本名正憲の朝イチ的ここだけ話

喋るだけでは飽き足らず…

好色増殖炉。

2010-02-10 21:34:57 | radio

「こうそくぞうしょくろ」・・・まあ確かにアナウンサー泣かせの言葉ではあります。やはりこれ関係のニュースだとちょっと集中力を高めねばなりません。他にちょっと難しいなと感じるのが「裁判員裁判」。「裁判員」単独だと問題ないのですが、「裁判」がつくととたんにややこしく感じます。うっかりすると「さいばいいんさいばん」になったり「さんばいいんさいばん」になったり。


僕は「ラ行」がことのほか苦手でして、どうもきれいに出ない。苦手意識があると余計に力が入ってうまく発音できない、こんな悪循環でしょうか。かつてブッシュ候補とゴア候補が大接戦を繰り広げた2000年のアメリカ大統領選挙、毎回のようにニュースに登場したのは再集計が行われたフロリダ州。この「ふろりだ」が僕にとっては鬼門でして、10回に1回くらいしかきれいに発音できないんです。まあ聞いている人にはあんまりわからないかもしれませんが、ベロの先っちょと上あご(上前歯の後ろあたり)の接触の加減が強すぎると「ふどでぃだ」になり、弱いと「ふろりら」になったり酷い時には「ふよいや」になったり・・・。ラ行の難しさはこの微妙なタッチにあると考えております。ラ行で忘れられないのが今を去ること8年ほど前、当時担当していた「おはようラジオ」の7時の交通情報に一時期外資系の証券会社がついたんです。メリルリンチ日本証券』。ただでさえ早朝のベロもアタマもよく回っていない時間にこのスポンサーは大変な難関として毎朝僕の前に立ちはだかったものです。この商売やっておよそ四半世紀、ラ行の発音は僕にとっていまだにテーマであり続けています。