左官屋ルークの日記

一左官職人が愛犬「ルーク」の名を借りて、本業の左官職や趣味、家族愛について語る。

コナトール2号

2006-11-08 23:55:44 | 本職
「環境に優しい」とはよく聞く話だ。
ルーク工業もかねてより「環境に優しい」を心がけ職場に反映している。
その一つがこの記事に映像が載せられている「コナトール2号」。
一体何を目的に作られたのか?

現場でモルタルをミキサーでこねるとき、異状にセメントの粉が舞い散る。
この粉が災いし、近くに止めてあった自動車に粉が付着してクレームとなり、全塗装の羽目にあったことがある。実際そのようなことにならなくても作業員の健康、近隣への配慮等を考えると、舞い散る粉塵をどうにかしなければならない。

ルーク工業では、かねてよりセメントの粉を集塵するため、試作機コナトール1号を現場で使っていたが、重量が重く使い勝手も悪かったため、いつの間にか使われなくなっていた。(集塵力は抜群だったが)そこでルークは最近、軽量で作業性がよく、集塵効率共に兼ね備えた「コナトール2号機」の製作に着手し、ついに完成に至ったのである。まだ現場で使用していないが、試験運転を見ていた作業員達の反応は一応いい感じである。

それにしてもコナトールとは安易な名前だが、左官の道具は似たり寄ったりなのである。ちなみに、狭いところにモルタルを詰める道具は「ツマール」。材料を攪拌して混ぜる道具は「マザール」「マゼラー」。コンクリートを敷いて、まだ柔らかいうちに乗って仕上げる時、足に履く道具は「アルゲーター」などという。

さて、この次にアップする時は実際に現場で活躍している「コナトール2号」を紹介しよう。

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