サイズがかなり大きくなりますが、できれば皆さんに見ていただきたくて、あまり縮小をかけずにアップします。
「オーストラリアの英雄」と題された手紙。慰霊碑前に置かれているのを早朝見つけました。
ジャック・バーンズというおそらく少年が書いたもののようです。
2009年、病気で亡くなった彼の友人の伯父さんについてです。
オーストラリア軍の兵士だった彼は第二次大戦中捕虜となり、広島の収容所にとらわれていました。そこへ8月6日の原爆投下。彼は自身がひどく傷ついているにもかかわらず、広島の女性や子供たちを助けたんだそうです。おそらく原爆がもとで癌を患った彼は亡くなりましたが、家族のヒーローだと綴ってあります。
バーンズ少年は後に元兵士の命を奪う元となるヒロシマの地でその死を悼むとともに、きっと我々日本人や世界の人たちに、彼の存在を知って欲しかったのだと思います。
朝いつも通り慰霊碑に手を合わせていてたまたま見つけたこの手紙。これもまためぐり合いというものなのでしょう。