山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

サンマ料理(後半)

2019年10月07日 | 日記とレシピ
 毎度のことなのだが、石巻の叔母が送ってくれる海産物は、素晴らしく鮮度が良いものばかり。これを、美味しく調理できるかどうかというのは、私にとってすごく楽しみでありつつ、かなりのプレッシャーになっている。刺身にしろ寿司にしろ、鮮度の良いうちに上手く捌かないと勝負にならない。
 今回は、受け取ってすぐに刺身を堪能できたので、第一関門クリア。でも、まだ半分以上のサンマが残っている。これを最後まで美味しく調理するのが次の課題。そのために頭を悩ませてしまう。こんな風に、一筋縄ではいかないのが常なのだ。
 しかし、料理の仕方を調べたり試したりして、何とかするのだ。そうして、美味しくいただいた旨を叔母に報告する。すると、喜んだ叔母は、大量の魚を「これでもか」というように、また、送ってくる。現在は、この繰り返しの最中にあって、二十年以上が経過している。
 これを私は、密かに『石巻からの挑戦状』と名付けており、この挑戦状をクリアするのが、楽しみになっているのだ。
 さて、今回のサンマは、残り11匹。サンマちゃんの瞳を見ると、薄く曇り始めている。刺身みたいな生食は、やめた方がいいかな。『目黒のサンマ』は、もう一度食べたいから、塩焼き用に5匹を確保しましょう。と、すれば、あと6匹。これは、甘露煮ですね。やっちゃいましょう。

 ≪サンマの甘露煮≫

下ごしらえの部
 ・サンマをサッと洗って頭と尾びれを落とす
 ・ワタはついたままで、5~6片に筒切りする(今回は6匹分)
調味料の部
 ・酒、醤油、みりんを各大さじ2(煮付けの黄金比)
 ・砂糖と酢も大さじ2加える
 ・顆粒出汁を適量
 ・しょうが1片を薄切りで準備

全部入れてから、水と顆粒出汁を足します

調理の部
 ・圧力鍋に、上記の全てを入れる
 ・水を加えて、ひたひたにする
 ・加圧から約10分、弱火で加熱し続ける
 ・消火後ピンが降りたら、蓋を開けて再度熱し、煮詰めていく
 ・水分が切れそうになってきたら、焦げ付く前に火を止めて出来上がり

ピンが下がるまで、かなり暇です(この間20分ぐらい)


つまみ食いすると嬉しくなった(成功)


 この作り方だと、サンマの美しさは消えちゃうけど、骨も気にせずに食べられます。加えて、甘塩っぱくて魚臭さもなし。実はこれ、我が家の人気メニュー。みんなの喜ぶ顔が目に浮かびます。
 残るは、塩焼きだけ。今回の『挑戦状』は、クリアできそうでほっとする。
さあ、次は何を送ることが出来るかな?逆に、何が送られてくるかな?楽しみは尽きません。