宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

開催中!「森羅万象・心穏やかにして展」

2014-11-28 | 展覧会

只今開催中のカフェギャラリーゑいじう(東京都新宿区)「森羅万象・心穏やかにして展」に出品しています。

 

「森羅万象・心穏やかにして展」その3

2014年11月24日(月)~12月9日(火)・11:00~19:00
(会期中無休/最終日16まで)

coffee&galleryゑいじう
新宿区荒木町22-38
tel&fax:03-3356-0098

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創作カレンダー展と共に毎年に開催されているゑいじうの年末企画展。
手作りカレンダー「里山花鳥風月暦」(只今製作中!)は搬入日に間に合わないのでカレンダー展へ出品していませんが、「森羅万象展」には毎年出しています。
今年は55名の作家が出品しています。

 

今年の作品はメキシコの手漉き紙アマテに描いています。

10年くらい前にジュエリー作家の吉田理恵さんに頂いたアマテですが、なかなか作品化できず今年になって最適の技法が見つかって、発表にこぎ着けました。
小品として何枚か仕上げましたが、好評で全て手元から無くなってしまっています。
オリジナルの独特の風合いを、ぜひご覧になってください。


報告:「クラモノ。」と「ちっちゃな文化展」

2014-11-24 | 壁画・デザイン

ちょっと過去に遡って、10月の活動報告をしたいと思います。

10月は栃木市嘉右衛門町の「クラモノ。」と静岡県掛川市の「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」で展示と公開制作をしたのですが、この二つのイベント、規模や地域の違いはあるもののコンセプトが近いイベントで、また「クラモノ。」は始まって4年目、「ちっちゃな文化展」は16年目と歴史の差があり、双方を比較すると、ここ15年くらいの地方文化とアートの関わりの変遷を垣間見るようで興味深かったのですが、その辺の話は後にして、先ずは「クラモノ。」の様子を写真でご覧下さい。

 


「クラモノ。」は倉の町・嘉右衛門町内の11の会場で展示、ライブ、出店などが行われるマーケットイベント。
今回はイベントテーマがアートという事で、カフェバザールさんより2日間の会期中に店内に壁画を公開制作する依頼を受けました。

 


お店の外へ出るとこんな感じ。
右が壁画を描いているカフェバザール。床屋さんを改造した店舗。
左が骨董品屋ツクモマメ。こちらではクラフト作家の出店や藍染めワークショップを開催。
どちらも昭和初期の建物。

 


ツクモマメ店内。
古い作りを生かして、スタッフたちが手作りで創り上げた素敵な店内。

 


お店の奥にはこんな台所が残っていました。

 


こちらカフェバザール店内。
壁面に作品を展示したこちらの部屋で注文をし、奥で公開制作を見ながら食事が出来る様にセッティング。
会期中のメニューはドリンクの他はお弁当一択。
このお弁当がすごい!

 


季節の素材を使った7種類の前菜(右上)、メインの肉料理(右下)、パスタ(左下)、2種類のデザート(左上)とスープ。
題して「秋を率いる自由の弁当」!

「これは何?」と思わず引き込まれる、様々な食感、味、香り、が次々にやって来る。
こんなお弁当食べた事無い!

 


お弁当について来るお品書き。

スタッフの皆さんが工夫と遊び心を持ち寄ってお弁当を作っている様は、正に食のアーティスト達。
これだけのお料理を出すお店なので、ファンも多いようで会期中も沢山の方が来店していていました。
カフェというよりレストラン。栃木の皆さん、是非行った方が良いですよ!



「クラモノ。」が開催されている嘉右衛門町は国重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、日光例幣使道の宿場町として栄えた江戸末期から昭和初期にかけての貴重な建造物を見て回る事も出来ます。
しかし、国が保存地区に指定したのは平成24年とごく最近の事。それ以前からかつての繁栄の後が残るこの街並に魅力を感じた若い人たちが、古い店舗を改造して始めたユニークなお店が自然に増え始め、「クラモノ。」の様なイベントが始まったとの事。

 


こんなおしゃれな雑貨屋さんも古い建物で、中に入ると梁がむき出しになっていたりします。

 


こちら代々続くお味噌屋さんの敷地内でのマーケット。奥の倉でライブもあったみたい。

 


古い街並なので路地が沢山あって散策が楽しい。

 


2日目、ツクモマメにアートクラフトパーティー登場!
久々の再会。1回目のコヅカ・アートフェスティバルに来てもらって以来大ファンです。

 



壁画制作も佳境です。

 


完成した壁画の前でバザールのみんなと記念撮影。
2日間、お世話になりました!

