆がひどく使えそうもありませんでしたが、斧はきれいに研いだ状態に保たれていて、早速薪割りに使ってみたところ目から鱗が落ちる様な使い心地、薪が割れる、と言うよりは切れる、と言う感覚でした。最近もっと薪割りが楽になる様に新しいシステムの斧を購入しようか検討していましたが、持っていた斧の切れが悪いのは、単に道具の手入れが出来ていなかっただけだったと思い知らされました。


この斧で翠君が薪割りをしてくれましたが、半日かかると思っていた量が2時間程度で終わってしまったと驚いていまいた。ちゃんと手入れされた道具を使っての作業は、早いし、きれいだし、何より気持ち良い。義父は仕事が丁寧な人でいつも道具の手入れをしていたと話に聞いていましたが、30年を経て生き返ったその職人魂に孫である翠君が触れられて、感慨深いものがありました。



宮下昌也と巡る悠久の旅