思うところがあって、シュークリームに何度目かのチャレンジをすることにした。
前回作ったのが1月の初め頃で、それなりにうまくできたという思いもあったのだが、納得できていないところもある。
仕上がりとしては悪くないんです。ただ、
クリームの入る空間が狭い
理由を考えたんだけど、生地の配分が問題だったんじゃないかと思い当たったんですよ。
前回の作品は、ケーキに近い仕上がり。目指したいのはパイに近い仕上がり。そう考えると、バターが足りなかったんじゃないかなというところに思い至ったわけなのです(パイ生地ではバターの割合がすごく高い)。そこで、材料の割合を変えてみることにしたんです。
前回の割合 水60,牛乳60,薄力粉60に、バター50g
これを、
今回の割合 水60,牛乳60,薄力粉60に、バター60g
にしてみました。作り方は、前回と同じです。
・水牛乳バターを沸騰させて薄力粉をよく混ぜたら、少し冷まして
・溶き卵を加えて、柔らかすぎず固すぎない程度のペーストになるように混ぜていきます
※絞り出しやすくて、潰れない程度を目指す
※今回は卵90g(1個半ぐらい)使いました
・搾り袋に入れて、キッチンペーパーに落としていきます
・てっぺんをちょっと濡らして、ナイフで十字に切れ目を入れて
・200℃のオーブンで20分
きれいに焼けましたよ
問題はここからです。
切ってみると、
おおっ!
この空間が欲しかったのよ!!
たっぷりの生クリームを入れて
出来上がり!
どうぞ、召し上がれ!
大絶賛でした。ああ、うまくいって良かった。
やっぱり予想通りでした。バターの割合が変わると、仕上がりも変わってくるということね。
しかし、面白いですね。これって、所謂、科学実験ですよ。
ただ、ちょっと違うのが、新しい知識・技術と共に、美味しさと笑顔が増えるということ。
台所って、なんて楽しい実験室なんでしょう。
台所さん、また、楽しませてくださいね。
ありがとうございました。