お座敷都市開発

計画性のない箱庭的乱開発でおうちの中が増々カオス。

#31022の組替え(その2)…クレーンキャリア

2015年01月13日 00時00分14秒 | レゴ(オリジナル)
第二弾も箱形キャビンモノ…今風な顔つきのクレーンキャリアです。流石に旋回体より上のクレーンは無しです。キャリアが好きなだけで、クレーンはついで…ですから。まぁ、現実的にはセット内で作れる筈も無く。

オールティレーンクレーン、レゴの製品的な言い方をすれば、モバイルクレーン…の、クレーン部分を取り外した状態です。大型の物では、クレーンを付けた状態では公道を走れない物が結構あり、装甲車のようなキャリアだけが走っているのを見た事がある人も居ると思います。日本では4軸以上のものが多いです。

折り畳んだブームを避ける為に、極限まで低く抑えられたキャビンのクレーンキャリアが大好きなのです。



構成はこんな感じ…今回は試しに2ndモデル(モンスタートラック)のシャーシを流用しています。前回のトラック用シャーシと同じような物に見えますが、トレッドが2スタッド広いです。

…なので、実際は、モンスタートラックの上物だけの組替え…という事です。

公式の組替え用シャーシなので、強度は充分なのですが、その分パーツは喰っていて、余りパーツでキャビン他を作らなければいけません…最初からパーツ数が少ないのは難易度が高いのか低いのか?



オールティレーンの2軸は日本では見た事ありませんが、LTM1030-2.1等が実在します。タイヤが大き過ぎるような感じもしますが、整地されていない工事現場の悪路走破を目的としているキャリアなので、このゴツいタイヤでも間違いという事は無いと思います。実際、リープヘル(ドイツ)のラインナップには、通常よりも悪路走破性を強化した特殊な物もあります。



後ろから見ると、キャリアだけ…という設定だとしてもまだ艤装前のイメージでしょうか。実車はクレーンを降ろした状態でも、もっと面構成ですし、アウトリガーとかも要りますね。

タトラ等の多軸トラックで悪路を走破する…という競技の動画を見た事がありますが、クレーンキャリアでも参加出来そうな気がします…どうなんだろう。

#31022の組替え(その1)…2軸トラクタ

2015年01月12日 00時27分54秒 | レゴ(オリジナル)
#31022の組替え第一弾…この少ないパーツ数で、キャブオーバー型のトラックを作ってみたかったのです。

ちょっと古い2軸トレーラーヘッドのイメージですが、タイヤが大きいので、パリダカのトラック部門あたりに出場する用に作られた、艤装前のシャーシ…とか、そんな感じでしょうか。



普通に組んだら箱型にすら出来ないので、少し考え方を変え、基本は線的な組み方で、残ったパーツを使って出来るだけ面を感じさせる…テクニック製品のような見せ方で作ってみました。

フェンダーとフロントパネルさえ何とかなれば、あとは線で繋いでいけば箱型キャビンに見えるものです。

最近はトレインばかり作っているのでトレインビルダーと思われているかも知れませんが、トラック系を中心としたテクニック製品ばかり作っていた頃の方が長いので、その感覚は困った時に開ける引き出しとして案外役に立ったりします。何でも経験しておくものです。



少し使い方にコツがいりますが、ヘッドライトのテクニック系パーツ(x346)が効いています。

絶対的なパーツ数が少なく、癖があって扱いにくいセットですが、カーブスロープやベクトル変換系パーツがそこそこ入っているので、結構オイシイ…とも言えますね。この癖を制すれば、なかなか味が出て来て面白くさえあります。



お洒落な赤いフレーム…のように見える工夫をしています。実際には赤いパーツはほとんど入っていないのですが、視角を読んでうまく配置すると、それらしいイメージに仕上げる事が出来ます。

パーツの関係で後輪のフェンダーはさわりしかありませんが、「その線の先を感じさせる」位置を吟味すれば、全体のボリュームを感じさせるモデルを作り上げる事が出来る…と、まぁ、今回初めて知りました。

まぁ、悪い言い方をすれば「スカスカなモデル」ですが、実際に手に持った感じは悪くありません。手と脳がうまく誤摩化されている…というか、ちょっと面白い感覚です。

ところで…トラック系モデルを作るの、凄く久し振りな気がする…と思って調べてみると、前回は2009年7月って!…5年以上ブランクがあったのですね!

時間が経つのは早い。やりたい事はさっさとやっておかないとすぐに死んじゃいますよ>自分w

別府鉄道 DB201+ハフ7(6幅Ver.)

