本名正憲の朝イチ的ここだけ話

喋るだけでは飽き足らず…

Selle SMP コンポジットインプレ。

2008-11-15 23:52:35 | bike

早速コンポジットで試走に出発。まずはフラットな太田川放水路沿いを数キロ。ケツの具合も悪くはないんですがいまいちしっくりこない。どうにもハンドルが遠すぎるのでさらに1センチハンドル寄りにずらしてみると・・・、



「おおっ、こっこれは・・・」



ただそれだけで劇的に改善されました。サドル後部、湾曲した部分にスポッ、というかピタッというか、わしのケツがまさに「あるべきところに収まった」のです。特に下ハンを持ったときのケツのホールド感は絶妙でありまして、前のオリジナルのサドルはタマタマの裏あたりから坐骨にかけてにかなりの圧迫感があったのですが、SMPは「面」で支えているのが実感できます。パッドなしの一枚皮というのが信じられないくらいの乗り心地。荒れた路面での突き上げも、パッドが張ってあった前のサドルよりも格段に軽減されているのです。



さて今度は上りもやってみようということで、佐伯区の八幡川沿いを遡り湯来へ上がってみることにしました。





八幡川の遊歩道です。のどかな秋の午後。とても暖かくまさにサイクリング日和。



魚切ダムを超えてまだ奥に入り、極楽寺方面へ左折。このルートは以前MTBで何度も通ったことがあります。小さな渓谷沿いにオネオネと上る山道は結構タフで、頂上付近の「アルカディアビレッジ」周辺の上りが特にキツい。ですがコンパクトクランクの恩恵ですね、なんとか上りきりました。





コーナーを回るとまた次のコーナー、いったいいつまで上りが続くやら。絶望的な気持ちになりかけたころようやく峠の頂が見えてきました。たかだか4キロ程度の上り坂ですが、本当にいいトレーニングになります。





上りがあれば下りもありで。眼下に広がるは廿日市市。そしてその向こうが宮島です。この谷間を縫う九十九折を一気に下るのです。汗が冷えて寒かったぜ。



走行距離49キロ。100キロ以上乗ってみないと本当のインプレにはならないでしょうが、今のところSMPコンポジットには大満足です。極楽寺へはあえてずっとシッティングで上ってみたのですがそれでも痛みはゼロ。下りのハイスピードでも路面の突き上げ感は少なく、パッドがない分むしろシートレールのしなりが感じられて面白かったですね。そしてこれまでは20キロも走っていると血行を阻害された我がティムポ君が痺れを切らしていたわけですが(女性は痺れたりするんかな?)、それも全くありませんでした。まだ「とりあえず」のセッティングなのでこれからロングライドを通して煮詰めていこうと思っています。


サドル交換。

2008-11-15 23:03:53 | bike

こないだの向原110キロツーリングで坐骨の痛みとティムポ(失礼)の痺れに業を煮やしたワタシはさっそく自分に合うサドルを物色し始めたのです。白羽の矢を立てたのはSelle SMPというイタリアのサドル。独特な形状をしていますが、ネットで調べた限り評判もよろしいようで、このモデルならひょっとして痛みから救ってくれるかもしれないと。ただネックはなんといっても価格。新品で2万7千円あまりもするのです。これでハズレじゃあ泣くになけません。そこへちょうどヤフオクでお目当てのモデル「ストライクコンポジット」の中古が1万5千円で出品されてました。即決価格は1万8千円。しばし悩んでとりあえず1万5千円の最低価格で入札。様子を見てましたらやはりあと半日くらいのところでライバル登場、それを上回るのは1万6500円。もう即決価格まであと1500円。中古にしては高い買い物ですがえいっとばかりに落としちゃいました。それが先日到着。きょう早速装着してみました。



コイツです。なんともけったいなカタチしてますね。恥骨や尿道を圧迫しないように中央に穴が開けられているサドルは多いのですが、SMPはそれが極端に長く広い。そして平らではなく鳥のくちばしのようにデザインされています。



サイドから見るとこんな感じ。で、噂どおりコイツは実に敏感なサドルでして、前後、水平に対しての角度、それからペダルからの高さといった要素をいろいろいじくって最適のポジションを見つけてやらないといけません。体型は人それぞれですから、「この位置なら間違いなし」なんてポジションはありえません。結局何度も微調整を繰り返しては試走し、なんとか今のところの最適ポジションを出すことができました。僕の場合、サドルのノーズをテールよりも少し上げ、さらにハンドルバー方向へ近づけた、上の写真の位置でのケツのおさまりがよかったです。



やはり当たりキズなどが若干見られましたが、レールにキズも錆びも(高いくせにレールはチタンではなくスチール)なく、とてもよい状態でした。この「コンポジット」というモデルはカーボンのベースにただレザーを張っただけ。クッションは全くありません。「それじゃかえってお尻の痛みがひどくならんのん?」とお思いではないですか??柔らかいサドルにも乗ったことがありますが、僕にとっては気休め程度だったですね。むしろ硬いのが好みなんです。ただ一枚皮のサドルはさすがに経験がなくかなりの冒険ではありましたが・・・。


さっそくインプレッション。明日は雨が確実なので、頑張って走ってきましたよ~。


余談ですが・・・、



安全装備のバックミラー(ブラックバーン社の「ロードミラー」)。ロードにこんなものは邪道かもしれませんが、一度使うともう手放せません。何しろ安心感がちがう。いちいち後ろ振り向かなくてもいいというのがどんなにラクなのかは使ってみなきゃわかりませんぜ。ブレーキフードにベルクロで固定する方式なので、右側のフードがそのぶん太くなってしまいますが、あんまり気にならんです。ただ自転車を立てかけるときに気を使います。まあ、いちいちはずせばよいのですが。



前から見るとこがいなグワイです。ミラーは非球面でして距離感がつかみやすく映る範囲も広い。大袈裟ですがやっぱり使いやすくないとね・・・。