本名正憲の朝イチ的ここだけ話

喋るだけでは飽き足らず…

禁煙マニア?川根教授。クイズもあるよ~

2007-05-29 00:04:08 | radio

ゴゴイチの禁煙講座でおなじみの日本赤十字広島看護大学教授、川根博司サンの研究室にお邪魔しました。今回は「マニア道」ちゅうことで・・・。
川根先生とのおつきあいは5年ほど前に遡ります。2001年の12月26日に最後の一本を口にして以来(このときの一本はニコチンパッチを腕に貼ったまま深々とキャスターマイルド1mgロングを吸い込み、ニコチン過多になって周囲が回り出したというものです。こりゃヤバイと思ってあわてて消して、以来1本も吸っておりません)、タバコを吸わずにおり、翌年のある日、当時担当していた「おはようラジオ」の放送で、「実はタバコをずっと吸っていないんです。どうやらやめられたらしい。」かなんかのお話をしました。それをたまたま聞いておられた川根先生が、購読していた山陽新聞に「広島のアナウンサーが本番中に禁煙宣言をしていた。マスコミももっと禁煙運動に積極的になるべきではないか」と投書され、それが掲載されている記事をファクスしてくださったのです。要するに先生のお褒めに預かったというわけ。こちらも広島で積極的に禁煙運動を展開しておられる人がいることをそこではじめて知りまして、廿日市の研究室までご挨拶と出演依頼にうかがったのが最初です。以来「おはようラジオ」から「ゴゴイチ」と、私は先生とともにタバコの害を訴えてきました。おかげ様でちらほら、「番組のおかげでタバコをやめました」なんていうお便りがきます。ものすごくものすご~く嬉しいです。ひとりがタバコをやめると、周りのみんな、そりゃ物凄い数の人たちが幸せになるのです。つまり臭い空気を嗅がずに済む。受動喫煙の被害から逃れられる、家計が助かる(これが実は一番大きいかも)などなど。先生のおかげなんです。
で、今回取材で5年ぶりに研究室を訪ねました。大変お忙しい方なので、付き合いは長いのですがお会いしたことは数回しかありません。いつもニコニコ、本当に優しい教授です。学生さんにも慕われてるんでしょうなあ。



川根先生は、たとえば「週間金曜日」のおなじみ「買ってはいけない」タバコ編を執筆されるなど、国内の禁煙運動の先駆的、かつ中心的役割を果たしておられます。国際学会などにも頻繁に出かけられ、行った先でいろいろ珍しい禁煙グッズを入手しているのです。今回、先生が所蔵しておられる珍しいアイテムの数々を取材してきたというわけ。上のカワイイワンちゃん(ダルメシアンらしい)のマスコットは、「Puffree」(パフリー)という名前。子犬のpuppyとタバコを吸うpuffを引っ掛けて、Puffree「タバコを吸わない」という意味を持たせているそうです。アメリカ禁煙学会のオリジナルキャラクターで、ネット通販もしているそうですよ。



今回の目玉はコレ。オーストラリアで実際に売られているタバコ。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、右上の赤い棒状の物は、実はタバコによる動脈硬化がおきた人間の血管。赤い血管から白いものが出ていますが、血管の中にこのような白い物質が溜まり、終いには詰まらせるそうです。無論、亡くなった人から取り出したものでしょう。
もっとエグいのが左上。血管が詰まって壊死を起こした足の指。すでに人差し指は欠損しています。これもタバコの害によるもの。そしてその下がヘビースモーカーの口。歯はヤニで汚れかなりひどい歯周病に犯されています。唇に潰瘍がみられますが、これはガンなんだそうです。タバコの発ガン物質の仕業です。
箱にこんな写真があってなおこれに手を出す(しかも相当高いらし)というのは逆に言えば勇気がいることなのかもしれません。が、喫煙率の低減には効果があるようです。ま、当然でしょうが。一方日本といえば・・・。少なくとも広島市民球場の喫煙所は、通路に設けてはいけないでしょ。ビールや軽食を買ったりトイレに行ったり、そうした人たちがすべてモウモウとした煙の中を通らなきゃいけないんです。それに火のついたタバコは危ない。僕は久しぶりに外野席で野球を見て、カープが負けたことより何よりそれが残念でした。



ちょっと前になるらしいですが、禁煙マークがついたブラとパンティ。トリンプあたりが作ったのかな?その上にある御馴染みの禁煙マーク。あれれ?これ何だ??わかった人はコメント欄に書き込んでね。ボケも大歓迎!ちなみに「きょうの数字」と同じく賞品はな~んもありません。