宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

コヅカ・アートフェスティバル:クロージングライブ

2011-08-17 | コヅカ・アートフェスティバル2011
コヅカ・アートフェスティバル2011、無事終了しました!
徒歩でしかたどり着けない悪条件にも関わらず、今年も多くの方にご来場いただき、感謝の念でいっぱいです。そして何より参加アーティスト達の素晴らしい活躍に、多くのリスペクトを送りたいと思います。
2回のアートフェスを通して「人と自然をアートでつなぐ」というコンセプトは、里山に目に見える結果を残し始めました。アート作品及びアーティスト自身が自然の中にあることで、人々が山の中に身を置く場所ができ、各々のエリアをつなぐ道ができ始めました。人と自然の間をつなぐ触媒としてアートが機能している光景を目の当たりにして、静かな感動で身が震える想いです。この山では里山整備は労働ではなく創作となっています。
人と自然が作ったこの山の300年の歴史の中で、1stアートフェスがひとつの点なら、今年もうひとつの点が穿たれたことで線になり、未来へつながる道筋が見えて来たと言ってもいいと思います。
来年もまたこの場所で、多くの方の笑顔に会えることを楽しみにしています。

最終日の様子をupします。


NPO法人「森の蘇り」展示会場にて代表・大西義治さんのレクチャーの様子。

そしてめちゃめちゃゴージャスな顔ぶれの、クロージングライブ。


トップバッター、Yae with monkbeat。ヒグラシの合唱とともに、Yaeちゃんの歌声はさらに深く.....。


2番手、コイケ龍一ひきいるズングーカ。刻々と闇が訪れる魔境の時間。


蝉の声に変わってあたりを包む虫たちの歌声の中を、彼らと会話する奈良大介さんの太鼓が会場を練り歩く。飛び入りゲストのソロ・ケイタも登場して大いに盛り上がりました。


闇の中赤々と燃える炎。僕等の文明の原点がここにある。


トリの「モーフの旅」。満月の青白い光が会場を照らしはじめる。7ヶ月を越える海外バスキングの旅から帰って来たRyujiのサウンドは、見事にまわりとの一体感を作り出す。そこにからむパヤカトールの絶妙なネイチャーサウンド。まさに森が喜んでいる!

「たった一度の瞬間を、君はどうやって笑うのさぁ~......!」

最後は奈良さん、コイケさんも加わったセッションタイムで、素晴らしいフィナーレ!
大調和の時間を作り上げたミュージシャン達に深く感謝します。

この日の様子を伝えているRyujiのブログも見てね。

コヅカ・アートフェスティバル:いよいよ最終日!

2011-08-14 | コヅカ・アートフェスティバル2011
いよいよ最終日です!アーティスト達も続々集まって来て、一段とにぎやかになって来ました。


ついにライブペインティングを始めたこまちだたまお。


ヘナアートのtarawaちゃんもライブペインティング。


青海文庫の自然化学実験。焚き火でフラスコの水を沸騰させてタービンをまわす火力発電の実験を行いましたが、水蒸気の出力が足りず、タービン回りませんでした。残念.....。ということは膨大な火力で発電した電気で暖房するということは、とても無駄が多い訳だな.....。


女性に人気の手作り石鹸、しゅるてぃ屋。ステージ近くで出店中。


TRIPTRACKS 関田裕明の展示も作品数が増えてパワーupしています。南米でおぼえて来たマクラメ編みのブレスレッドも販売しています。

コヅカ・アートフェスティバル:野外展示(中村岳/遠藤めい)

2011-08-13 | コヅカ・アートフェスティバル2011
アートフェスも残すところあと2日です。
今日13日(土)は14:00よりエドワード・レビンソンさんのギャラリートークがあります。撮影に使用したピンホールカメラもいくつか持って来てくれるそうです。楽しみです、お聴き逃しなく!


