山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ナメコが転じて…

2019年10月28日 | キノコ料理
 採ってきたナメコを改めて見ると、なかなか良いじゃない。量は大したことないかもしれないけれど、食べ頃の大きさだし、結構、軸の太い子が多いのだ。
 ナメコに罪はないのだが、ナメコ採り人が見ると、やっぱり、その善し悪しを評価してしまう。基準は、主に2つある(あくまでも私見ですが)。
 1つめは、カサの状態。お菓子の『きのこの○○』みたいな状態のナメコは、かわいらしくて最高みたいに思えるかもしれないが、ある程度熟達した天然キノコ採りマンは、あまり手を出さない。採るのは良いけど、帰宅後の後始末が面倒なのだ。(詳しくは後日)
 開ききって、裏側が茶色くなってきた子も、あまり嬉しくない。固くなった上に、虫つきが多いようですね。
 とすると、ベストは。若々しい半開きの子です。下ごしらえもしやすいし、食べても美味しくてボリューム満点。このようなキノコが嬉しいですね。
 2つめが、軸の状態。ムチッと太くて白い足が嬉しいです。(こちらの説明も後日)

美男美女のキノコ達です(虫だし開始直後)

 今回は、この半分を常備菜状態にしてから、お向かいに届けました。


冷凍にすれば1ヶ月以上もちます


 さて、残りのナメコ料理は、また娘に譲ることになるので手持ち無沙汰だ。冷凍庫に保存しておいたトビタケを1パック解凍して調理する。

  ≪トビタケの炒り煮≫
 (材料はトビタケのみです)
 下ごしらえの部
 ・パックごとぬるま湯に入れて約20分待つ
 ※ぬるま湯は40℃ぐらい=お風呂ぐらい
 ※パックに空気が入って浮いてくるようなら空気を抜くか、落とし蓋などで沈める
 ・柔らかくなったトビタケを触ってみて、柔らかければ繊維に沿って割く
 ※固ければ包丁で繊維に垂直に細く切る
 ・サッと洗ってから水分を軽く絞る
 ※今回は手で割く方でした

 調味料の部
 ・煮付けの最強トリオ(酒、みりん、醤油(各1))
 ・顆粒だし
 ・ごま油(小さじ1)
 ・サラダ油(適量)

 調理の部
 ・まず、鍋かフライパンにサラダ油を敷く
 ・点火後、トビタケを入れて炒める
 ・酒・みりんを入れ、顆粒だしを加えて混ぜる
 ・間をあけずに醤油も加えて、すぐに弱火に
 ・トビタケと調味料とを和えながらのんびりと煮詰まるのを待つ
 ・水分があらかた飛んだらごま油を回しかけて和えて出来上がり

トビタケの炒り煮(何故か)

 結局、夕食は、下のようになりました。

和の膳にイタリアンが紛れ込んでいる


 キノコ料理3種と、妻が予定していた山形名物とが組み合わさった晩ご飯です。山形名物は、菊のおひたしと芋煮汁。キノコ料理は、さっき作ったトビタケと前回採取したナメコとコガネタケです。したがって、今回の収穫物の出番はなくなっちゃったんです。
 それでも、美味しかったからめでたいということで、チャンチャン。(サバも旨かったよ)