草木清明、風光明媚。24節季の一日。稲荷さまの桜は満開、ようよやく欅も、芽が起き始めました。
朝光に草叢くさむら)の露かがやけば 少年の日々よみがえり来る ー夢蔡ー
まだ枯れ色の目立つ草叢から、“ケーン”と一声、雉が鳴きました。矢車草は、菜の花の群落から少し離れた所で、数輪花を付け、昨夜の雨の水滴が、花の中に溜まっております。▼ 過って、 少年たちは、土手~河原が遊び場で,走り回っておりました。→
朝靄を雉ひと声のつらぬきし ー夢蔡ー
はれぬ思いを 流す春の瀬 ー群峰ー
晩春の白き山なみ見えし道 朝日に長き我が影を踏む ー夢蔡ー
次つぎと高気圧(晴れ)と低気圧(曇りor雨)が列島を横断します。 晴れた日は、裾野の奥に、国境のまだ白く雪を戴いた山なみが顔を覗かせます。ー朝の散歩時の詠草ー
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菜の花や 老農一人 畑に入る ー夢蔡ー
うぐいす鳴きて 谷渡り行く -群峰ー
老 農 子 は、本ブログに何回か登場いたしました。昭和元年生まれの、84歳です。彼は、いま、趣味の家庭菜園を楽しんでいる訳ではありません。出荷用のかき菜を摘んでいるのです。民草は、地を這い、頑張っているのであります。 〈夕がたの散歩時・詠〉
夕光の朱に染められし桜かな ー夢蔡ー
囀りかまびし 寝てもいられず ー群峰ー
沈む夕日に、朱紅色に桜が染められました。労農子は、鋤を荷って帰りました。「但だ願いをして違うこと無からしめよ」 ( 陶淵明→「どうか明日も収穫が沢山ありますように・・・。」 )
~付録ーー翌朝,同じ立ち位置のPHOTーー
朝光に白さ極まる桜花 ‘たちあがれ日本’ 則(のり)を正せよ ー夢蔡ー
七十代の皆さんが、‘たちあがった’ようであります。
論語ー為政-4 「・・・ 七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず」 つまり、「【矩】=定規ー規範を超えて間違いは犯しません。」と孔子様は言っております。本編では、「【則】=規範ー秩序ー制度」を使いいました。
安全な舞台装置に身を置いて、互いの平穏無事を確かめ合い、「向う受けするするようなパホーマンス!!」ばかり」が目立ち、かつ、民草の喝采浴びようと欲の張った輩が多い世相に見えます、。・・・とは、うがち過ぎ・・ですか。
短歌を老農子に贈ります。主語はあなたです。
ー夢 蔡 記ー