 

と、この後「ちっちゃな文化展」の話に続くのですが、「クラモノ。」で結構なボリュームになってしまったので、次回へ続く......。


報告:個展「いのちのかたち」@アサバ・アートスクエア

2014-11-19 | 展覧会

アサバ・アートスクエアでの個展が無事終了しました。


今年で4年目になったアサバでの個展は、僕の美術活動全般を俯瞰する展示が出来る貴重な場であると共に、時期的にも1年の間に各地で描いて来た絵が一堂に並ぶ、大切な節目の展覧会です。
お陰様でアサバを通して沢山のご縁がつながり、今年も沢山の方にお会いできました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

今年後半は9月の夜麦での個展に始まって、10月の栃木の「クラモノ。」での公開壁画制作&展示、静岡の「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」での展示&ライブペインティング、そしてアサバでの個展まで、充実した日々が続きました。
その分、ブログへの投稿がおろそかになってしまいましたが、合間にいくつかの注文制作があったり、特筆したい事もあったので、時間軸が前後しますがその辺の事も次回以降報告したいと思います。

年内の展示としてはこの後、11月24日からカフェギャラリーゑいじう(東京都新宿区)の「森羅万象・心穏やかにして展」、12月23日からギャラリー無寸草とづづ(東京都世田谷区)の「干支展」、12月27日から海猫堂(南房総市千倉)の「私のおもしろダルマ展」に出品します。

 

また、手作りカレンダー「里山花鳥風月暦」の制作に入りますので、今年もご予約受け付けます。
図案が出そろった段階で再度告知しますので、今年もよろしくお願いします。

 

それでは、アサバ・アートスクエアでの展示風景を写真でご覧下さい。

 


中庭の野外展示。
真ん中の丸い絵は、昨年の個展の際のライブで描いたアサバの所蔵品。
周りの絵は4~5月にインド音楽とのライブペインティングで描いた絵。

 


右上から左下に向かって、4月南房総白浜でインド音楽と、6月浜松パヤカでシスさんや天草やbunさんと、8月コヅカ・アートフェスでモーフと奈良さんと、10月掛川でkuriのkatuちゃんと、ライブした絵です。

 


4月に鴨川でインド音楽と描いた絵。

 


ギャラリー内に展示した、様々な自然素材に描いた小品たち。

 


これらの小品はアトリエでコツコツ作ってます。

 


6月にパヤカで2日間の公開制作で描いた、ラクシュミーとレッドドラゴン。

 


カフェは主に公開制作で描いた大型の作品を展示。
手前左の絵は、9月の1dayイベントでの公開制作。


左は9月に金束の古民家カフェ夜麦での公開制作、窓の左の小品は木の皮に描いたラクシュミー、右は3月に御前崎での公開制作、右壁の小品は2年前にチェンマイで描いた心象スケッチ。

 


左の絵もチェンマイで描いた心象スケッチ。右上の絵は20年くらい前の作品。
奥の部屋左は、4年前に描いたアサバ所蔵品。右は10月に掛川で描いた最新作。

 


10月に掛川で描いたこの作品は、僕にとってひとつの到達地点の様な絵なのだけれど、その辺の事は次回書きます。

 


麻でヒンメリ!

 


ワークショップは大好評でした。
子供たちの遊びで新たな形が生まれたり、このワークショップ、可能性の大きさを感じます。

 


ライブペインティングwith奈良大介

 


はじまり、はじまり.....

 


飛び入り。スロバキアのミュージシャン、マチェイ。

 


笛の音に触発されて木々が生えて来た.....

 


完成!
奈良さんの波動は、思った以上に繊細だった。


宮下昌也と巡る悠久の旅