冷蔵庫のマイタケが、いよいよ最後になった。
振り返ってみると、今年のマイタケシーズンは短かったが、内外に様々なドラマと学びとがあった。
外では、
変な爺さんとの競争と言うか分かち合いがあった。
新しいミズナラの木の発見もあった。
思うに、舞茸の魅力に惹かれて、本気で向き合うからこそ、ドラマが生まれるのではないかな。
見つけた時の喜びは、やっぱり『舞』タケ
深山のミズナラ、しかも、巨木にしか生えない
きっと、山の神様が選んだ特別な木にだけ生えるんでしょう。
料理でも、
色々な発見があった。
美味しいキノコを、より美味しく食べたいから工夫をするし、そのおかげで、発見があって進歩もする。
今年は、下ごしらえの仕方と、天ぷらの揚げ方かな。
いずれも、山の神様から授かった恵みであり知恵なのだと思います。
さて、この秋最後のマイタケ料理。
どうするかは、保存を始めた時点であらかた決まっていました。
天ぷらとお吸い物です。
こういう部分を使いました(画像の左側ね)
大きくて、香り・食感・味を楽しめそうなところを残しておいたんです。
このサイズだと、本命が天ぷら、対抗がホイル焼きってところかな。でも、やっぱり天ぷらに軍配が上がります。だって、純粋にマイタケを味わえるんだもの。
で、残っている部分を集めると、
こうなります
これは、お吸い物で決まりですね。
こちらも、薄い味付けでマイタケの味と香りとを堪能できる。
早速始めますが、既に細かいレシピは、先日紹介してあるので、留意点だけ。
※薄力粉は網でふるっておく。 卵水とともにしっかり冷やしておく。具材も
※油との温度差が衣を美しく開かせます
※油温は高め(175℃ぐらい)
※1回揚げる度に、揚げ玉やカスをしっかり掬い取る
※『花揚げ』にする時は、浮いてきたらスプーンで衣をかける(温度高すぎたかも)
これは、余った衣で揚げたかき揚げ
ここまで来ると、衣を使い切る段階なので、『花』は付けません。
嗚呼、今年最後のマイタケの天ぷら
マイタケのすまし汁とともに
いただきます!
いやあ、堪えられない美味しさですなあ。
実は、冷凍保存分は、多少残してあるんですけど、これだけの味と香りは、多分、来年まで味わえないでしょう。
マイタケ君、今年もたくさんの感動をありがとう!
来年もよろしくお願いしますね。
ここから、マタギ家の食卓は、晩秋のキノコにシフトチェンジする予定なんですけど、まだ、どうなるか分かりません。
山の神様、天気の神様、残り僅かな期間、どうかよろしくお願いいたします。