山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

季節の変わり目

2019年10月09日 | 日記
 まどろみを遮る寒気が
 一枚のハンカチで
 (多分それは濡れていた)
 私の頬を撫でて
 過ぎ去っていった

 嫌々起き出して
 シャワーを浴びた身体に
 何を羽織ろうか

 昨日と同じでは
 寒すぎる

 けれども心は
 明らかに嫌っている

 来たるべき季節の
 重苦しい鎧を
 身に纏いたくない

 あの
 乾いた生地につつまれた
 軽やかな感触よ
 もう少し
 傍に 居ておくれ
マタギ


 ラッキー!本日は、降水確率100%だったのに、傘も差さずに散歩が出来てしまった。
 「山粧う」季節にはちょっと早いんですけど、そこそこに変化を始めています。

ちょっと早いんですけど、『粧い』は始まっています

 季節を一番先取りしているのは、多分、動物たち。その中でも、昆虫は常に、私のイメージの先を進んでいるような気がする。セミ時雨が収まってきたかと思うと、コオロギやバッタの虫の声が、いち早く秋の訪れを教えてくれる。

めったに姿を現さないけれど、奏でる音楽で存在を知らせてくれる

 鳥たちは群れをなし、季節の進行を伝えてくれる。
 植物は、素直に季節を伝えてくれるものと、勘違いする奴とがいて面白い。

初夏から咲き続けている睡蓮


季節を間違えちゃったツツジ?


セイタカアワダチソウは順当に開花していました


 そして人間は…。
 間違いなく季節は進んでいる。それは、生き物の諸相からも、肌からも感じとれる。でもねえ、『重い鎧』は身に纏いたくない。もう少しで良いから、爽やかな季節の感触に包まれていたいと感じるのは、私だけでしょうか。
 今朝、何となく思ったんです。これから、重たい季節に入っていくなあと感じた、一山形県民のつぶやきでした。