おかえりなさい うめみや あぷり
きっと かえってくる
しんじていた
そのひが くる
かならず くる
しんじていた
おかえりなさい
あなたの こきゅうは
わたしを
いろどってくれる
こんなにも
あざやかに
わたしも
このよろこびを
せいいっぱい
つたえましょう
あまいかおりに
おもいをこめて
おかえりなさい
あなた
初めて見つけました
陽気に誘われて、職場の昼休み、散歩に出かけると、
ほころび始めたウメ
数輪だけど見つけました。
やっと咲いたんですね。
これでも、当地としては、かなり早い開花だと思います。
普通の年は、ウメとサクラが、ほぼ同時期に咲き始めます。
嬉しくなって、近所の公園に行ってみると、
紅梅は、まだ つぼみ
でも、僅かですけど
本当に僅か
朝日を受けて喜んでいる
ああ、花の季節
「ありがとう。」
春の到来を教えてくれたことに感謝の言葉をかけたら、
「私も、待っていたんです。」
そう言って、『あぷり』さんが、今の思いを語ってくれました。
梅は、遠い昔から日本人の心に春の喜びをもたらし続けてきた花です。
春告草とも呼ばれるそうです。
本当に、その通りだと思います。
そして、こんな呼び名もありました。
風待草
北風の季節が終わり、春を告げる東風が吹く日を待ち焦がれて咲く花という意味のようです。
『あぷり』さんは、この東風を待っていたんですね。
東風吹かば・・・ の詩は、道真公の個人的な想いだけでできたものと思っていたけど、日本の季節の移り変わりと風物の変化を的確にとらえた詩でもあったわけですね。
春の喜びと共に、日本という国に生まれた幸せを感じることができた散歩になりました。
『あぷり』さん、これから暫く、マタギにも春の喜びを分けてくださいね。
よろしくお願いします。