昨日はちっちゃい子たちが沢山来たので、森の家のバルコニーは保育園と化していました。

皆さんアートフェスの趣旨と立地条件を理解して、自然を楽しみ、歩いて会場に来ていただきありがとうございます。


歩いて登って来ると、バンブービレッジの看板の道を隔てて反対側に、中村岳さんの彫刻「遡及空間」があります。この作品が見えるとアートフェス会場に入ります。


次に見えるのが遠藤めいさんの作品。目立ちますね、これ。遠藤さんは普段アーティスト活動をしている方ではありませんが、昨年のアートフェスに感銘して「自分もぜひ出展したい!」と強いアピールを受けました。経歴よりも”やる気を”大切にして行きたいアートフェスです。


夜は友人のライブがすぐ近くのシュガーソルトcafeであるというので、会場が掃けてから滞在アーティストみんなで繰り出しました。ライブの最後は太鼓セッションに.....。浩平、クラベス叩いてノリノリの図です。

コヅカ・アートフェスティバル:野外展示(バンブービレッジ/エサレンボディワーク)

2011-08-12 | コヅカ・アートフェスティバル2011

昨日はUZUのゲリラライブ、イイ感じの音が流れていましたが、結局僕はワークショップや他の事していてゆっくり聴けませんでした。残念!


アートフェス会場の入り口より、左に下る山道にこんな看板が立ちました。


素敵な竹林の道を歩いて行くと......


こんな橋を渡って......


森の中にぽっかり開いた明るい空間。Design Shop MACHIYA 来嶋洋介がつくる創作集落バンブービレッジ。竹を使った様々な創作が楽しめます。今日は竹ご飯炊くって言ってました。植物学者・梅本さんの自然観察会も毎日開催。アートガーデン・コヅカに生えている植物の魅力をいろいろ教えてくれます。


男の子に人気のバンブーブランコ。普段なかなかたどり着けないアートガーデン・コヅカの最深部、一度落ち着くと、外に出たくなくなる心地よい場所です。


ステージ下2段目に張られた純白のテント、ここだけ他と違う清涼な空気を感じます。鴨川ヨーガ主宰のかわぐちみおのエサレンボディワーク会場です。エサレンという言葉は初めて耳にしましたが、カリフォルニアで確立されたオイルマッサージだそうです。去年は南米を周り、先日インドのアユルベーダー修行から帰って来たばかり、世界を飛び回って癒しの道を探求するみお・じーのセッションをぜひ体験して下さい。要予約です。


コヅカ・アートフェスティバル:様々な自然とのコラボレーション

2011-08-11 | コヅカ・アートフェスティバル2011
アートフェスも後半に入りました。毎日多くの方が歩いて山道を登って来てくれて嬉しい限りです。


アキラーマンの倒した杉の木が、子供たちの天然アスレティックフィールドになっています。


昨日は森の家のバルコニーで、Akaneさんによるフラのワークショップが行われました。参加者が輪になってチャントを捧げているところ。ハワイの自然信仰に根ざしたフラを森の中で行うことで、よりいっそう自然との一体感を感じられた様です。


去年大山さんが途中まで作った東屋を存続させる「茶室プロジェクト」が、アーティスト有志で密かに発動しています。


この場所は一番暑い時間でも涼しいんですよ。掃除をして床の杉皮を敷き直して、くつろげる様にしました。蚊遣りには杉の葉っぱをいぶすと効果的です。壁も無い屋根の半分吹き飛んだ小屋で、蝉の声に耳を傾けて、究極の侘び寂びをお楽しみ下さい。


会場をめぐっていると自然とアートが織りなす絶妙な現象に出会います。『iorito』竹本ミツのグラフィックアートに、西日が木漏れ日となって、ちょうど絵の中心の太陽にそそぎ輝いています!日食ハンターの彼のことなので、ここまで計算して展示したのかと思いましたが、そうではないとのこと。しかし出来過ぎです!このミラクルはpm5:40頃見る事ができます。

宮下昌也と巡る悠久の旅