本名正憲の朝イチ的ここだけ話

喋るだけでは飽き足らず…

「雨後の月 純米大吟醸」ウマ~

2007-04-18 23:06:16 |  sake

苦手だった(と思い込んでた)純米酒が結構好きになり、抵抗なく楽しんでおります。で、本日イッちゃいましたのは、呉市仁方の名門、相原酒造サンの「雨後の月」。いまでこそ純米やら吟醸やらがもてはやされておりますが、相原サンとこはそのブームのはるかに前からチャレンジしていらしたんですねえ。だから気合も味も違うってもんですぜダンナ。



吟醸まではよくありますが、大吟醸クラスで純米は珍しいんじゃないっすかねえ。あんまりオイラ聞いたことありません。大吟醸にはアルコール添加したほうが香味がよくなるそうですね。言っておきますが、アルコール添加しておろうが純米だろうがオイラ自身は全然偏見ありません。アル添を頭っから混ぜ物と、飲まずにバカにする人も多いようですが、それも蔵元のウデの見せ所、客の味わいどころ。むしろアル添は一般的にキレと旨みのバランスがとれていて僕にとっては好みのタイプなのです。あ、話がそれた。この純米大吟醸、つめたーく冷やして頂きましたぜ。ほれ、グラスがええぐわいに曇ってるっしょ。ひとくちクピリ。いや~実に華やかな香り。なんだろ。リンゴかパイナップル系でしょうか。口当たりはさすが大吟醸。スッキリ。



日本酒度+4はやや辛口程度でしょうか。でも後味は広島の酒らしくほのかに甘さが残ります。これが実に後を引くのでもう一杯、あ、もう一杯・・・。キリリと折り目正しさの奥に優しさが垣間見えるというタイプ。肴は不要ってとこですが、キッチンでこんなのを発見!



広島名物「がんす」。西区己斐の小さな総菜屋さんのがオイシイのです。魚のすり身のフライですけど、オーブントースターでちょいとあぶってカリッといただくのがよろしい。ちなみに「雨後の月」には合いませんでした。やっぱビールか。