山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ありがとう、舞茸!

2023年10月28日 | キノコ料理

 冷蔵庫のマイタケが、いよいよ最後になった。

 振り返ってみると、今年のマイタケシーズンは短かったが、内外に様々なドラマと学びとがあった。

 外では、

 変な爺さんとの競争と言うか分かち合いがあった。

 新しいミズナラの木の発見もあった。

 思うに、舞茸の魅力に惹かれて、本気で向き合うからこそ、ドラマが生まれるのではないかな。

       見つけた時の喜びは、やっぱり『舞』タケ

       深山のミズナラ、しかも、巨木にしか生えない

 きっと、山の神様が選んだ特別な木にだけ生えるんでしょう。

 料理でも、

 色々な発見があった。

 美味しいキノコを、より美味しく食べたいから工夫をするし、そのおかげで、発見があって進歩もする。

 今年は、下ごしらえの仕方と、天ぷらの揚げ方かな。

 いずれも、山の神様から授かった恵みであり知恵なのだと思います。

 さて、この秋最後のマイタケ料理

 どうするかは、保存を始めた時点であらかた決まっていました。

 天ぷらとお吸い物です。

       こういう部分を使いました(画像の左側ね)

 大きくて、香り・食感・味を楽しめそうなところを残しておいたんです。

 このサイズだと、本命が天ぷら、対抗がホイル焼きってところかな。でも、やっぱり天ぷらに軍配が上がります。だって、純粋にマイタケを味わえるんだもの。

 で、残っている部分を集めると、

       こうなります

 これは、お吸い物で決まりですね。

 こちらも、薄い味付けでマイタケの味と香りとを堪能できる。

 早速始めますが、既に細かいレシピは、先日紹介してあるので、留意点だけ。

 ※薄力粉は網でふるっておく。 卵水とともにしっかり冷やしておく。具材も

 ※油との温度差が衣を美しく開かせます

 ※油温は高め(175℃ぐらい)

 ※1回揚げる度に、揚げ玉やカスをしっかり掬い取る

 ※『花揚げ』にする時は、浮いてきたらスプーンで衣をかける(温度高すぎたかも)

       これは、余った衣で揚げたかき揚げ

 ここまで来ると、衣を使い切る段階なので、『花』は付けません。

       嗚呼、今年最後のマイタケの天ぷら

       マイタケのすまし汁とともに

 いただきます!

 いやあ、堪えられない美味しさですなあ。

 実は、冷凍保存分は、多少残してあるんですけど、これだけの味と香りは、多分、来年まで味わえないでしょう。

 マイタケ君、今年もたくさんの感動をありがとう!

 来年もよろしくお願いしますね。 

 

 ここから、マタギ家の食卓は、晩秋のキノコにシフトチェンジする予定なんですけど、まだ、どうなるか分かりません。

 山の神様、天気の神様、残り僅かな期間、どうかよろしくお願いいたします。