2014年09月19日 21時53分10秒 | レゴ(オリジナル)
DB201とハフ7は、国鉄の昭和59年(1984年)2月1日ダイヤ改正に行われた集配貨物列車の大幅な削減の煽りを受けて廃止に追い込まれてしまった播州地方の小さな鉄道、別府鉄道で活躍していた車輌です。

梅田やJAMでの京阪神間ライバルネタ→新快速117系→山陽本線→土山駅(別府鉄道、土山線の国鉄連絡駅)…といった繋がりです。とても個人的な思い入れのある昭和の風景なのですけれども…。



もう少し前なら、「新快速に乗って土山駅を通過する時に、時々マッチ箱のような客車が止まっているのを目にした記憶がある方もおられるでしょう…」的な書き出しが出来たのでしょうけど、既に廃止から30年も経過しているので、それすらも無理がありますね。

つい先日のような気がするくらい記憶は鮮明なのですが、検索した画像や動画のクオリティーを見ると、大昔感満々ですね。

あの、2軸車特有の「ガツン!ガツン!…」と尻の割れ目を直撃するような(笑)ジョイントの衝撃が、今でも忘れられません。



この2輛、レゴ復帰してすぐの頃に、少ない手持ちパーツをやり繰りして8幅で作った事があり、いつかは6幅化出来れば…と思いながら10年の月日が流れてしまいました…もう、なんか、最小単位が10年とか大味な時間解像度がイヤになりますね。



ディスプレイモデルと割り切って、フレームのようなものも再現してみたり。2軸車は、ボギー台車のクリアランスとか考えなくてもいいので、ハイレゾモデル向きかも知れませんね。

土山駅を再現して117系と並べると、当時の記憶がもっと蘇って来るでしょうか。

何とも古いネタ…と思われるかも知れませんが、当時でさえも、時空が捻れてしまったのではないのか?…と思うくらい、時代錯誤な風景だと感じていましたからね。



分解図…例によって、縦やら横やらのトンチキな組み方なので、動力装置が入る隙はあまり無い感じです。ハフ7の客室窓は、箱根組の応用です。横桟を省略して素直に1×2×2の窓を並べると、PF機器が余裕で入るんですけどね。

最中よろしく左右から挟み込む式キャビンとか、BD201の方がテクニカルな組み方です。こちらはPFでの動力化は絶対に出来ませんね。赤いナンバープレートの高さを実車同様4面同じにする為に、かなり頭を捻らせています。

来年のJAMに持って行くとか、そういう事は考えていませんが、最近ちょっと流行っている小型モデルの動力化にはそそられますね。レイアウトの隅にポツンと置いておくのも情緒があっていいものですが、本当に走行が出来ないモデルなのか…と問われると、まぁ、案が無いわけではないのですが…と、意味深な事を書いてみたり。

国鉄 キハ58とキハ65…とか。

2014年08月18日 02時32分39秒 | レゴ(オリジナル)
設計だけは1箇月前に出来ていたのですが、梅田の準備とか色々バタバタしているうちに発表する機会を逸していました。都会の電車ばかり作っていたら、急に故郷のローカル線を走っていた気動車急行を思い出してしまって…現実逃避という話もありますが。

まぁ、JAMまであと1週間足らずですし、今更じたばたしても仕方が無い…というか、やる事も無いので、そこそこ熱いうちに来年のJAM用に色々計画だけでも立てておこうかと…。

先の30000系と同じく最初からHG&凸隠し仕様で考えてみましたが、旧設計のキハ35系と混在させても意外に違和感が無いですね。



最終的にはキハ28やキロ28を加えた急行編成を目標として、取り敢えず…

(1)客用ドア表現の違い(引き戸と折戸)
(2)屋根表現の違い(張り上げ屋根と通常屋根)
(3)客用窓表現の違い(一段上昇式と上段下降・下段上昇式)
(4)エンジンの違い
(5)塗り分けの違い

…の表現が可能かどうかを検証する意味で、キハ58とキハ65を作ってみました。



キハ65の窓は以前作成した165系と同じ表現でいいとして、キハ58の一段上昇式をどうするか…と、頭で考えてもなかなか回答が出て来ません。

該当するクリアパーツも無いし…とか、つべこべ言わずに適当なブロック積めば何とかなるものです。困った時の1x2クリアブロックに1x1ブロックが各1個、1x2プレートと1x1プレートが各2個…と、1枚の硝子を表現するのにえらくコストが掛かるっぽいですが、なんか、結構イイ感じです。

窓廻りの赤帯は、実車に倣ってキハ65よりも上端を1プレート低くしてあります。これで、165系や113系と並べても矛盾は無い筈です。



キハ58(左)の顔は、パノラミックウィンドウの後期型を想定しているので、キハ65(右)と基本寸法は同じです。

この微妙な後退角!(笑)…113系では0.5ブロック(=1.25プレート)分の後退でしたが、今回は0.5プレートという、絶妙な後退角にしてみました。この差分のしわ寄せは屋根に来てしまうので、いつも吸収させるのに苦労しますが、なんとか問題無く隙間無し仕様で。

