宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

報告:6月ツアー 前編

2015-06-28 | ライブペインティング

3週間に渡る6月ツアーより帰宅して、ようやく生活のペースを取り戻しつつあります。
帰って二日間はひたすら畑の手入れや草取りに没頭していました。この土地に生えている植物達のバイヴレーションに直に触れる事で旅モードに変化していた身体が、鴨川の気温や湿度や気圧などの生態系条件を徐々に思い出していくのを感じました。

ツアーの方は、予定していた3カ所での展示及び5カ所でのパフォーマンス(公開制作やライブペイント)から、さらに奈良大介さんとのライブペイントが2カ所増えパフォーマンスは7カ所となり、本当に充実したツアーとなりました。

各会場で受け入れてくださった皆さんには、感謝の言葉しかありません。
本当にありがとうございました。
お陰様で各地での新しい出会いと、必然のような再会と、沢山のリスペクトを頂いた夢のような日々を過ごさせていただきました。

思い出深い各会場での様子を報告しようと思いますが、今回なんとカメラを忘れてしまって自前の写真がまったくないのですが、Facebookにいろんな方がupしてくれた写真を拝借して記事にしていきたいと思います。
FBつながりの皆様に、ツアー中も随分サポートしてもらいました。
ありがとうございました。

 

 

さて、ツアーの出だしは6月6・7日の駒ヶ根「くらふてぃあ・杜の市」からです。

 

もう15年も続いている杜の市での100号公開制作。
100号の大画面を定期的に制作するのは年間でもこの時だけで、芝生のステージで繰り広げられる大道芸や音楽を聴きながら2日間かけての制作は、大切な年中行事となっています。

ステージのトリ、誰もがハッピーになる伊那谷のアフリカンリズム&ダンスチーム・サブニュマのパフォーマンス。

 

完成した作品。
ここで撮った写真を毎年ケイタイの待ち受け画面にしてくれている人もいます。
ありがとね!

 

杜の市ライブペインター3人衆!
左より連、修也、そして私。広い会場内のそれぞれ別の場所で描いているにもかかわらず、今年はみんなが大きな木のモチーフを描いていた。「いや~、シンクロしたね。」「同じモチーフを描いても全然別の物になるから、絵って面白いね~。」
イベント終了後にお互いの絵を見せ合って、言葉少なく語り合う絵描き同士の楽しいひとときでした。

 

お次ぎは天竜川を下って、浜松パヤカの14周年祭「虹色パヤカ祭り」へ。

 

パヤカに到着して待っていたのは、音楽ステージのタイムテーブル作りと出演者のためのフードチケット作り。(ついでに子守りのためのお絵描き教室)

 

僕がアタリをつけて、ユキミちゃんが清書してくれました。

 

一日目のトリ、サヨコとナラ&マロン。

 

この演奏で描いた絵。鳳凰だ。

パヤカでは他にも2日間の公開制作で完成した絵があるのだけれど、web上で画像が見つからなかったので、またの機会に。

 

 

パヤカの後は奈良大介さんと合流し、11日岡崎のONE LOVE STUDIO→12日春日井の十字の漢方→13日高山漫遊展オープニングとタイトなスケジュールでライブペイントを繰り広げる事に。

岡崎のONE LOVE STUDIOは、工場街の鉄工所の中にある音楽スタジオ。鉄工所のオーナーが仲間達とセルフビルドで創り上げたスタジオは機材も充実。まだまだ進化系で、こんな所にもひとつのパラダイスが存在しているんだなぁ、と感慨深かったです。

 

鉄工所の仕事が5時に終わると、スタッフがあっという間にステージを組み、ライブが始まる。

 

ここで知り合ったライオンのモチーフを描き続けている絵描きReddogさんがいい写真を沢山撮ってくれました。

 

 

翌朝は岡崎から春日井へ向かい「十字の漢方」という漢方薬局で、院長の晃太郎君とファシリテーター富田貴史君の陰陽五行に関するレクチャーと、奈良さんが演奏する約3時間の間に一枚の絵を描くパフォーマンスを行いました。

陰陽五行がテーマということで、僕が描き続けているオリジナルの太陽と月で表す陰陽マークを時間内に描き進める事にしました。

十字の漢方のFBページに動画もupされていますので、こちらもご覧下さい。

https://www.facebook.com/jyujikanpo?fref=photo

 

そして描き上がった絵は、その場でお客様が買い取ってくれました。
嬉しかったですね!ありがとうございました。

そんな感じで春日井には約5時間の短い滞在で移動。一路国道41号線を北上、夜には高山のピースランドに到着し、個展の搬入をすませ、翌日のオープニングを迎えるのでした。


 以下、6月ツアー後編に続く.......


宮下昌也と巡る悠久の旅