宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

幼稚園の先生たちの研修会

2014-06-25 | ワークショップ

昨年10月に千葉市の幼稚園で行ったワークショップが好評だったようで、今度は幼稚園の先生たちの研修会に講師として呼んでいただき、「子供のためのワークショップ~発想と実技」というタイトルで講演とワークショップを行って来ました。

僕のワークショップは大人向けも子供向けも「受講者をいかに自由にさせられるか」という事にもっとも気を使うのですが、只々自由に!と言うとワークショッ プとしては成り立たなくなってしまうので、まずワークショップ自体の目的の設定から始まって、始めの導入とか、全体の流れの中のある程度の仕切りなどの加減を伝える内容にし、前半は2001年から行って来た様々なタイプのワークショップの実践についての話をし、後半は先生たちに園児の気持ちになってもらって、昨年行ったワークショップの内容を追体験してもらいました。


約50人の先生たちに大画面に思い思いに絵を描いてもらいました。

 


やはり皆さん大人なんで、園児たちの絵に比べると何処かしら制御が効いているというか、うまくまとまっています。

 


なんかどの絵も、とっても可愛い!

 


自由に、好き勝手に描く、という体験は大人になるとあまりない様なので、その感覚を少しでも思い出してもらえたかな?と思っています。




報告:6月上旬2つのライブペインティング

2014-06-23 | ライブペインティング

ブログのupが現実のペースに中々追いつきません。
6月上旬は毎年恒例の2つのイベントに参加してきました。


ひとつめは今年で14年目の参加となる長野県駒ケ根市のクラフティア・杜の市。毎年100号の大作を2日間で描き上げています。
今年は駒が池会場が池の整備で使えないため、例年より少ない出展者だったようですが、それでも200名を越すクラフトマン達の充実したマーケット、音楽、人形劇、大道芸などの見応えのあるパフォーマンスと、駒ヶ岳山麓の大自然の中で繰り広げられるアートな2日間を堪能してきました。

毎年参加していて仲良しになった、素敵なクラフトマンたちの作品をご紹介します。



同じ南房総から参加のフェルト作家おべひーた。独自の技法でのフェルト以外の様々な素材との組み合わせが妙!


こちらもガラスと真鍮を使った独自の技法で作品作りをしている露草工房(from岡山)。


バーナーワークのガラス工房「たまもの」(from滋賀)。


江戸時代から続く大麻農家八代目。野州麻紙工房(from栃木)の大麻繊維。
今週末6/28、29(土、日)は、野州麻紙工房のカフェギャラリー納屋に展示とワークショップのため伺うことになっています。


僕がライブペインティングをしている芝生ステージでは、開場と共に「アルプホルン駒ヶ根」のファンファーレが鳴り響きます。


若き凄腕大道芸人田中健太。今年は入沢国際サーカス学校の校長先生と「サーカスはリヤカーに乗って」という全国行脚をしています。どこかで出会ったら応援してあげて!


杜の市もう一人のライブペインター修也。幾何学文様で埋めていく緻密な絵だ。
僕「苦行っぽくない?」修也「それが楽しいんっすよ!」

 


今年の僕の絵はこんな感じ。
今年の作品は、伊那谷のサブニュマや房総半島のバディニャなど、全国にあるジャパニーズアフリカンコミュニティに捧げるオマージュです。
日本各地にジャンベを叩くグループが生まれ始めてからもう10年以上たちますが、長年活動を続けて来た彼らの音楽、ダンス、そしてライフスタイルに近年僕は大きく感動しています。
今の時代に一番必要なことを音楽やダンスを通して、友人たちに、子供たちに、彼らは伝え続けていると思います。

杜の市のあとは、パヤカの13周年祭へ。
展示と3枚のライブペインティングを行いました。


三線片手に奄美の島唄で会場を盛り上げる奈良大介。
今年もコヅカアートフェスティバルに来てくれます。


敷地内の満開のブーゲンビリアを贅沢に使ったステージ装飾。
右からBUN(カリンバ)、マロン(ギター)、パヤカトール(カリンバ)、ナオ(ギター)、そしてステージ手前にクリスタルボールのyuna。
豪華なセッションでした。



BUNさんたちのセッションからしす天(しす+天草)の演奏で描いた1枚。

 


2日間を通して描いた1枚。
ラクシュミーは昔から描いているモチーフですが、この蓮の花の中のラクシュミーは5月のツアーで初めてこの姿を現して、これが3枚目。僕なりのラクシュミー像が完成しつつあります。
龍のモチーフは昨年後半から頻繁に現れています。何故かな?何か大きなエネルギーの動きを感じていることが、この様に現れて来るのかもしれません。


オマケ画像。
伊那谷の友人にkidsTシャツを購入していただいたのですが、子供たちがあんまり似合っているんでパチリ!


報告:中部ツアー/ライブ編

2014-06-07 | ライブペインティング

杜の市のライブペインティングも終わり、来週のパカヤ13周年祭と夏のコヅカアートフェスティバルに向けての準備が始まっています。
もう一つ、今月末の6月28、29日(土、日)に栃木県鹿沼市にある野州麻紙工房さんのギャラリーカフェ納屋での展示&ワークショップが急遽決定しました。
鹿沼市で開催される「第3回 日本麻フェスティバル in 栃木」に合わせての企画です。

詳細はまた後日upするとして、ブログ上では中部ツアー報告の途中でした。続きをご覧ください。

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5月の中部ツアー、全部で5カ所をライブで巡りました。
各会場の様子と完成した絵を、写真で一気にお見せしたいとおもいます。

 

四日市のライブハウス・フルハウスにて。リハーサル中のラビットレコーズ。

 

この日完成したのはクリシュナの絵。

 

名古屋のトライバルアーツ。

 

ガネーシャ。

 

松坂市ターラのライブステージ。

 

ラクシュミー。

 

白熱のライブの後でみんなニコニコ。

 

高山市のピースランド。

この日もラクシュミーを描きました。ラクシュミーは2枚ともお嫁に行ってしまいました。

 

そして千秋楽の松本市サムサラ。

 

この日のライブもすごい迫力のある演奏でした。

ラーガが蒼いイメージで、シヴァを描きました。

 

4月の房総ツアーから数えるとこの2ヶ月でラビットレコーズと8枚のヒンドゥの神様の絵を描いたことになります。
kuriやモーフの旅といった僕にとってライブペインティングの相棒と言っていいミュージシャンとのライブでは、繰り返しコラボすることで生まれて来た、定型の様なペインティングのパターンがいくつかあります。

ラビットレコーズともヒンドゥ神話にモチーフを絞り込むことで、他にないライブペインティングユニットに成って来た感じがします。


宮下昌也と巡る悠久の旅