運転席窓周辺を囲む赤い塗り分けは、乗務員ドア(窓)の横組と組み合わせて、エッジにRがついているように見える細かい配慮をしてみましたがどうでしょう。

客用扉は、引き戸であるキハ58(左)は0.5プレートの凹み、折戸であるキハ65(右)は0.5ブロック(=1.25プレート)の凹みとして差を付けてあります。

ステップ部分は台車側マウントです。上記5項目にはありませんが、台車の違い(コイルばねと空気ばね)も簡単に表現してあります。



こだわりの床下機器(笑)…これがやりたくて作った、とも言えます。

奥が横置きのDMH17Hエンジンを2機積んだキハ58。シリンダーヘッドと反対側の狭いスペースにそれぞれ燃料タンクがあり、そのセットが車体中心に対して点対称に配置されています。中央にあるのはラジエーター。エンジンは一見4気筒に見えますが、実物も2気筒で1ブロックに見える構造になっています。DMHの「H」は8気筒という意味です。

スペースが無いので、燃料タンクはエンジンと一体に作ってありますが、外観上は問題無いと思います。細かい機器は省略していますが、ツメツメ。こうやって見ると、2エンジン車に発電機を積めない理由が分かります。

手前は水平対向12気筒のDML30HSDエンジンを積んだキハ65。こちらのエンジンは1気筒1ブロックに見える構造なのですが、1機エンジンとはいえ、12気筒全部を表現するスペースは無いので、省略した表現にしてあります。

燃料タンクは横置き、その後方には発電機があります。勿論、キハ28に代わってキハ58にも給電可能です。



真夏のクソ暑い日に限ってこういう編成がやって来たりするんですよね~(笑)。迷わず冷房付きのキハ58に飛び乗ったら…あれっ? …冷房効いてないやん!

発電機の無いキハ58だけでは、屋根に乗ってるクーラーは只の死重にしかなってないのです。

まぁ、今だったら、窓を全開に出来るので、却って嬉しいかも知れませんけどね。

※キハ35のエンジン、こちら側はクランクケース側なので、シリンダーヘッドは見えない筈…なので間違いです。以前の記事中画像も同様です…すみません。



最終的にはキロ28を加えたキハ58系&キハ65で編成を組んだ急行列車にしてみたいのですが、気動車の醍醐味はゴジャ混ぜデコボコ編成にありますね。

好きな輛数にアレンジ出来るので、曲線抵抗が大きくてパワーが厳しい時や、電池が減って来た時でもすぐに減車出来ますしね(笑)。

日本国有鉄道 117系、ロールアウト!

2014年08月08日 04時07分35秒 | レゴ(オリジナル)
117系、落成しました。阪急百貨店うめだ本店で開催中の「鉄道模型フェスティバル2014」に、京阪 旧3000系とあわせて、古き良き時代の京阪神間デッドヒートを奏でた強力なライバルを投入しますよ!

阪急でのイベントと聞いて、何て素敵なタイミング何だろう!…と今迄に無い勢いで完成させてしまいました。熱い!熱過ぎる(笑)。おまけに薬師山さんが同時代の主役、京都線特急車輌である阪急6300系を、何と!このタイミングで完成!…という、奇跡とも言えるサプライズ!



40ポッチ級をこの密度で一気に×2編成って、超弩級の手の遅さを誇る(笑)自分にとって、画期的ですよ…勢いって凄いですね。イベントの力って恐ろしい。何かを狂わせる魔物のようなモノが潜んでいます、絶対。



…構想から3年、いや、このブログを始める前に試作した物を含めると、10年くらい前になってしまいます。ちょっと個人的には感慨深いです。

117系はギリギリ原色が残っている状態ですが、どれくらいの人が知っているのでしょうか。80年代、新快速といえばこの117系だったんですけど…今となっては単なる地味ネタなのかも知れませんが、自分の中では颯爽と登場した当時の記憶が全然色褪せないのです。



動力車を調整中の図。重いバッテリーを駆動台車の上に置くのは当然として、バランスを考えて、受信機はトレーラー台車側に配置。箱根細工組の上下を配線が往復しています。バッテリーの交換はちょっと面倒です。

どうしても思い浮かんだネタをCADでどんどん起こしていくと、リアル化途中のモノが置いて行かれて、だんだんモチベーションが下がってしまいがちですが、イベントという起爆剤があって良かったです。色々修正は加えましたが、時間差の関係で、実のところ、自分スキル的には既に旧型設計なのですけれどね…。

まぁ、実際に完成させてしまうと、結構満足感はあります。タンのハーフトレイン窓が高価だったので、やめてしまうワケにも行かなかった…という貧乏性も、この際後押ししていたかもしれません(笑)。

完璧とはいきませんが、気になる所は次作へフィードバックして、より完成度が高められれば…と。

ところで、週末は台風が直撃っぽいのですが、やっぱり強風に逆らって根性で搬入する感じなのかな(笑)。実は、台風男です(笑)。